ホーム > イベントカレンダー > 兵庫陶芸美術館 2019年度著名作家招聘事業×テーマ展「神農巌展―堆磁 生命の根源、そして祈り」(丹波篠山市)

ここから本文です。

更新日:2019年11月30日

兵庫陶芸美術館 2019年度著名作家招聘事業×テーマ展「神農巌展―堆磁 生命の根源、そして祈り」(丹波篠山市)

《青磁堆磁線文壺》2012年 個人蔵 作品写真/山崎兼慈

shinno_shosai

概要

兵庫陶芸美術館
2019年度著名作家招聘事業×テーマ展「神農巌展―堆磁 生命の根源、そして祈り」

------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

 兵庫陶芸美術館では、国内外で活躍する著名な作家を招聘し、若き作り手たちに刺激を与えるとともに、幅広い人々により深く陶芸に親しんでいただくため、2006年より「著名作家招聘事業」を実施しています。第14回となる今回は、泥漿(でいしょう)状にした磁土を何度も筆で塗り重ねて盛り上げ、器面に美しく浮かび上がる線文を施す「堆磁(ついじ)」という独自の技法を創出し、青磁・白磁の表現に新たな可能性を拓いた作家・神農巌氏(1957- )をお迎えします。
 京都府福知山市に生まれた神農氏は、大学のサークルで陶芸と出会い、その面白さにのめり込んでいきました。そして、在学中に見た中国宋時代や朝鮮高麗時代の青磁作品に感銘を受け、本格的に陶芸の道へ進むことを決意しました。大学卒業後、京都市立工業試験場(現・京都市立産業技術研究所)で釉薬と成形の基礎を学び、京都府立陶工職業訓練校(現・京都府立陶工高等技術専門校)で轆轤の技術を磨いた神農氏は、さらに青磁の釉薬を研究するため、再び京都市立工業試験場専攻科に進みました。その後、京都の窯元での5年間の修業を経て、1987年に滋賀県大津市に工房を構え、独立を果たしました。
 琵琶湖を見下ろす高台の工房で、憧れの青磁作品に触発されつつ、自分らしい表現を模索する日々の中、転機が訪れるのは、自ら考案した「堆磁」という技法をメインの表現とする作品を発表した2003年。「堆磁」のヒントとなったのは、京都での修業時代、欠けた器を泥漿によって修復する作業でした。最初は、模様の輪郭線に用いていましたが、轆轤による端正なフォルムと堆磁による線文とがしっとりと溶け合い、一体化していくような造形へと展開し、水や女性などの生命の根源的イメージを表現するものとなっていきました。年々、洗練されていく堆磁作品は、つねに高い評価を得て、2012年に紫綬褒章を受章、2013年に滋賀県指定無形文化財「青磁」保持者に認定されました。
 本展では、最初期から新作までの「堆磁」を中心に、その前身となった「堆磁釉彩」や近年、新たな試みとして取り組んでいる白磁の無釉焼締の作品など約30点を展示し、神農氏が全身全霊を込めて創り上げたやきもの芸術の深奥に迫ります。
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

作家プロフィール

神農巌 Iwao Shinno

 1957 京都府福知山市に生まれる

 1981 京都市立工業試験場(現・京都市立産業技術研究所)窯業本科修了

 1982 京都府立陶工職業訓練校(現・京都府立陶工高等技術専門校)卒業

 1983 京都市立工業試験場(現・京都市立産業技術研究所)窯業専攻科修了

 1987 滋賀県大津市に築窯し独立

 2004 第33回日本伝統工芸近畿展 滋賀県教育委員会長賞(2006年も同賞)

     第1回菊池ビエンナーレ 優秀賞

 2009 第56回日本伝統工芸展 朝日新聞社賞

 2011 第58回日本伝統工芸展 日本工芸会会長賞

 2012 第7回パラミタ陶芸大賞展 大賞

     紫綬褒章、大津市文化特別賞、綾部市篤志者

 2013 第23回秀明文化賞

     滋賀県指定無形文化財「青磁」保持者に認定

 2015 2014年度日本陶磁協会賞

 2016 滋賀県文化賞
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

◇会期:2020年1月2日(木曜日)~2020年2月16日(日曜日)

◇開館時間:10時~18時 (入館は閉館の30分前まで。)

