ホーム > 県政情報・統計(県政情報) > 広報 > 広報専門員情報 > 「ひょうご☆キラリすと」vol.42浅見真一さん(一般社団法人兵庫県子ども会連合会 事務局長)神戸市

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更新日:2015年9月17日

浅見 真一さん (一般社団法人兵庫県子ども会連合会) 神戸市

浅見真一さん

 元気な地域づくりの担い手を直撃インタビュー!キラリと光る活動や人柄をご紹介します。
 みなさんの地域には「子ども会」ってありますか?子ども会で活動したことのある方は、どんなことが思い出に残っているでしょうか?スポーツ、集会、野外活動など、子ども会によって活動内容は様々です。また、時代のニーズに合わせて変化もしてきました。
 でも「子ども会」発足の原点を知ると、捉え方・関わり方が変わってくるかもしれません。今、子ども会に求められることは?子ども会だからできることとは?その問いに、「防災」という観点から向き合う一般社団法人兵庫県子ども会連合会の浅見真一さんにお話を伺います。

地域とつながる、心をつなげる

子ども会のはじまりは、江戸時代の「子供組」とも言われています。「子供組」は、7歳から14歳くらいの子どもたちによる地域づくりの集団。地域の年中行事や祭りを執り行う中で、年長者が、秩序や新しい知識、遊びなどを年少者に教え、活発な交流が行われていました。子ども会の原点には、子どもの目線から地域を知り、地域の課題を考え、地域をつくっていこうとする役割があったのです。その後、戦争や高度経済成長を経て子どもたちを取り巻く環境も大きく変化する中で、「子ども会」の在り方もずいぶん変わってきました。


 河川を見学する子どもたち

・・「子ども会」はどんな現状なんですか?
 現在、兵庫県内には3500の子ども会があります。我々子ども会連合会は、市町の子ども会の活動が活発になるようにともに歩み、支援を行っています。昭和50年代には50万人いた子ども会会員の人数は、現在16万人とずいぶん減っています。この背景としては少子化の影響もありますが、地域の中でのつながりが希薄化していることが大きな要因です。時代背景や生活スタイルが変わってきた今、子ども会の地域での役割が変化しているように感じています。

 

防災活動を開く浅見さん

・・子ども会の活動の一つに「防災学習」を取り入れようとしているのはどうしてですか?
 私は、「阪神・淡路大震災」の被災者でもあります。神戸市内の自宅で被災したんですが、壁が倒れて道路は歩けない、避難所情報も全く入ってこない状況でした。目の前の家から出火して近所の人と一緒に消火活動をし、家財道具の下敷きになったおばあちゃんを助け出すなど、地域の人たちと力を合わせて難局を乗り越えました。このときほど近所に住む人たちの大切さを強く感じたことはありません。災害など思わぬことが起こったときに頼りになるのは、結局近くにいる人なんです。
 今の日本は単身世帯が増え、隣近所のつきあいを面倒だと感じる人が増えて人と人との関係が希薄になりつつある「無縁社会」とも言われます。だからこそ「つながり」を大事にした防災学習活動を提案しているのです。
 大きな地震災害を体験した兵庫から全国に発信することはとても大きな意味があると思いますし、未来のために発信し続けていく義務があるとも感じています。


防災活動ハンドブック

・・「つながりを大切にした防災学習」が重要ということですが、具体的にはどんな内容ですか?
 県内各地で防災プログラムを展開しています。子どもと直接関わる体験学習もあれば、子ども会を運営する側の大人を育てるためのワークショップもあります。どんなプログラムでも意識しているのは、参加者同士をつなげるプログラムを作るということ。意見交換する場合であれば、3人くらいの少人数で行います。少人数の方がコミュニケーション取りやすいですしね。話をしっかりする機会をつくって、その場だけじゃなく翌日以降もつながっていけるような人間関係の構築を目指します。


「防災まちあるき」参加の子ども

・・子ども向けプログラムの一つ、「まちの再発見!防災まちあるき」はどんな内容ですか?
 子どもたちがチームにわかれて防災・減災の視点で自分の住むまちを歩き、災害に強いところや弱いところを発見していきます。災害のときに避難できそうな場所や、危ないと思うものを探して記入する専用のシートには、「まち行く人に聞いてみる」という欄もあります。これがとても大事なポイントなんです。

