ホーム > 県政情報・統計(県政情報) > 広報 > 広報専門員情報 > 「ひょうご☆キラリすと」Vol.32 増岡 由紀子 さん(Apple kids) 川西市

ここから本文です。

更新日:2014年11月20日

増岡 由紀子 さんApple kids) 川西市

Apple kids 代表 増岡 由紀子さん

 元気な地域づくりの担い手を直撃インタビュー!キラリと光る活動や人柄をご紹介します。
 「児童虐待防止推進月間」でもある11月は、オレンジリボン運動など、児童虐待防止に関するさまざまな啓発活動が行われます。虐待という問題が起きないためにも、地域ぐるみで子育てをすることが大切だと言われています。川西市に、1~3歳の子どもたちとお母さんが集う子育てサークル「Apple kids」があります。子どももお母さんも和やかな表情でサークル活動を楽しむ「Apple kids」。代表の増岡由紀子さんにお話を聞きました。

大切なこどもの、大切なおかあさん

プログラムを進行中の増岡さん

 「Make a circle, big big big…」公民館の一室から、楽しそうな英語の曲が聞こえてきます。この日は、Apple kidsが月2回行う定例のサークル活動の日。会員である20組ほどの親子が参加し、リズムに合わせて体を動かすことで想像力や表現力を養うリトミック、絵本の読み聞かせや工作などを行っています。こうしたプログラムを、英語を交えて進行しているのが、元英語教師の増岡さん。2児の母でもある増岡さんがApple kidsを立ち上げたのは、約12年前のことでした。

・・Apple kidsは、どのようにして誕生したんですか?
 1人目の子どもが生まれて、市が開催する母親学級に参加した際、そこで友達になった人たちと、頻繁に自宅に集まるようになりました。集まる人が増えてきたので、「公民館とかを利用して何か活動ができたらいいな」と思い、市に相談したところ、サークルを作るという方法を教わり「Apple kids」が誕生しました。しかし、活動して1年ほど経った頃、第2子妊娠をきっかけに、いったん活動を休止することにしました。すると、「Apple kidsは、いつ再開されるんですか」という問い合わせが、市に数件寄せられたんです。そこから活動を再開。「サークルに来たいという人がいなくなったら、辞め時かな」という心構えでいますが、毎年会員は途切れず今に至ります。子どもが小さい時は自分も周りの人に助けてもらったので、今は「次の世代のお母さんを後押しすることで、恩送りができたら」という気持ちで続けています。

食育教室「ピザ作り」

・・集まって、どんなことをするんですか?
 今日のような定例の活動以外に、ハロウィーンやクリスマスなど季節のイベント、のり巻きやピザ作りなど食育の講座を行ったりします。ピザ作りの日は、まず『ピッツァぼうや』という絵本の読み聞かせをするんです。すると、子どもたちが「ピザ、何それ?野菜をのせるの?」と興味を持ってくれ、いざピーマンや玉ねぎなどの苦手な野菜を目の前にしても「ちょっとだけのせてみようかな」とチャレンジするんです。苦手な野菜が克服できると、子どもにも自信がつきますし、お母さんにとっても喜びなんです。Apple kidsでは、「苦手な野菜も1つだけ食べましょう」や「踊りましょう、英語で言ってみましょう」といった強要はありません。子どもたちには、興味を持ってもらい「なんか楽しかった」という思い出を持ち帰ってもらいたいと思っています。小さい頃からABCが読み書きできる必要はなく、「英語って、楽しかったな。できて、うれしかったな」という記憶があると、将来自分で進んで勉強するようになるんですよ。

お母さん同士いろいろな話をする

・・会員の方からは、どういった声がありますか?
 お母さん同士いろいろな話をすることで、「気分がリラックスできた」と言ってもらえます。また、私自身も先輩ママとして自分の育児の話をしたり、相談に乗ったりすることがあります。よく「みんな踊っているのに、この子は踊らないんです」という相談を受けます。そんな時は「私の子どもも小さい時は消極的だったのよ。でも、幼稚園、小学校とあがっていくにつれて変わっていくから大丈夫」と、自分の経験談を話します。私もそうでしたが、子どもが積極的に取り組めることが、キラキラして見えるんですね。「子どもは、自分の鏡。自分の子育ての善しあしを映し出しているんじゃないか」、そんな意識があったのかもしれません。その一方で、家ではできなかったことが、外に出たら意外にできている、なんてこともあります。いろいろな活動を通して自分の子どもの意外な一面を発見することで、「私の子育ても、安心な部分があるんだな。焦らなくてもいいのかな」と思ってもらえたら、うれしいです。

マスコットキャラクター「Apple」ちゃん

・・Apple kidsは、これからどんな場所でありたいですか?
 このApple kidsのキャラクター「Appleちゃん」をはじめ、工作のキットなども手作りして、子どもが見てかわいいと思えるものを使いたいと思っています。Apple kidsでは、アットホームな雰囲気を大切に、これからも子どもにとってはもちろん親御さんにとっても居心地のよい場所として、サークル活動を続けていきたいです。Apple kidsは1~3歳の子どもが対象で、大きくなったら卒業していくんですが、実は卒業した後もサークルに来たいという親子がいてくれるんです。私自身、英語のほかに科学が好きなのもあって、小学生向けに科学を学べる教室なんかも広げていきたいと思っています。また、子育て世代のお母さんが、自分の子どもが大きくなったら、今度は地域の中で先輩ママとして関われるようなきっかけ作りも行っていきたいと思っています。