休館日:月曜日 ※ただし、1月13日(月・祝)は開館し、1月14日(火曜日)は休館。

◇観覧料:同時開催中の特別展「TAMBA NOW+ 2020」(2020年1月2日(木曜日)~2月16日(日曜日))の料金に含まれます。
 一般600(500)円、大学生500(400)円、高校生以下無料
 ※( )内は、特別割引および20名以上の団体割引料金です。
 ※本展のみの観覧券はありません。
 ※70歳以上の方は半額になります。
 ※障害のある方は75%割引、その介助者1名は無料になります。
 ※17時以降に観覧される場合は、夜間割引料金になります(一般300円、大学生250円)。

◇会場:兵庫陶芸美術館 展示室5

主催:兵庫陶芸美術館、丹波新聞社

 

shinno1

《青磁堆磁線文鉢》2009年 個人蔵 作品写真/山崎兼慈

shinno2

《青磁堆磁線文鉢》2012年 個人蔵 作品写真/山崎兼慈

shinno3

《祈り「龍」》2018年 個人蔵 作品写真/山崎兼慈

開催期間

  • 2020年1月2日(木曜日)~2020年2月16日(日曜日)

開催場所

会場名 兵庫陶芸美術館
会場住所

〒669-2135

兵庫県丹波篠山市今田町上立杭4

TEL.079-597-3961

FAX.079-597-3967

E-mail togei@pref.hyogo.lg.jp
会場へのアクセス

詳細は:兵庫陶芸美術館アクセスページ(外部サイトへリンク)

◆JRをご利用の場合

  • 福知山線「相野駅」下車(大阪駅から約50分)、駅前より神姫グリーンバス「兵庫陶芸美術館」「こんだ薬師温泉」または「清水寺」行き乗車約15分、「兵庫陶芸美術館」下車

※ただし運行本数が限られていますので当館ホームページ(上記リンク)内、JR・バス時刻表をご確認下さい。
※相野駅よりタクシーも運行しています。

自動車をご利用の場合

  • 舞鶴若狭自動車道「三田西IC」より約15分、または「丹南篠山口IC」より約20分
  • 中国自動車道「滝野社IC」より国道372号を東へ約30分
  • 阪神方面より国道176号を北上し、三田市四ツ辻信号を左折約15分

駐車場(無料)

敷地内に58台分(普通車)の駐車スペースをご用意しています。

移動が困難な方は、館玄関前に駐車していただけますので、駐車場誘導係にお申し付けください。

観光バスの受付については、お問い合わせください。

◆その他

無料貸出:車椅子4台、ベビーカー1台

関連メニュー

2019年度著名作家招聘事業プログラム

展示解説
 日時:2020年1月18日(土曜日)11時~12時

 会場:兵庫陶芸美術館 展示棟2階 展示室5

 参加費:無料(事前申込不要。ただし参加には観覧券が必要。)

スライドレクチャー
 日時:2020年1月18日(土曜日)13時30分~15時

 会場:兵庫陶芸美術館研修棟1階 研修棟 セミナー室

 定員:100名(事前申込制。先着順。電話・FAX、ホームページからもお申込みいただけます。)

 参加費:無料(ただし参加には観覧券の半券が必要。)

◆ワークショップ
 日時:2020年1月19日(日曜日)10時30分~16時

 会場:兵庫陶芸美術館 エントランス棟1階 工房

 内容:神農巌氏による轆轤成形のデモンストレーション&レクチャー、神農巌氏を囲む意見交換会

 対象者:陶芸を学ぶ学生や若手作家、陶芸に興味がある方等

 定員:20名(事前申込制。応募者多数の場合は抽選)※結果は郵送

 参 加 費:無料(ただし、意見交換会での茶菓子代が必要。)

 申込締切:2019年12月24日(火曜日)16時必着

※詳しくはお問い合わせください。

 

◆当館学芸員によるギャラリートーク

 1月13日(月・祝日)、2月2日(日曜日)
 ※いずれも11時より(観覧券が必要です)

■同時開催

特別展「TAMBA NOW+ 2020―丹波の現在、明日のやきものを求めて―」 2020年1月2日(木曜日)~2月16日(日曜日)

テーマ展「丹波焼の世界 season3」 ~2020年3月22日(日曜日)

■次回特別展

特別展「The 備前」 2020年3月7日(土曜日)~5月24日(日曜日)


※詳しくは兵庫陶芸美術館ホームページをご確認いただくか、お問い合わせください。

お問い合わせ

部署名:兵庫陶芸美術館