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やってみよう!地域でまもる地すべり対策出前講座 「高校生との協働による棚田保全活動(田植え)体験と地すべり防止施設見学会の実施」

2023年5月9日

担当部署名/但馬県民局豊岡土地改良センター農村計画課  直通電話/0796-26-3715

但馬県民局では、令和3年度より棚田保全支援事業の一環として、村岡高校の生徒を対象に棚田が持つ地すべり防止機能について出前講座等を実施し、保全活動の重要性について理解を深める取組みを行なってきました。

本年度も、自らの地域の特性への理解を深め、ふるさと意識の醸成を図るとともに、棚田ボランティアの参加を呼び掛けるきっかけとするため、下記のとおり棚田保全活動(田植え)の体験と県が実施した地すべり対策施設の見学会等の出前講座を実施することとしています。



1.日時

令和5年5月12日(金曜日)14時20分~16時10分(小雨決行)

2.場所

板仕野地区棚田(香美町村岡区板仕野 詳細は別紙参照)

3.参加者

県立村岡高校 総合学習環境班(5名)、教員(1名)

4.内容

(1)田植え体験(苗の補植、電気柵設置など)

(2)棚田を保全する効果の講義及び地すべり対策施設(集水井)の見学会

5.今後の予定

令和5年7月12日(水曜日):草取り体験

令和5年9月15日(金曜日):稲刈り体験


(参考)棚田保全支援事業とは

県民局では、管内の農地地すべり防止区域で対策工事を進めているが、現在、区域内の一部で耕作放棄地が発生しており、これに起因する地すべりが懸念されている。

耕作放棄地の発生を防ぐためにも、「農作業を手助けする“棚田ボランティア”(農業に興味を持つ企業や個人等を想定)を募集し、派遣する仕組みづくり」を支援するため令和3年度に創設。

【取組み内容】

令和4年:棚田ボランティアによる保全活動の取組みを実施するとともに、棚田ボランティアの参加を呼び掛ける啓発グッズの作成等

令和5年:棚田ボランティアや村岡高校生による保全活動を実施するとともに、ボランティア活動の情報発信により活動への参加者(登録者数の増加)を促す。

【参考:農地地すべり防止区域】

農林水産省農村振興局が所管する地すべり防止区域で、但馬管内の区域面積は県全体の10%を占める。

(県全体:77箇所、2,650ha、但馬管内:10箇所、251ha)