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地域の将来像実現に向け「人々が躍動し地域が輝く北播磨の創生」をテーマに、北播磨地域ビジョン委員や地域住民が集まり、事例発表と全体意見交換をしました。小学生や高校生、そして国際色豊かな活動団体等が実践した北播磨の未来ある地域づくりの発表を聞き、みんなで北播磨の未来を語り合いました。
開会あいさつ(内藤委員長)
発表①西小おやじの会
発表②三木城下町まちづくり協議会
発表③県立小野工業高等学校生活創造科
発表④加西市立北条小学校歴史ガイド隊
発表⑤NPO法人加東市国際交流協会
発表⑥みつばグループ
全体意見交換の様子
「北播磨の水」の試飲
来賓挨拶(村岡県議会議員)
来賓挨拶(仲田三木市長)
全体総括(金澤副知事)
元気な産業が興る分科会では、1年間を通じて「保田ぼかしによる健康野菜作りの勉強会」を開き、有機農業について勉強してきました。
今回はその仕上げとして受講生の皆さんとともに、保田ぼかしで育てた野菜を用いた料理講習会を実施しました。講師はご自身でも有機野菜を育てておられるキープフーズ・伊丹ルリ子さんです。メニューは、大根菜飯 大根もち 大根ステーキ 大根のお好み焼き ゆず大根 干し大根甘酢漬け バターナッツスープ(カボチャスープ) 大根のパンナコッタです。1年間ともに勉強した仲間と和気あいあいと調理を楽しみました。出来上がりはどれもおいしく、大根の”底力”を感じます。バターナッツスープは市販の物と保田ぼかしで育てた物2種を飲み比べたのですが、保田ぼかしで育った野菜の持つ甘さ、まろやかさに驚かされました。
今回の料理メニュー
調理方法の説明
調理風景(大根もち)
調理風景(大根のお好み焼き)
交流が拡がる分科会の主催で、(公財)兵庫県生きがい創造協会業務執行理事兼事務局長 県立嬉野台生涯教育センター前所長の藤森泰宏氏を講師に迎えて、「ふるさと北播磨発見!2019」と題して北播磨の地名や方言から‟ふるさと北播磨を知る”講座を開催しました。
『地域の理解は地名から』では、自分たちの住む町の地名の由来を教えていただき、納得!したり、へぇーと感心したり。
『これ、どこの方言?』では、カタカナで書かれた方言をクイズ形式で地名あてをしましたが、すぐにひらめく人もあり、正解を聞いて「あーそうや!そうや!」とうなづく人もあり。
自分の住む町や村が持つ伝承や方言に込められた古い文化、「機内」である播磨に影響を与えた「都」の文化を知り、さらにわが‟ふるさと北播磨”に対する愛着が深まりました。
会場の様子
手振りを交えて話させる講師の藤森先生
熱心に聞く受講生の皆さん
元気な産業が興る分科会では、4月から毎月1回の勉強会を開催し受講生の皆さんとともに「保田ぼかしによる有機農業」を学んでいます。
今回、保田ぼかしによる有機農業の実践家を訪ね、実地に圃場を見学し話を聞く「見学会」を行いました。圃場を見学させていただいたのは、南あわじ市の玉ねぎ農家小峰農園、多種多彩な野菜を育てる東農園、神戸市のナチュラルファーム大皿農園の3か所です。お話いただいた3人の方には、共通して、「次世代へつなぐ農業」「安全な食の礎となる農業」への真摯な思いが感じられました。それぞれの圃場で、参加者からの栽培の苦労・工夫などについての質問に、ひとつひとつ丁寧に答えていただきました。また、バス内では、加東市で実践する「成苗の会」竹内さんと神河町の「有機農業を楽しむ会」吉岡さんから、保田ぼかし普及活動について、農薬化学肥料の危険性、今後の農業の方向、消費者と生産者の連携について、講話いただきました。帰りのバス内では「この年になると勉強する機会がなかなかないけれど、今日は本当に勉強になった。ありがたい機会を与えていただいた」との声がありました。受講生のみなさんにも学びの多い満足の一日だったようです。
小峰農園(南あわじ市)
東農園(南あわじ市)
東農園の野菜をいただく(昼食)
大皿農園(神戸市)
