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更新日:2011年6月21日

さわやかトークin丹波 ~若者たちと、明日の丹波を考える~

「さわやかトークin丹波」が平成21年3月15日(日)、篠山市内で開催されました。

当日は、かやぶきの古民家の中で膝を交えて、アットホームな雰囲気のもとで行われました。

 

1 開催日    平成21年3月15日(日) 10:00~12:00

2 開催会場 県立丹波並木道中央公園 「かやぶき民家」(篠山市西古佐)

3 発表団体 城南地区通学合宿実行委員会(篠山市)・篠山産業高等学校東雲校(篠山市)・関西大学佐治スタジオ(丹波市) 

4 参加者 知事、各団体の皆様、篠山市長、石川県会議員、小西県会議員、県民局長 など

城南地区通学合宿実行委員会の活動

和やかな雰囲気での意見交換

〔城南地区通学合宿実行委員会の概要〕

小学生から高校生までの異なる年齢の子ども同士が、コミュニティーセンターで2泊3日の共同生活を送ることにより、思いやりの心や社会性、協調性を伸ばすことを目的に、3年前から活動している。

プログラムでは、夕食の準備や地域についての勉強会、もらい風呂などの時間を設け、子ども達に地域への愛着を持ってもらうとともに、子ども達を地域が育む機運を高め、安全で安心なまちづくりを目指している。

合い言葉は、「Yesから入ろう」。楽しんで活動することをモットーとしている。

 

(意見交換)

(知事)平成20年度は42人の参加ということですがということですが、寝起きできる人数も限界かもしれませんね。参加者の実費負担額はどれくらいですか。また、食事の準備には地域の方が何人ぐらい手伝ってくださるのですか。

(団体)負担額は3,000円です。食事については愛育班やいずみ会など15名の方にお世話になっています。

(知事)食べ物の材料は地産地消ですか。

(団体)地域の方々に協力いただき集めました。食材もそうですが、もらい風呂では、地域の方にたいへんお世話になりました。始めは「うちの汚い風呂に来てくれるやろか」という声もあったのですが、お風呂を提供していただくリピーターさんも増え、市長さんの家にもご協力いただいています。薪で焚く五右衛門風呂のお宅にもお願いして実施しました。

(知事)きっかけは。

(団体)自分自身の子どもの頃の体験から、子ども同士や大人までを含めた縦の繋がりが大切だと思っているが、今は城南地区でもそうした繋がりは薄くなっている。通学合宿がこうしたことに役立つのではないかと思いました。

(知事)Yesから入ろうというのは。四の五の言わないということですね。

(団体)思い切ってやりましょうと。尻込みするお母さん方もいらっしゃったのですが、やれない理由を次々探すのではなく、「やってみよう」ということで実際にやりますと、次第に「自分の子供も参加させよう」というようになってまいりました。

(知事)そういう精神、私も大賛成です。

(知事)城南地区のみなさんは通勤合宿に取り組みたいとおっしゃっていましたが。

(団体)地域の方々も含め、子供達は通学合宿、大人は通勤合宿ということで、2泊3日一緒に生活したいなあと思っています。

(知事)問題はスペースですね。

(団体)県民交流広場事業を活用して10月に増床したいと考えています。

(知事)城南地区は都市部との交流とかで決まったところはあるのですか。

(団体)有機農法で無農薬米を作っている真南条上営農組合というのがありますが、そこで神戸大学農学部との交流が始まっています。今年から、城南地区まちづくり協議会、12集落が受け皿になって、学生30名の受け入れを検討しています。いかに百姓が「儲からなくてしんどい」か、を体験させてくれということなので。

(団体)各農家に少人数単位で振り分け、顔の見える交流をしていこうということで受けいれています。4月25日が初回で8回に分けて実施する予定です。

(知事)それはまた民宿の新しい形態ですね。

(団体)神戸のシルバーカレッジさんが、真南条上営農組合との連携で黒豆の畑を借りて作りたいとおっしゃっているのと、「かえる(農業に還る)の会」「米を作ろう会」という2つのグループが既に交流をしてくれています。

(知事)活発ですね。先ほどの「Yesからはいろう」という行動規準のおかげかと思います。

 



篠山産業高等学校東雲校の活動

山の芋のウイルスフリー化について聞き入る知事

〔篠山産業高等学校東雲校〕

全日制農業科の高校。地域の特産品を研究の対象とする2~3年生の選択コースでは、山の芋のウイルスフリー化と丹波黒(黒大豆)の変異種調査を課題研究テーマとして、基礎学習や現地実習を実施している。