 意外な発見だったのは、集団の中での行動が子どもによってさまざまなこと。増岡さんの顔をじっと見る子、歩きまわる子、畳の上に寝転ぶ子など、十人十色です。子どもの多様さ、自由さに驚く一方で、内心「今は絵本の時間みたいだけど、聞かなくていいのかな」と、戸惑いも感じました。それは、大人として集団に同調することが当たり前になり、子どもは大人のようにはいかないということが、実感として分からなかったがゆえの戸惑いだったのかもしれません。
 「家の中で、その子にかかりっきりになると、視野が狭くなりがちになるけど、ここに来ると、いろんな子がいて、さまざまな子育てがあるということを見て感じてもらえるはず」と、増岡さん。「例えば、泣いても放っておくタイプのお母さんには、泣いた子をすっと抱っこしたり、何に機嫌を損ねているか聞いたりと、あやし上手なお母さんを見てヒントにしてもらえたら」と、続けます。

子どもを抱きしめる増岡さん

 リトミックの最後には、曲中に流れる「I love you」というフレーズに合わせて、お母さんと子どもが抱き合うという曲目がありました。「I love you」のタイミングで、お母さんが手を広げると、あら不思議。それまで自由に歩き回っていた子も、うれしそうにその腕の中に戻っていきます。それを見ていると「母親のもとに戻ってこない子はいない。子どもは大切、だからこそ、そのお母さんも大切なんだ」と思わずにはいられません。地域ぐるみで子育てをする大切というのは、地域のいろんな人の目で子どもを見るということと、さらに、ほっとできたり悩みを相談できたりする場所があることで、親が地域や社会とつながっているところにあるのだと感じました。(清水)

〇Apple kids〇
Apple kidsは川西市中央公民館で、月2回親子英語サークルを開いています。
ご興味のある方は、こちらの電話番号までお問い合わせください。
Tel 072-740-1179(川西市こども家庭部こども家庭室子育て・家庭支援課)

「まちの子育てひろば」について〇
親子が気軽に集い、仲間づくりを通して子育ての悩みを話し合ったり、お互いに情報交換等を行う「まちの子育てひろば」が、県内に約2,000か所開設されています。
県では、地域ぐるみの子育て支援を一層推進していくため、「まちの子育てひろばコーディネーター」によるひろばの運営支援や「ひろばアドバイザー」「動く・こどもの館号」の派遣などによる「まちの子育てひろば」の活動支援を行っています。
ひろばでは、親子(原則未就学児)を対象に、絵本の読み聞かせや人形劇などの遊びを提供したり、子育ての相談に応じたり、親子体操、工作、季節の行事などの様々な体験活動が行われています。

-主な活動内容
◆場の提供
保育所、幼稚園、児童館など様々な場所で、誰でも気軽に集える「場」の提供
◆情報交換
子育てに関する情報交換
◆子育て相談
「ひろばアドバイザー(保育士、幼稚園教諭、保健師など)」などによる子育て相談
◆体験活動
県立こどもの館による「動く・こどもの館号」や「ひろばアドバイザー」などによる親子の様々な体験活動やふれあい活動

-「まちの子育てひろば」を開設しませんか?

大人5人以上のグループであれば、「まちの子育てひろば」として登録することができます。現在、県内に約2,000か所のひろばが開設、登録されています。あなたも「まちの子育てひろば」を開設してみませんか?

こんな方々が開設しています
・保育所、幼稚園、児童館などの施設
・自治会、子育てサークル、ボランティアグループなど

ひろばではこんな活動をしています
・親子が集う場づくり
・子育て情報交換・子育て相談
・絵本の読み聞かせや人形劇などの遊び
・昔あそび、親子料理教室などの体験活動等

ひろばに登録すると次の支援が受けられます
◆「動く・こどもの館号」の派遣
県立こどもの館の「動く・こどもの館号」をひろばに派遣し、体験活動指導員が絵本の読み聞かせや人形劇、工作づくり、伝承遊び等の実践指導を行い、ひろばでの親子の活動を支援します。
◆「ひろばアドバイザー」の派遣
子育てに関係する有資格者や遊びの指導等ができる「ひろばアドバイザー」をひろばに派遣し、お母さんたちが抱える心配や悩み事の相談を受けたり、遊びなどのアドバイスを行います。
◆「まちの子育てひろばコーディネーター」による支援
県民局・県民センター等に配置している「まちの子育てひろばコーディネーター」が、子育てに関する情報を適宜提供するとともに、ひろばでの企画や運営に関する相談などに応じ、ひろば運営を支援しています。
まちの子育てひろばの開設や運営の支援をご希望の場合は、最寄りの県民局・県民センターのコーディネーターにお電話ください。

県内に設置されている、「まちの子育てひろば」一覧や、ひろばの開設に関する詳しい情報は、下記ページをご覧ください。
http://web.pref.hyogo.lg.jp/kk17/matinokosodatehiroba.html

お問い合わせ

部署名:企画県民部知事室広報課

電話:078-362-3016

FAX:078-362-3903

Eメール:kaigaikouhou@pref.hyogo.lg.jp