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更新日:2010年8月31日

但馬県民局/局長メッセージ(平成22年8月)

『山陰海岸ジオパーク』

審査風景(コウノトリ文化館)

 山陰海岸ジオパークは、世界ジオパークネットワーク(GGN)への加盟をめざしています。
 その可否を判断するための現地審査が、8月1日から4日にかけて行われました。

審査風景(香住海岸「鎧の袖」)

●GGNから派遣された視察委員は、ニコラス・ゾウロスさん(エーゲ大学准教授・博物館長)とパトリック・マッキーバーさん(北アイルランド地質調査所職員)の二人。
 ともにGGNの中心的役割を果たしている地質学者で、昨年も、糸魚川ジオパークの現地審査のため来日しています。
 糸魚川市長にお聞きすると、審査はとても厳しく、しばしば答弁に窮したとのこと。また、納得がいくまで調査を徹底されるため、事前に組んでいた視察日程は再々変更せざるを得なかったとのこと。
 そのような事前情報を得ていたこともあって、視察委員を迎える事務局のスタッフは、連日準備に奔走し、疲労と緊張のなかで審査初日を迎えることになりました。
 しかし、鳥取駅に降り立った二人は、とてもにこやかな笑顔で私たちの出迎えに応じてくれました。
 玄武洞の玄さんの逆ハの字の眉毛のように、いかめしく、どこか気難しい表情を浮かべた孤高の学者。事前に想像していたそんな人物像は、あっけなく打ち壊されたのです。

「温泉たまご」を試食

●その後、鳥取県(鳥取砂丘、浦富海岸)から兵庫県(但馬御火浦、湯村温泉、香住海岸、香住鶴酒蔵、神鍋高原、コウノトリ文化館、玄武洞、城崎温泉)、京都府(間人、立岩、大成古墳)へと続くそれぞれの視察先でも、二人の委員は終始笑顔をたやしません。
 熱心にメモをとりながら地元ガイドの説明を聞き、身を乗り出して地質・景観や子どもたちの環境学習の様子などを撮影していました。
 そんな視察風景に接していると、もしかすると事前の書類審査の段階で、山陰海岸ジオパークへの好印象をもたれていたのではないか、そして、GGNへの加盟は半ば認められているのではないか、と期待が高まっていきます。
 もちろん、非公開の事前説明や意見交換の場などでは、鋭い質問が繰り出され、最終審査に向けて多くの課題が指摘されました。
 それもまた、GGNへの加盟を果たした後、先輩格の世界各地のジオパークに伍していくための助言、提言といった意味合いが込められていたのではないか、と思えてくるのです。
 「とても良い印象をもってミッションを終えることができた。」「今後、GGN加盟の認定に向けて、その可能性を検討していきたい。」
 二人の視察委員は、最終日の記者会見でそう話しました。とても力強い言葉です。ますます期待が高まります。
 とりわけ嬉しかったことは、コウノトリの野生復帰の取り組みが大いに評価され、地質学的な価値・自然の保全・人々の営みや暮らし・教育・文化的活動などが一体となったジオパークの概念が、この地域では十分理解されていると評価されたことです。
(現地審査の概要は添付したファイルをご覧ください。)

記者会見の様子

●10月に、化石の森で知られるギリシャのレスボス島(ここには、視察委員の一人、ゾウロスさんが館長を勤める博物館があります)で開催されるGGNの会合で、最終審査が行われます。
 その場で出される質問に明確に答えることができないと、加盟認定が先送りされることになります。まだまだ予断は許されません。
 先走った話ですが、世界ジオパークに認定されても、4年ごとの再審査をクリアーしなければなりません。
 今回の現地審査に同行していただいた日本ジオパーク委員会のメンバーの話では、再審査の基準は年々厳しくなる傾向があるのだそうです。
 世界遺産と違って、ジオパークは、貴重な地質学的遺産をただ保全するだけではなく、これを活用して、子どもたちの環境教育や地域の振興につなげていくことに眼目があります。
 そのような目的をもつジオパークの質を高め、国際的な価値を高めていくためには、それぞれのジオサイトの関係者が、そして地域の人々が心を一つにして、山陰海岸ジオパークをもりたてていくことが欠かせません。
 GGNに加盟すること、世界ジオパークの仲間入りを果たすことは、決して最終ゴールではないのです。


8月9日の知事定例記者会見でもGGN委員の現地審査に触れておられます。こちらもご覧ください。】

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