更新日:2023年11月1日

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醤油

概要

  • 千葉県、香川県とともに全国三大醤油生産地の一つ
  • 兵庫県たつの市が「淡口(うすくち)醤油」発祥の地

起源・沿革

龍野醤油協同組合

龍野醤油の醸造の始まりは、天正15年(1587年)と伝えられている。業界が順調に発展した背景には、1.龍野地方の中央を流れる揖保川の水質が醤油醸造に適していること、2.播州平野で産出される良質の大豆、小麦、米と赤穂の塩など必要な主原料が容易に入手できたこと、3.揖保川を利用した舟便で網干港から京都、大阪、神戸の大消費地への輸送ルートに恵まれたこと、4.龍野歴代藩主が積極的に産業奨励政策を採ったこと等がある。
現在では、千葉県、香川県とともに全国三大産地の一つに数えられている。
寛文年間(1661年~1673年)、当時醸造業者の発案により、醤油もろみに米を糖化した甘酒(龍野は古くから酒造地として有名であった)を添加して搾ったところ、色がうすく香りの良い「淡口(うすくち)醤油」が発明された。独自の風味が京、大阪の上方の嗜好に合い人気を得た。龍野醤油業界は、すでにこの当時で年産7,200kl(4万石)を出荷しており、今日の発展の基礎を固めた。
明治9年に業界の組織化を行い、昭和初期には組合員62名を数えた。また、淡口(うすくち)醤油の生産は年間33,000kl(18万石)に達した。その後、戦争により一時低迷したものの、昭和28年(1953年)頃から再びその生産は活発化した。
昭和46年(1971年)4月、中小企業近代化促進法により組合員の殆どが参加して共同出資による龍野協同醤油(株)を設立し、生揚醤油(もろみを搾った状態のもの)の共同生産を開始した。各組合員は、生揚をもとにして高品質醤油を生産し、各地市場の好評を博している。
また、近年の消費者の嗜好変化等に合わせるため、「つゆ・だし」等の醤油関係製品の開発や健康志向に応えて醤油に含まれる機能成分を生かした製品開発が行なわれている。生産工程図(PDF:40KB)

問い合わせ先

龍野醤油協同組合

住所:〒679-4121たつの市龍野町島田180-1
電話:0791-62-1381
FAX:0791-62-4031

事業活動

  • 醤油の販売市場正常化に関する事業
  • 原料、資材等の確保に関する事業
  • 経営および技術の改善向上に関する事業
  • しょうゆの表示に関する公正競争規約及び新食品表示制度に関する情報提供等、対応業務
  • 地域団体商標制度に対応する業務
  • 醤油の需要増進に関する事業
  • 情報連絡に関する事業
  • 外部諸機関との連絡業務及び独禁法、景品表示法、資源有効利用促進法(識別表示)、HACCP制度化へ向けた取り組み及び環境問題に対応する業務
  • 次世代育成・教育に関する事業
  • 福利厚生に関する事業

お問い合わせ

部署名:産業労働部 地域産業立地課

電話:078-362-3331

FAX:078-362-3801

Eメール:chiikisangyorichi@pref.hyogo.lg.jp