「防災まちあるき」ワークシート

「このあたりでどんな災害が起こると思いますか?」
「災害への備えとしてどんなことをしていますか?」
「防災のことでボクやワタシに伝えたいことはなんですか?」

まちの人にインタビュー

子どもたちは、地域の人に勇気を出してインタビューします。大人は答えるためにしっかり考えます。防災について一緒に考える機会になるだけでなく、大人と子どもが自然とコミュニケーションをはかる機会を生み出します。子どもたちは現場で撮影した写真や地域の人へのインタビューなどを踏まえ、「防災マップ」を完成させます。地域の人とのふれあいを通して、人と支え合うということ、地域の中で自分にできることを探すという気持ちを養うきっかけになってほしいと思います。

 

防災マップづくり

・・これからの子ども会に必要なものは?
相手の顔が見えるからこそ、支えたい、助けたいという思いが沸いてくるものです。「災害への備えが大事」「自助共助の精神」をいくら学校で習っても、人と関わらなければ理解を深められないのではないでしょうか。知識の蓄積だけでは、身体は動かないものです。また、体験学習が大事だとよく言われますが、体験だけでも意味がありません。一緒に体験した相手と話をすることで自分の考えが整理され、学びにつながっていくのだと思います。要するに、全てはコミュニケーションが重要と言えるのです。

まちの人との交流

 子どもたちが年齢・世代を超えて人とつながる力を育むことは、防災の観点からだけじゃなく、進学・就職・社会に出てからの人生にも生きてくると思います。これからの社会をつくっていく子どもたちには、自分一人でも生きられるとは思って欲しくないのです。人と人とがつながる力が弱まってきている時代だからこそ、つながりを学ぶ場として、子ども会を見つめ直してみてほしいと思います。





 兵庫県子ども会連合会事務所にて

 私も幼い頃、子ども会のお楽しみ会にワクワクして参加した記憶があります。でも“子どもを卒業”すれば当然のように子ども会との関わりは無くなっていきました。なぜ子ども会が存在するのかといった原点を考えたこともありませんでした。だからこそ、つながりの大切さを熱く語る浅見さんの言葉が胸に響きました。

一人でも生きていける便利で自由な世の中。でも自分一人で生きられると思って欲しくない。

とても力強いメッセージ。人と関わって生きていく子どもに育って欲しい、人とのつながりを大切に思う心を育む子ども会であってほしいという浅見さんの願いを感じます。
 日本のあちらこちらで自然災害が発生して危機感が高まる今。防災は年齢に関係なく、当事者意識を持って取り組むべき課題です。子ども会の活動が地域の大人も巻き込み、相互作用によって多くの学びや気づきがたくさん生まれるといいなと思います。大人になった私も、子どもの声に耳を傾け、ときに手を差し伸べ、つながり、一緒に地域を作っていく一員でありたいと思います(高曽根)


【一般社団法人兵庫県子ども会連合会】
子どもたちと地域で防災活動してみませんか?
興味のある方はこちらまで!
078-221-4081



県では、
~1.17は忘れない~「伝える」「備える」「活かす」震災の教訓を発信する事業を支援します!第3期分

 

 「ひょうご安全の日を定める条例」に基づき県民グループ、民間団体など県民の皆さんによる、阪神・淡路大震災の経験と教訓を継承し安全・安心な社会づくりを推進するため、日々の生活のなかで減災に取り組む「災害文化」を発展していく事業を支援します。
 平成27年度は、従来からの「地域・全県事業」への助成に加えて、震災20年に引き続き、地域の防災訓練・防災学習などの取組みを推進する「実践活動事業」を支援します。

1.地域事業・全県事業
(1)対象となる団体
NPO、ボランティア団体、実行委員会、学生団体など(団体規約等を有し、事業責任者、会計責任者等を明確にしている団体)
※行政機関(国、県、市町)のみで構成する団体、単独の民間企業などは対象となりません。

