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更新日:2013年2月1日

局長メッセージ(平成23年5月)

県民局長から地域の皆様へのメッセージを掲載しています。

チューリップ祭り実行委員長の霜倉さんと

 但馬の5月は、一斉に花が咲き乱れ、山も新緑で包まれます。

 4月中旬に訪ねた養父市浅間にある浅間寺(せんげんじ)。細い道を登りつめると桜木の数々が雄大な山々を背景に映えて、本当に素晴らしい景色でした。

  小松原住職ご夫妻や地域で様々な活動に取り組んでおられる皆さんから、仏像の修復や里山保全にかける熱いお話をうかがわせていただきました。

 

  その後に訪ねた県立但馬長寿の郷の「ふるさと庵」で細川郷長をはじめ医療・福祉関係の皆さんと、いろりを囲んで魚を焼き、日本酒を酌み交わしながら但馬の医療や福祉について語り合ったときには、その豊かな時の流れにしみじみと但馬に来させていただけたことの喜びを感じました。至福の時・空間でした。

 

 4月下旬に訪ねた豊岡市但東のチューリップ祭り。

  今年は大雪の影響もあって開花は遅れていましたが、この祭りを継続し、さらにひまわりでも観光客を誘致し、農業と観光の融合や、近くにあるシルク温泉などとも連携した地域振興を図ることについて熱心に語っていただいた実行委員長の霜倉さん。私よりもずっとご年配ですが、その熱いお話にしばしチューリップ観覧用の物見台での寒さを忘れて聞き入ってしまいました。

 

  チューリップ祭りは期間限定(今年は4月26日で終了)ですが、国道426号線沿いにある但熊(たんくま)は卵かけご飯だけで年中営業し、平日でも行列ができるユニークなお店です。

  チューリップ祭りの前に立ち寄ったのですが、プリンプリンした本当においしい卵がいくつでも食べられます。卵かけご飯定食を目指して遠方からも多くの方が来られています。私も生まれて初めて生卵3個を連続でいただいてしまいました。

  ここでも感じたことは、目の前に名物となる卵を産出する養鶏場があり、卵を直販したり、卵の自動販売機を設置したり、卵かけご飯として少し手を加えて提供したり、最近ではその卵を使ってケーキを製造販売したりと、事業の複合化、1次産業+2次産業+3次産業である6次産業の実現をこの大いなる田舎但馬の一地域で見事に成功されているその力強さです。

 

 若い方々の熱い思いもたくさんうかがっており、次回以降でご紹介したいと思いますが、今回は特に花にからめて、熱い年配の皆さんの取組の一部をもう少し紹介させていただきます。

明延鉱山探検坑道の様子

 

 4月25日には、先ず養父市大屋町を訪ねました。自ら運転して案内してくださったのは養父市大屋地域局の和田参事です。木彫フォークアートなどのアートを通じた大屋の振興にかける強い情熱をお持ちの方です。

  木彫作家松田一戯さんが作られた大屋の入口にある3匹の招き猫に招かれながら先に進むと、かいこの里であったことがうかがい知れる歴史的景観形成地区があります。

  木彫展示館も診療所だった民家を改築したとってもあったか味のある場所で、そこにある門外不出となっている「割烹着」に会えたときには一つの念願を果たした思いがしました。

  アートを通じた地域振興は是非推進していきたいと思います。

 

 次に明延を目指して移動すると、まだまだ咲き誇る桜並木や、明延川の清流沿いのキラキラと輝く新緑が目に飛び込んできました。

  明延鉱山探検坑道には、ヘルメット、長靴着用で入坑させてもらいました。坑道内にある掘削機は私の力では持ち上がりません。日本の近代化を支えてきた鉱業の現場で働いてきた人達の労働環境の厳しさを体感できる貴重な坑道です。

  案内してくださった「鉱山の道」明延実行委員会中尾会長は、豊富な知識とユーモア溢れる語りで私はてっきり元鉱山関係者かと思いましたが、元郵便局員とのこと。子供達に明延の歴史や仕事の厳しさを体験を通じて学んでほしいとの思いが真摯に伝わって来ました。

  「鉱石の道」という切り口での県の取組をどのように進めればよいか、地域に存在する様々な魅力の結集が必要だと感じました。

香味煙でお話しをうかがう

 

 養父市を離れて香美町に入ると癒しの森但馬高原植物園があります。訪れた時期はまだ開花が少ないとのことで、外からの眺めだけにとどめましたが、5月にはミズバショウ、ニリンソウなど様々な花が咲き誇るとのこと、是非多くの皆さんにお越しいただきたいと思います。

 

  植物園を後にして訪ねたのは、村岡にある香味煙(こうみえん)。肉や味噌などの燻製を製造販売しているお店です。平成21年度但馬産業大賞も受賞し、東京の大手百貨店でも商品が取り扱われています。

  店に入った途端、一瞬煙で目が痛くなる感じがしましたが、オーナーの井上利夫(ペンネーム猪熊燻太郎)さんのこれまでの御苦労や今後の夢をうかがっている間に、ドップリと店の空気の中に入り込み、煙の臭いも感じなくなりました。奥さんや息子さんも交えてこれからの店の発展や地域の振興について楽しく話している間に予定の時間を大きくオーバーしてしまいました。

  17年も日本料理を修業してきた息子の大作さんが家業に加わり、お父さんを支え、お父さんも息子さんの意見に耳を傾ける。本当に素晴らしい家族の絆を築いておられることにも強く心を打たれました。

  やはり、但馬に若い世代が生活できる産業を定着させることの重要性を再確認させてもらいました。

  なお、後日談ですが、翌朝、どうも私の部屋の中が臭うと思ったら、いつの間にか私がお店で燻蒸されていたことに気付かされました。

大野ご夫妻を囲んで(神鍋高原)

 

 次に訪ねたのは豊岡市の神鍋高原です。ここでも神鍋を愛する熱い皆さんが迎えてくれました。

  神鍋に咲く、貴重な花々を何百種と写真に撮っておられ、その素晴らしさを教えていただきました。山陰海岸ジオパークに含まれる地域として、神鍋の魅力をもっと伝えていきたいという思いで一杯の皆さんです。

  まちかど発信局の北井さんからは東日本大震災で被災され、仮設住宅で生活される方々に「コウノトリの箱庭」というような形で、苗木を付けた手作りの箱庭を提供し、植物を育てて行くことで生きがいや頑張ろうという気持ちを是非持ってほしいと考えているとのことでした。

  但馬から被災地への贈り物として何とか実現できないか検討したいと思います。

 

 この日の最後は、神鍋の近くで田舎暮らしを実現されている大野誠さん宅への訪問でした。遅くなって申し訳なかったのですが、奥さんやご友人の皆さんも交え、素晴らしい景色の中でいろんなお話を聞かせていただきました。

  「Uターン、Jターン、Iターンいろいろいるけれどオッターン(ずっとそこにいる人)が、一番その地域の良さが見えていないことが多い。」とか、「私がここに来て、子供や親戚の人達に“ふるさと”をつくってやりたかった。」という言葉は強く心に残りました。

 

 

 このコーナーで紹介したい但馬や但馬人の魅力は一杯あります。この一カ月で私の名刺は既に500枚以上無くなってしまいました。これからも但馬のことが、そして但馬の人達のことがもっと好きになっていただけるよう、そしてこの地を訪ねていただけるようにメッセージを発していきたいと思いますのでこれからもどうぞよろしくお願いします。

 

但馬県民局長 石井孝一           

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