文化の花が開く分科会では、「北播磨の音風景50選を巡る旅」の第3回加西市加東市を巡るバスツアーを行いました。今回で北播磨5市1町すべて巡り終えたことになります。今回は阪神北地域ビジョン委員会の皆さんをお迎えして、ビジョン委員相互の交流とともに、北播磨地域の魅力を都市部の皆さんにも知っていただこうと企画しました。
加西市の鶉野飛行場跡では「紫電改」を見学、続いて大空に上がる気球を見学・・・の予定でしたが、当日の風がやや強く「気球の音」を聞いて迫力を体感。北条鉄道法華口駅では趣のある駅舎の風情を味わい、北条鉄道が通過する「音」を聞きました。続いて訪れた玉丘史跡公園古墳では播磨風土記や根日姫の物語から、北播磨の長い歴史を実感しました。
加東市の昼食会場に着くと、加東伝の助くんと根日姫のお出迎えが。美味しい鮎や三草うどんに舌鼓をうちながら、それぞれのビジョン委員会のPR会を行いました。昼食後は闘竜灘のダイナミックな水の流れや岩の趣を鑑賞し、つくばねの滝へ。美しい清流のそばを歩き、羽子板の羽の形をした実を見つけては歓声が上がりました。国宝朝光寺ではガイドさんの説明に1250年間続く寺のたたずまいに心が正される思いがしました。最後は戦後第1号のコンクリートダム・鴨川ダム。普段は入れないダム堤内部の監査廊を見学、昭和26年当時のままの姿で何とも言えない迫力がありました。
今回の交流会を経て互いに得たものを生かし、さらにビジョン委員活動を広げていきたいものです。
紫電改
紫電改の前で
北条鉄道法華口駅
玉丘古墳
加東伝の助のお出迎え
交流会(昼食会)
闘竜灘
つくばねの滝
国宝朝光寺
東条湖
鴨川ダム堤体内部の監査廊
閉会の様子
恵み豊かな環境が持続する分科会では、摘み菜イベント「自然を食べよう!2019秋」を県立嬉野台生涯教育センターで開催しました。北播磨の豊かで安全な自然を、見て、触って、匂って、食べて、五感で味わおうというイベントです。今回の参加者には小さい子供たちが多く、元気で楽しい摘み菜会になりました。
まず初めに講師の藤井文子先生(摘み菜を伝える会)から、摘み菜のことや食べてもいい草いけない草などについてお話しいただき、その後、「冒険の小川」付近で「摘み菜」をしました。草原での作業は天気も良く気持ちのよい楽しいひと時です。工作棟に戻ってからは、小麦粉を練り野草を乗せピザ作りを楽しみました。高温の石窯で香ばしく焼き上げたピザを皆で美味しくいただきました。子供たちの「野草摘みも、ピザ作りも、みんなで食べるのも、どれも楽しかった。また来たいね!」という声に、ますますうれしく楽しい時間でした。お土産には食べられる秋の木の実を配りました。
摘み菜の説明パネルで野草の確認
野草摘み
野草摘み(食べられる木の実も)
野草摘み(冒険の小川付近)
ピザ作り
出来上がり
石窯で焼く
皆で試食
10月27日、西脇市茜が丘複合施設Miraie「みらフェス」で、生活の絆が深まる分科会が西脇北高校と協力して防災啓発活動を行いました。
2019災害食大賞金賞「そのまんまカレー」や銀賞の「Hotぐるべん7備蓄王そぼろ玉子とじ丼」、ハラール部門金賞の「災害用備蓄食(ハラール対応食セット)」、備蓄用カンパンなどの非常食や、段ボールでつくる簡易トイレなどを展示しました。併せて、地震の時にガラスや雨、寒さから身を守る「新聞スリッパ」「ビニール袋レインコート」作成会を実施しました。みらフェスは大勢の子供たちで賑わっていましたが、この未来ある子供たちにこそ災害から身を守る知恵と知識を伝えていきたいものです。
ビジョン委員会ブースの様子
ビニール袋レインコート製作中
新聞スリッパ製作体験
防災食とパネルの展示
10月26日(土曜日)27日(日曜日)に行われた「ひょうごふれあいの祭典」で、「ふれあいフェスティバルin北播磨」にビジョン委員会PRブース、「『農』と『食』の祭典」に産業分科会ブースを出展しました。ビジョン委員会PRブースでは、ビジョン委員会5分科会の活動紹介とともに、文化分科会制作の「北播磨の音風景50選」のリーフレット配布を行いました。