毎年夏休み期間に小学生を対象に実施している丹波青少年本部事業「たんば子ども塾」の一環として、生徒らの指導により丹波特産の山の芋の培養体験を実施している。

また、「ごはんCUP2008(農業や調理を学ぶ高校生による米料理コンテスト)」では優勝の実績がある。

 

 

(意見交換)

(知事)皆さんには昨年秋に県庁緑化の展示をしていただき、ありがとうございました。さて、特産物マイスター(注)から栽培技術を学ぶということですが、マイスターの皆さんは厳しいですか。

(注)特産物マイスター

 (財)日本特産農産物協会が設けた制度。特産物の生産・加工などの経験と越した技術を持つ人材を認定

(団体)作業は大変ですが、マイスターの皆さんはみんな明るく、すごく優しいです。

(知事)高度なバイオ技術を駆使しているのですね。ウイルスフリー(ウイルスに汚染されてい ない状態)の山の芋、根腐れ病の対策とか、一定の技術的な定着がみられれば、一般農家に普及していけますね。

(団体)農業改良普及センターとかと連携しながら、普及していく活動をしています。

(知事)ウイルスフリーの山芋の種芋は、1gのものが100gまでになるのですか。

(団体)お手元にある袋に「むかご」が入っていますが、それが1年すると横にある子丸芋に、また1年すると商品となる芋(種芋になる大きさの芋)になります。

(知事)そのウイルスフリーとはどの段階をいうのですか。

(団体)山芋を植えている段階でつるが伸びてきますが、つるの先端部分はウイルスがない状態なので、そこから分化していく部分を取って増やしていきます。

(知事)一度ウイルスフリーの種を作っても、ずっとウイルスフリーではないですよね。

(団体) アブラムシによって伝染します。3年ぐらいすると罹患するといわれています。年数がかかるので、サイクルをつくらないとダメだと思っています。

(知事)東雲校はその基地ですね。すごいですね。それで、どれくらいで売れるのですか。

(団体)今のところ1粒30円です。それが「山芋」になると、約500円(500gとして)。

(知事)1粒の単価をもう少し下げられないかというところがポイントですね。それと、黒豆の根腐れ病について、学校でどのようなことをされているのですか。

(団体)トリコデルマという(病原菌を食べる)菌をバイオ技術で増やし、大気に混和する過程を作ったりするのですが、いかに低コストで菌を増やせるかというようなことに取り組んでいます。

(知事)みなさん頑張ってください。

(知事)あと、東雲校の諸君にお願いがあります。丹波の黒豆について、(栽培や収穫に)手間がかかり、人手に頼る部分が多いと理解していますが、もう少し機械化や耕作方法を工夫する余地はないのでしょうか。質問とお願いになりますが。

(団体)篠山は高齢化が進んでおり、農家自体が年輩の方が多いです。昔からの栽培方法なので、なかなか思いつきませんが、勉強して少しずつ領域を広げていきたいです。

(知事)頑張ってください。

九州の佐賀ではレンコンが特産ですが、掘り出す際、泥と一緒に吸い込んで、後で分別する機械を導入して省力化できたようです。何かないかなとは思うのですが。

(石川県議)刈り入れなどの機械化は、今、かなり農業改良普及センターが中心になってやっている。実習などでしないですか。

(団体)選別作業は大変ですが、光で認識して選っています。苗の植え付けでは、ささいなミスから、逆に効率的にできることがわかり、今年実験のうえ確認したいです。

 


関西大学佐治スタジオの活動

取り組みについての熱のこもった説明

〔関西大学佐治スタジオの概要〕

文部科学省「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)」に採択された、関西大学の「農山村集落との交流型定住による故郷づくり」のフィールドとして、丹波市青垣町にサテライトスタジオを設け、過疎地域の活性化や交流人口拡大に向けた定住スタイルを提案している。

大学生が小学校に出向き、授業の一環としての「年賀状カレンダー」の作成など地元の小学校との交流事業や、毎週金曜日のスタジオの開放など、地域と持続的に関わる取り組みを実践している。

 

(意見交換) 

(知事)関西大学が青垣町でスタジオを作ろうと考えられたのはどんなきっかけですか。

(団体)定住についての提案コンペに応募し、丹波市長賞をいただきました。その後、丹波市に出むくなど関わり続ける中で、まちづくりの協定を結ぶことになりました。

(知事)「関わり続ける」というコンセプトは大事だと思います。県では小規模集落支援のプログラムを実施していますが、交流の基本は「関わり続ける」ことの追求です。佐治地区を構成している住宅の年数はどのくらいですか。

(団体) 古いものでは150年位前のものもありますが、50年~70年前の住宅が多いです。何度か改修が繰り返され、木組を新建材で貼って隠しています。空き家リノベーションという取り組みをしており、空き家をもっと活用できると考えています。

