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令和2年度但馬地域消費生活相談状況

2021年5月28日

担当部署名/但馬県民局地域政策室但馬消費生活センター  直通電話/0796-23-1490

 

 令和2年度の但馬地域の消費生活センター(3市2町、たじま消費者ホットライン、県民局)の相談件数は1,680件、斡旋件数は333件、救済額は300件、5,259万円であった。

 

1 相談状況等

(添付の記者発表資料をご参照ください)

 

2 品目別相談件数(上位5位)

概ね前年度と同様の傾向だが、1位の「商品一般」と3位「健康食品」は増加。

1位 商品一般

2位 フリーローン・サラ金

3位 健康食品

4位 デジタルコンテンツその他

5位 電気

(詳細は添付の記者発表資料をご参照ください)

1位「商品一般」

 約半数がSMS・メールによる架空請求やフィッシング詐欺。実在する大手通信販売サイト名での未納代金請求や、宅配業者名で荷物の配達連絡を装い、個人情報を抜き取ろうとするものが多い。SMS:ショートメッセージサービス

3位「健康食品

その多くが定期購入トラブルによるもので、「初回無料」や「お試し」などでサイトに誘導する。本サイト上では定期購入である旨や解約の縛りが明記されているため、返品が難しい。また、電話での解約申し込みを受け付けず、高齢者等には解約手続きが難解な場合もある。

 

3 新型コロナ関連相談

マスクに関するものが32件、給付金に関するものが28件等163件の相談があった。また、事業者がコロナ対応で在宅勤務を実施することを理由に電話対応を停止し、解約等がスムーズにいかないケースも発生している。

 

令和2年度主な事例

[ ]は被害金額または契約金額→救済額を記載

事例1:SMSによる架空請求(相談者50歳代男性)[回復125万円→70万円]

スマートフォンに大手通販サイトから「未納料金がある」とメッセージが届き、指示通りコンビニで電子マネーを購入し、郵送したが、その後も次々と請求されて困っている。

→ 相談者は最初に15万円支払ったあと、立て続けに請求され40万円支払った。さらに70万円を要求されているとセンターに相談があったもの。大手通販サイトをかたった架空請求であるため、相手とやりとりせずに警察に被害届を出すよう助言した。電子マネーの場合、使用されると取り返すことは困難で、架空請求の支払手段によく使われている。

事例2:債務整理(相談者50代女性)[回復620万円→620万円]

 複数の消費者金融や個人に620万円の借金がある。月収は手取り20万円で月々の返済額が12万円超で返済不能。債務整理したい。

債務整理の方法を説明。法テラス(日本司法支援センター)を利用し、自己破産へ。

事例3:高額の健康食品(70歳代女性)[回復60万2千円→60万1千円]

 サメ軟骨の健康食品の新聞折込チラシを見て、電話。DMやハガキが届いて、体験談を読み、神経痛に効果があると信じて錠剤と顆粒1年分60万2千円(配送料込み)で注文。20日間近く飲んだが効果を感じない。薬と思っていたが健康食品のようだ。年金暮らしで生活費を切り詰めないといけないので、解約したい。

クーリング・オフ期間は過ぎていたが、センターから契約業者に広告表示や契約の問題点を指摘。現存の商品を相談者負担で返送し、振込手数料千円を差し引いた金額が返金された。

事例4:FXの自動売買ソフト(30歳代男性)[回復 120万円→120万円]

 スマホで簡単に儲かるという広告を見て、無料アプリをダウンロードし、登録した。その後、業者から電話で100万円と20万円のツールを購入すれば簡単に儲かると勧められクレジットカード決済した。契約書面はもらっておらず、クーリング・オフしたい。

業者は「通信販売」なのでクーリング・オフの対象外と主張したが、120万円のツールの購入は「電話勧誘販売」にあたるため、クーリング・オフができ、カードの請求も取り消された。

事例5:死亡した親族の電気の解約(60歳代女性)[回復 5千円→5千円]

 夫の弟が亡くなり、一人暮らしであったため夫の兄弟が各種手続きを代行し、全て終了したと思っていたが、電気の解約ができておらず、引き落としのできなかったクレジットカード会社から夫あてに請求書が転送されてきた。解約しようと電話するが、コロナ関連で受付が縮小されているため、全くつながらない。

センターから業者へ電話をかけるがコロナ関連のため業務縮小しており、WEB手続きをと音声が流れて切れてしまう。WEBページから問い合せたところ、業者から電話があり、解約の意向を伝え、了承された。その後、業者から相談者宅あてに確認の電話があり、解約できた。

 

消費者へのメッセージ

☆うまい話はうのみにせず、きっぱり断りましょう。

☆クーリング・オフや消費者契約法など、消費者の味方になるルールを身につけましょう。

☆トラブルに遭ったと感じた場合は、最寄りの消費生活センター等に相談しましょう。

 ○但馬消費生活センター:0796-23-0999

 ○たじま消費者ホットライン:0796-23-1999