26日(土曜日)は生活分科会が中心になり防災啓発活動を展開。地震の時に役立つ新聞スリッパとビニール袋レインコートづくりの体験、長期保存ができてしかも美味しい防災弁当の紹介など、便利で役立つ情報を楽しく伝えました。27日(日曜日)は環境分科会が、摘み菜(野草)をトッピングしたパンケーキの試食会を行い、来場者に北播磨の豊かな自然を「食べる」ことで実感してもらいました。北播磨の水を飲み比べる「利き水会」も同時に行いましたが、どちらも来場者が絶えず、盛況のうちに終えることができました。
また、産業分科会は、今年で3年目の取り組みとして「農」と「食」の祭典で、保田ぼかしで作った安心安全でおいしい野菜の試食と販売を行いました。ほくほくの焼き芋やもっちり甘い白ご飯は大人気で二日間で約2000食が試食されました。
ビジョンブースにやってきた北歩くん
新聞スリッパ作り
ビニール袋レインコートの出来上がり
活動紹介とアンケート
摘み菜パンケーキの試食
摘み菜パンケーキ
利き水
焼き芋試食
安全良質な野菜の販売
10月22日、秋晴れのさわやかな青空のもと、北播磨地域ビジョン委員会と中播磨ビジョン委員会の32名で旧三木駅から厄神駅までの廃線跡地ウォークを行いました。出発地の三木鉄道ふれあい記念公園では「即位礼正殿の儀」を祝して屋台練りが行われ華やかなスタートとなりました。三木市内は田園風景の中に旧駅舎や線路跡の名残を所々に残して整備された「別所ゆめ街道」を歩き、加古川市内に入ってからは野趣あふれる”廃線跡”を楽しみました。道中は別所長治公の菩提寺「法界寺」や、4~5世紀ごろの前方後円墳「愛宕山古墳」についてガイドの方から説明を聞き、この地の長い歴史に想いをはせるひと時でもありました。お弁当は、今回のコースの中間地点(「別所ゆめ街道」の終点付近)にある「別所ふるさと交流館」の旧教室をお借りしましたが、交流館の皆さんの笑顔のお出迎えをうけ、脚の疲れも癒されました。
三木市内・出発地付近
別所ゆめ街道
法界寺(別所長治公像廟堂)
旧駅舎と線路跡
加古川市内・廃線跡
北播磨ビジョン委員会・中播磨ビジョン委員会の皆さん
9月1日は防災の日。阪神・淡路大震災から25年がたち、記憶の風化が懸念されるようになりました。
生活の絆が深まる分科会では「防災研修会」を開催し、震災資料保管庫、東遊園地「慰霊と復興のモニュメント」「1.17希望の灯り」、兵庫県広域防災センターを見学しました。
震災資料保管庫では、阪神・淡路大震災で破損した阪神高速道路橋脚の実物を見学、地震の力の大きさに驚かされましたが、また同時に、その後のさらに進んだ技術について伺い、高い技術力にも驚かされました。兵庫県広域防災センターでは、田中健一防災教育専門員の講話を聞き、防災の原点は「自助」であること、防災の基本は「災害を知ること、己を知ること」であること、災害に備えるには日頃からのコミュニティーづくりや防災への知識を持つことが大切であることを知りました。
阪神高速・震災資料保管庫(被害状況と復旧についての説明)
震災保管庫見学(破損した橋脚の実物)
慰霊と復興のモニュメント
防災弁当作り(アツアツの牛丼)
防災弁当(できあがり)
本文が入ります
兵庫県広域防災センター(田中健一防災教育専門員による講義)
本文が入ります
起震車による地震体験
本文が入ります
備蓄庫の見学
本文が入ります
文化が花開く分科会では、北播磨の魅力を"音"を通じて発信しようと「北播磨の音風景50選」を制作、インターネットにて公開しています。詳しくはこちら
「"音風景50選”を巡る旅」の第2回は、46名の参加者とともに西脇市と多可町を巡りました。前回と同じく、音風景のDVDを鑑賞しながらの車窓見学、現地では実際に見て聞いて食べて、西脇・多可の魅力に触れました。主な見学地は、杉原紙研究所、旧来住家住宅、皮革工房、播州織工房館、西林寺あじさい園、日本へそ公園(経度緯度標・岡の上美術館)、JR加古川線(乗車体験)です。