(2)対象となる事業
1.震災で学んだ教訓の継承と発信
2.災害への備えや対応についての実践や発信
3.復興の過程で積み上げた経験の継承と発信
4.犠牲者の追悼、震災の振り返り
5.震災以降の災害を踏まえた教訓の共有と発信
【推奨項目】
住宅の耐震化に係る啓発・室内安全対策(家具の転倒防止)の実施・地域・学校における防災学習の推進(地域と学校の連携)・“みんなで逃げよう”減災防災運動・実践的な防災訓練の実施・家庭における備蓄の促進・東日本大震災被災地との交流事業

(3)助成金の額
地域事業 助成額2~50万円 (助成率:定額 対象経費の概ね1/2以内)
全県事業 助成額5~100万円 (助成率:定額 対象経費の概ね1/2以内)
※.ひょうご防災特別推進員を活用した事業には派遣に要した経費を加算助成(上限5万円)

(4)申請期間
第3期 9月18日~10月2日 
(事業開始月は平成27年12月~平成28年3月)


2.実践活動事業【拡充分】
(1)対象となる団体
1.地域団体〔自主防災組織、自治会、婦人会、PTA、など〕
2.学生グループ〔子ども会、学生団体など〕、学校
(団体規約等を有し、事業責任者、会計責任者等を明確にしているもの)

(2)助成の対象となる事業
次なる災害に備える実践的な防災訓練、防災学習(防災教育施設への見学を含む)

(3)助成の要件
防災専門家・防災関係機関(防災士、ひょうご防災特別推進員、消防署、防災教育施設等)による指導・協力のもとに事業を計画・実施することを助成の条件とします。

(4)助成金の額
実践活動事業 助成額2~30万円以内(助成率・定額 対象経費の10万円まえでは全額助成、10万円を超える部分は概ね1/2)
※ひょうご防災特別推進員等を活用した事業には派遣に要した経費を加算助成(上限5万円)

(5)申請期間
事業開始月の前月5日まで (事業開始月は平成28年3月まで)


対象要件・申請手続等(共通)
(1)対象となる期間
平成27年4月1日~平成28年3月31日の間に行われる事業

(2)対象となる開催地
原則として兵庫県内

(3)助成対象経費
印刷製本費、通信運搬費、消耗品費、使用料、委託料、保険料、謝金、交通費、人件費、その他事業の実施に要する経費で県民会議が認めるもの

(4)審査・選考方法
審査委員会において、審査・選考し、予算の範囲内で助成を決定

(5)申請手続き
「平成27年度助成の手引き」をご覧ください。手引きは、人と防災未来センターや各県民局(センター)等に設置しています。

(6)実績報告
事業終了後30日以内
に、申請窓口まで提出してください。

(7)申請(実績報告)窓口
事業を実施する地域を所管する各県民局、県民センターの防災担当課

・神戸県民センター総務防災課 〒650-0004 神戸市中央区中山手通6-1-1 TEL(078)361-8622
・阪神南県民センター総務防災課 〒660-8588 尼崎市東難波町5-21-8 TEL(06)6481-8072
・阪神北県民局総務防災課 〒665-8567 宝塚市旭町2-4-15 TEL(0797)83-3127
・東播磨県民局総務防災課 〒675-8566 加古川市加古川町寺家町天神木97-1 TEL(079)421-9257
・北播磨県民局総務防災課 〒673-1431 加東市社字西柿1075-2 TEL(0795)42-9309
・中播磨県民センター総務防災課 〒670-0947 姫路市北条1-98 TEL(079)281-9040
・西播磨県民局総務防災課 〒678-1205 赤穂郡上郡町光都2-25 TEL(0791)58-2113
・但馬県民局総務防災課 〒668-0025 豊岡市幸町7-11 TEL(0796)26-3616
・丹波県民局総務防災課 〒669-3309 丹波市柏原町柏原688 TEL(0795)73-3721
・淡路県民局総務防災課 〒656-0021 洲本市塩屋2-4-5 TEL(0799)26-2009

お問い合わせ

部署名:企画県民部知事室広報課

電話:078-362-3016

FAX:078-362-3903

Eメール:kaigaikouhou@pref.hyogo.lg.jp