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更新日:2010年10月5日

但馬県民局/局長メッセージ(平成21年6月)

 恋愛の意味もよく分かっていなかった中学生時代。涙が止まらなかったのが70年前に書かれた武者小路実篤の純愛小説「愛と死」。

 友人の妹・夏子の明るく活発な性格に惹かれる正反対の性格の村岡。いつしか二人は互いに結婚を誓う仲に。そして二人の間に交わされる愛の手紙の数々・・・フランスからの帰途、村岡に届いたのは、夏子の訃報。彼女はスペイン風邪に冒されたのだった。

 「・・・あんなに丈夫だったのに、どうしてあんな風邪ぐらいにやられたのか。もっとも今度のスペイン風邪という奴は丈夫なものの方がやられるらしい。本当に何と言うことが起こったのだ・・・」

 


兵庫県・新型インフルエンザ対策本部

 ある専門家の調査によると、スペイン風邪では全世界で8,000万人の死亡が推計され、当時の日本でも5,500万人の人口のうち40万人が亡くなったとのこと。

 インフルエンザは定期的に大変異を起こし、その都度世界的な大流行(パンデミック)を起こしており、20世紀には4回のパンデミックがあったということです。

<<大正7年(1918)スペイン風邪/昭和32年(1957)アジア風邪/昭和43年(1968)ホンコン風邪 /昭和52年(1977)ソ連風邪>>

 これまでの研究では新型インフルエンザによるパンデミックは、10~40年の周期を以て発生すると考えられているため、ソ連型パンデミックから30年以上経過している現在、新型インフルエンザの出現は間近であると認識されてきました。

 


新型インフルエンザ対策但馬地方本部

 しかし、これまで「強毒性の鳥インフルエンザ(H5N1)」を想定していたのに、今回の「豚インフルエンザ(H1N1)にはいささか虚をつかれたという感じでしょうか。

 このように専門家でもなかなか予測がつきにくいとなれば、余計に我々としても最悪の事態を想定した危機管理が求められます。

 5月16日(土)、初めて人から人への感染が県内で確認された日、普段はのどかな但馬でも一部の地域で大騒ぎとなりました。

 5月18日(月)、県民局と但馬管内5市町による「新型インフルエンザ市町連絡会議」では、県から市町への情報伝達のタイミング、強毒性(H5N1)に備えた更なる体制引き締め等、多くの意見が出され様々な課題が一挙に浮き彫りになりました。

 


 専門家によると今回のインフルエンザは、ウイルスの生存に有利な秋と冬に、さらに大きく本格的な流行が起きる可能性があるとのこと。多くの人々はこのウイルスに対する免疫を持っていないため感染はあっという間に拡大し、救急など地域医療には大きな負荷がかかります。

 患者が軽症だったとしても今後の対応に関し楽観視してはならないことは専門家も強く指摘しています。現にメキシコでは多くの死者が出ていること、感染を繰り返す過程でのウイルスの悪性化、強毒の鳥インフルエンザ流行などが懸念されます。

 さらに、観光関連産業における風評被害の払拭は但馬地域にとって喫緊の課題です。

 今回の事案を教訓に、次の災害への備えを迅速に行うことが、私たち一人ひとりに求められます。

 

《5月24日 朝日新聞から》

 今後は長期戦になる。冬に入る南半球で流行し、今秋以降、日本で再流行する可能性が高い。日本で症状の出ない人も含めれば、来春までに全国民の2~3割程度が感染するかも知れない。南半球の流行で、強毒性など新たな性質を獲得しないか心配だ。

 

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