参加した方からは「一日ゆったりと”音”を感じた。幸せなひと時」「旧来住家住宅がすばらしかった」「杉原紙と播州織に興味があった」などの感想をいただき、豊かな自然や、現代に伝え続ける技術など、北播磨の魅力を実感する機会となりました。
杉原紙研究所
中世より高級和紙として全国各地で漉かれた「杉原紙」の発祥の地。
旧来住家住宅中庭
贅をつくした大正時代の町家。
昼食(来住家住宅の離れにて)
縞黒檀、屋久杉、檜…高価な材木を贅沢に使い意匠を凝らした床の間でお弁当をいただく。
本皮工房堀井
西脇からブランドを発信する若い力。
播州織工房館
織り方やシャトルの説明のあと、実際に動く機械の音を聞く。
西林寺あじさい園
3000株のあじさいが艶やかに満開。
日本へそ公園
岡之上美術館や東経135北緯35度の交点を示す経緯度標がある。
JR加古川線(日本へそ公園駅~西脇市駅)
心地よい振動と音を体感。
恵み豊かな環境が持続する分科会では「摘み菜を伝える会」の藤井文子さんを講師に迎えて22名の参加者で摘み菜会を開催しました。会場の嬉野台生涯教育センター「冒険の小川」付近は、最近減りつつある在来種の野草が多く自生しており、藤井先生からも「この辺りは自然が豊かで、野草の宝庫のような土地が残っていて素晴らしい!」の言葉がありました。 食べられる草と毒草について学んだあと、"おいしそうな"野草を選んで摘み、ピザに焼いて試食しました。予想外のおいしさにみなさん顔がほころび「家でも作ります!」の声が続出しました。
ピザ作りと並行して「おのみーず」(小野市)・「三木市水道水」・「鴨川清水」(加東市)・「自然織りなすへその水」(西脇市)・「兵庫の保存飲料水」(兵庫県企業庁)の利き水体験を行いました。飲み比べてみると確かにそれぞれ味が違い、ふだん何気なく飲んでいる水にも意識を向ける機会になりました。
摘み菜を楽しむ参加者
摘み菜の様子
出来上がった「摘み菜ピザ」
ピザ窯から 焼きあがり
元気な産業が興る分科会では、安心安全な有機肥料「HYS低温発酵有機資材 保田ぼかし」を利用した有機農業の普及と安心安全な農産物の魅力の発信に努めています。今年度も「保田ぼかし」を使った有機農業の勉強会を年8回のシリーズで開催します。第1回勉強会を4月18日(木曜日)に行いました。内容は有機農業の考え方と方法です。今回は講義に続いて実技演習があり、実際に米ぬか・油粕・魚粉・貝殻石灰を合わせて「保田ぼかし」を作り、施肥の仕方を学びました。初めてこの講座に参加した方からは「来てよかった!1年間しっかり勉強したい。」という声が、また継続して参加しておられる方からは「何年も勉強させてもらっているが、今日も今まで知らなかった新しい気づきがあった。続けて来ていても毎回学ぶことがある。」という声があり、北播磨に有機農業が広がりつつあるのが感じられました。
講義の様子
「保田ぼかし」製作実習
説明を熱心に聞く受講生の皆さん
文化の花が開く分科会では北播磨の魅力を"音"を通じて発信しようと「北播磨の音風景50選」を制作し、インターネットにて公開しています。詳しくはこちら (40選はすでに公開、残り10選はただ今準備中)
今回は、その"音風景"ゆかりの地を巡り、三木市と小野市の魅力を、実際に耳と目で体感してもらうツアーです。車中で「北播磨音風景50選」のDVDを視聴しながら、法界寺→三寿ゞ刃物→自衛隊青野駐屯地→住吉神社(車窓より)→土井竹工房→浄土寺→ひまわりの塔(車窓より)と巡りました。
鎌倉初期に浄土寺を立てた重源、戦国の別所長治、昭和から令和の今に続く三木の刃物や小野の竹工芸、災害復興に活躍する自衛隊まで、歴史の中で生き続けてきた北播磨の人々を思い、その魅力を堪能するツアーでした。
法界寺
三木合戦絵解きを待つ人々
三寿ゞ刃物
刃研ぎ作業
陸上自衛隊青野原駐屯地
中SAM搭載車両の前にて
土井竹工芸 竹細工
浄土寺 浄土堂
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