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更新日:2010年10月5日

但馬県民局/局長メッセージ(平成21年11月)

植野記念美術館

■何年か前にベストセラーとなった養老孟司さんの「バカの壁」。

 「知りたくないことに耳をかさない人間に話が通じないということは、日常でよく目にすることです。これをそのまま広げていった先に、戦争、テロ、民族間・宗教間の紛争があります。例えばイスラム原理主義者とアメリカの対立というのも、規模こそ大きいものの、全く同じ延長線上にあると考えていい・・・」

 

■昨年赴任するまで、神戸から但馬を眺めて「遠くて、気候があまり良くない。城崎温泉など一流の観光地はあるものの、住みにくそうだ・・・」ボンヤリとそんな印象を持っていました。

 赴任した身びいきで言うのではありません。じっくり腰を据えて目を凝らすと、但馬には、実にここならではの自然・伝統・文化が息づいていることに気づきます。私がよく挨拶の中で言わせて頂く「全県で見ると人口は3%だが、情報発信すべき資源は15%」の所以です。

 

■翻って私の生まれ故郷・丹波は「むしろ但馬に比べ素材が少ないのではないか」但馬に赴任し、当地の見聞を広めるにつけ、漠然と感じていました。

 

○10月のある休日、豊岡から遠阪トンネルを越えて丹波市に。目的は植野記念美術館(外部サイトへリンク)「ジュディ・オング倩玉 木版画の世界展」(10月10日~11月29日)。「明日はジュディ・オングさんご本人が来られ、ミニトーク&サイン会がありますよ」一日違いで残念でしたが、精緻で情感溢れる作品群には長らくボーッと見とれていました。


達身寺

○ついでと言えば恐縮ですが、周辺の観光資源なども散策。

 

「達身寺」(外部サイトへリンク)(氷上町清住)・・・「丹波の正倉院」の別名があるほど平安~鎌倉時代の仏像が多数納められています。5年ぶりに訪れましたが、何度拝観しても「快慶作」と伝えられるご本尊の阿弥陀如来をはじめとした仏像の数々、そして製作途中の作品群の迫力に圧倒されます。ここが昔は仏師を育成するための工房・研修施設であったという説も首肯できます。

 

コスモス畑(氷上町清住)

「コスモス畑」(外部サイトへリンク)(氷上町清住)・・・今年は梅雨の長雨、8月の豪雨などで種蒔きが遅れ、従って開花もおくれたことから10月18日の「コスモス祭り」は中止。しかし、この季節を象徴する秋桜、数は少なかったものの可憐に風にそよいでいました。

ヴァルトスチューベモニカ

「円通寺」(外部サイトへリンク)(氷上町御油)・・・丹波の観光パンフレットで再々目にしていましたが、初めての拝観。本堂「施無畏殿」御殿づくりの偉容に圧倒されます。「施無畏」とは観音様の別名、「人々の悩みや苦しみを取り去り、幸せに導いて下さる」という意味だそうです。

 

「ヴァルトスチューベモニカ」(外部サイトへリンク)(氷上町上新庄)・・・著名な場所だけれど、恥ずかしながら私としてはここも初めての訪問。まるでドイツの森に来たかのような(行ったことありませんが)錯覚に陥るスポット。昼食をしながら、目の前にふと出された色鉛筆と画用紙・・・久しぶりに絵を描いてみる。信じられないぐらいゆったりとした時間が流れました。

 

「高源寺」(外部サイトへリンク)(青垣町桧倉)・・・天目楓で有名。しかし紅葉の季節にはまだ早いようでした。

 

○ご紹介したのは丹波市の見どころのうち、ほんの一部にすぎません。つまり「どの地にも歴史と伝統ある資源や人々の真剣な取り組みがある」のです。

 「自らを卑下して、見落としている地域資源があるのではないか?」「本当は自分自身が住んでいる地域のことを何も判っていないのに『何もかも判っている』と思い込んでいることはないか?」万が一そうだとしたら、それこそ「バカの壁」を打ち破らねばならないのではないか・・・そんなことを考えさせられた秋の一日でした。


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