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更新日:2016年8月15日

平成28年度 兵庫県中学生水の作文コンクール 入賞作文

最優秀賞

『美味しさのヒミツ』

加古川市立中部中学校 3年 大村 なほ子

   

 ごはん美味しいー

 ふとそう思った春休みも終わりに近づくある夜。なぜこんなに美味しいのか初めて不思議に思った。今まで気にもとめずただ食べていたお米がすごく遠い存在に思えた。

 「お母さん、今日のごはんいつもと同じ?」

 胸の中でうずまくモヤモヤを母にぶつけてみた。だが、

 「いつも同じお米で同じようにたいたよ。」

 え?なんでだろう、と思った。いつもはあの日みたいに「美味しい」ことに気付かなかった。

 あの日、なぜ「美味しい」と思ったのかはわからない。それは、さておき美味しさのヒミツを探ろうと我が家のお米のルーツを調べてみることにした。そしてお米と私達の繋がりを知ることになり、決して遠くはなくむしろ近い存在であることを知った。

 兵庫県宍粟市一宮町で豊かな水に育まれうまれたお米。まずは、お米の作り方を紹介する。初めに田んぼを耕す。この工程はお米を作る上で最も重要だといってもよいくらい大切だ。そして苗を育てて田植え、栽培、収穫。手間暇かけた労力のいる作業を乗り越えて、やっとお米ができる。   

 もちろん水はその土地のものだ。私の家の水も宍粟市一宮町のものである。だから美味しかったのかもしれない。

 さて水が綺麗である謎をつきとめるべく、私は水の通り道を調べた。まず、川の水も地球を循環している。海を通り空を通り、そして川として流れまた海へもどる。その循環中に森も通る。森の土の中にある落ち葉がフィルターの働きをし水は綺麗になる。だから山のある土地の水は澄んでいる。

 しかし、なぜ山のたくさんある所とない所の差が激しいのだろう。おそらく、よく言われる都市化、土地開発によるものだろう。だが大半を占める原因の他に、ゴルフ場も関わってくると分かった。ゴルフ場で思い浮かぶのはおそらく緑の芝生。一見すれば「緑なら環境がいいんじゃないか」と思いがちだ。しかし、その綺麗で鮮やかな緑の芝生を保ち続けるのに薬品が使われている。

 そのような事が積み重なって、緑豊かな土地が数少なくなっていることが分かった。

 何十年、何百年の年月が経つ今、水の澄みきった状態を守り続けた人々のおかげで美味しいごはん、そして水が私たちの手元にあるんだと身をもって感じた。

 美味しいお米を日本だけでなく世界にも知ってもらいたいと思った。少しでも環境を良くしたいと思った。すぐに実行できるのは、“ポイ捨て禁止”。川や道にゴミを見つけると残念な気持ちになるし、川の水の“つまり”の原因をなくすこともできる。大きくイベントとして地域をあげてやるならば、ゴミ拾いと草木の育成を行っていく。地域の絆も深まり、お年寄りから子供まで世代を問わず参加できると思う。地域でやればきっとうまくいくと思う。そうすることにより、川が澄み、緑豊かになり、そしていつの日かホタルが見られるようになるかもしれない。

 私の住む加古川にホタルが来ることを、そして「おいしいね」と心から笑顔で言えるお米が食べられることを願って。

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