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更新日:2010年12月2日

但馬県民局/局長メッセージ(平成22年11月)

『世界への扉が開いた』

ギリシャからの第1報の瞬間

●ギリシャのレスボス島で開かれた世界ジオパーク・ネットワークの会合。
 待ちに待ったその時が訪れたのは、10月4日の午前零時30分、現地時間では前日3日の午後6時30分でした。
 県民局の執務室には大勢のマスコミがかけつけ、何台ものテレビカメラが並んでいました。
 直前まで記者の皆さんと冗談をまじえ談笑していたのに、ギリシャからの国際電話が入ったとたん緊張が走ります。
 事前審査の感触から確信はしていたものの、心のどこかで「もしかしたら」という思いがぬぐえなかったのでしょう。
 「加盟決定です!」
 現地に乗り込んでいた中貝豊岡市長(山陰海岸ジオパーク推進協議会(外部サイトへリンク)会長)の弾んだ声をきき、その言葉を鸚鵡返しにしたとたん、受話器をもつ私の周囲で、まるで地響きのような歓声があがりました。
 その後の電話のやりとりは、ほとんど記憶にありません。拍手と歓喜の声のため電話口の声がまるで聴こえなかったのです。
 後で聞くと、中貝市長はその時、「地球は青かった」に匹敵するキメ言葉を口にしていたそうです。
 結果発表を待つ、現地の緊迫した時間のなかで熟慮を重ねたその言葉は、「世界への扉が開いた」。
 この“幻の名セリフ”には、世界のジオパークの仲間入りを果たした初々しい歓びがこもっています。
 同時に、今後、世界水準の価値に磨きをかけていかなければならない、山陰海岸ジオパークが歩むべき険しい道を前にした身震いのようなものが感じられます。
(認定状交付の様子は、ここ[http://www.youtube.com/watch?v=FMnJ_XwPwSw(外部サイトへリンク)]で観ることができます。)

認定書と中貝会長

●一足先に、世界の注目をあびたのがコウノトリの野生復帰事業でした。
 2005年9月、5羽のコウノトリが大空に放鳥されてから5年。国際生物多様性年の今年、名古屋でのCOP10にあわせて、「第4回コウノトリ未来・国際かいぎ」が10月30日、31日、豊岡で開催されました。
 テーマは「野生復帰がもたらすもの~コウノトリが紡ぐ いのち・地域・経済・文化~」。
 ロシア、中国、韓国から行政官や研究者を迎え、また、宮城県大崎市、新潟県佐渡市をはじめ「コウノトリに選ばれたまち」からも多数の参加を得ました。
 二日間にわたって熱い議論が繰り広げられ、最後に、地元の高校生が力強く「コウノトリ宣言」を読み上げました。
 小中学生100人がステージに整列したフィナーレでは、コウノトリファンクラブ(外部サイトへリンク)の柳生博会長の飛び入りMCの「ハプニング」が勃発。
 特急「北近畿」が来年3月、「こうのとり」に改名されることにちなんで来場されたJR西日本の佐々木社長とのかけあいもあって、会場は大いに盛り上がりました。
 生物多様性を一言で要約することはできませんが、「つながり」がその重要なキーワードであることは間違いないと思います。
 いのちはつながっている。連綿と続くいのちの営みのつながりを通じて、生き物たちの惑星・地球の自然環境はかたちづくられてきた。
 人のいのちも、人が暮らす地域もつながっている。そして経済や文化の活動が営まれる人間の社会は、自然という大きなつながりの中の小さなつながりにほかならない。
 とりわけ現代の経済システムは、数十億年の生物の歴史、一万年の人類の歴史からみて、たかだか数百年の歴史しかもたない新参者であるにすぎない。
 「コウノトリが紡ぐ いのち・地域・経済・文化」には、そのような思いがこめられています。

柳生会長と佐々木社長のかけあい

●つながりとは、ネットワークのことです。
 「ネット」そのものに意味や価値や経済的な富が埋蔵されているわけではありません。
 ネットを通じた共同の「ワーク」から、意味や価値や富をうみだしていくことにこそネットワークの意義があります。
 ジオパークも、世界遺産のように登録されること自体に意義があるのではありません。
 世界のジオパークが相互につながって、大地の歴史と人々の営みをめぐる新しい意味や価値や富を生み出していくことが眼目です。
 そのようなジオパーク・ネットワークの一員として正式に認められた。それが「世界への扉が開いた」ことの意味です。

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