(知事)地域で、木組を見せた方が住みやすい環境になる、という動きは出てきましたか。

(団体)そうなるように目指していて、改修工事も簡単なものにしています。

(知事)佐治にみなさん方や、都会のグループがやってくるなどの交流はありますか。

(団体)定期的にバスが関西大学から来ていて、交流やリノベーションに参加しています。

(知事)大学からすると、まち全体が都市工学のフィールドとなっているわけですか。

(団体)大学での勉強はリアルなものではないので、実際に体を動かし調査すること、空き家を改修すること、木を実際に触ることなどは意味があります。

(知事)「関わり続ける」というコンセプトを思いついたきっかけはなんですか。

(団体)参加メンバーが、佐治にある田圃や川での体験というものがなく、自分たちが来られる拠点があり、そこで地域の人とも接することができればということでした。

(知事)あなた(スタジオの駐在員)の活動は主にどのようなことですか。

(団体)学生と住民の接点というか、住民であるということで、関大生がいない時は住民の方たちと交流をもって活動や取組を紹介していくことです。

(知事)佐治地区の人たちの生活実態とかを調査しているのですか。

(団体)佐治のメイン通りがありますが、以前は商店が並んでいた玄関から入ると土間がありました。それが廃れ、生活空間が奥へ行ってしまいました。土間の空間を新建材で床にして使っています。時代の流れもあるが、活用について考えていきたいです。

(知事)道路は、土日は通さず、歩行者天国にしてみてはどうでしょうか。

(団体)子供達の遊び場にもなりますね。

(知事)(石川県議に向かって)意見がありますか。

(石川県議)まちの人たちの協力が得られればいいですが、一度提案してみてもいいかもしれないですね。八宿祭りの時は歩行者天国にしていますね。

(知事)歩行者天国などをうまく導入してみたらおもしろいかもしれませんね。

「丹波の良いところ、誇れるところ」「こんな丹波だったらいいな」~意見交換~

笑顔で記念撮影

~意見交換~

「丹波の良いところ、誇れるところ」

「こんな丹波だったらいいな(10年後の丹波に向けて)」

(参加者)私はよそから丹波に引っ越してきたのですが、近所の人でも家族のように接することが出来る、暖かみがあるところが丹波の良いところだと思います。

(知事)人付き合いがあまりにも密接なので、自分の時間が持ちにくい、地域の日役が組み込まれる、という逆の面も聞くがどうですか。

(参加者)住んでいたら嫌な面もあり、密接しすぎかなということもあるのですが、それらも含めて、(関わりながら自分自身が)成長していけるかなと思っています。

(知事)二地域居住で週末は丹波で過ごす、平日は都市にいるとなると、日役とかやらないですよね。そういう新住民の扱いについて、ルール化するのか、とか・・・。

(参加者)僕らの活動(佐治スタジオ)で、駐在員の方がいて、僕らとジョイントできる部分はすごく大きい。地域のことで分からないことを直接、または、その知り合いの方を通して聞くという風にできる。

(知事)地域にコーディネーターがいると、地域のことが尋ねられるかもしれないですね。実験していかなければならないことかもしれませんね。

 

(参加者)丹波の誇れるところといえば、2年連続で兵庫県畜産共進会の肉牛の部で名誉賞をとった牧場(篠山市内)があるということです。

(知事)篠山地区は畜産が盛んですよね。 

(参加者)「ごはんCUP2008」というのがありまして、(篠山産業高校東雲校は)三重の相可高校とユニットを組んだのですが、優勝できました。そのときに使った米が、僕の祖父の米で、祖父の田んぼで一緒にコシヒカリを作りました。

(参加者)砂地で栽培した米が余分なものが入らなくておいしいものができます。魚沼産コシヒカリよりもおいしいというデータもあり、「東の魚沼、西の篠山」といわれているほど篠山の米はおいしく、道場六三郎さんも大絶賛でした。

(参加者)「ごはんCUP」の時には、山の芋も出させてもらいましが、高い評価でした。

(知事)(篠山の特産物は)地域ブランド化していますよね。次の農政環境部の方針は「地域ブランド化」。全部はできないですが、ブランド化して売り出そうとしています。これからの時代のキーワードはブランドとデザインです。佐治地区はまちをどのようにデザインするか、古民家、生活、過ごし方、つきあい方などもそうですね。「丹波の黒豆」は普通名詞になっているので、丹波産の丹波の黒豆とかにしないとね。

(参加者)「ご飯CUP」の時、築地の市場にも行って来たのですが、まさにその通りで、北海道から来ている「丹波の黒豆」や岡山産とかありました。見れば粒の大きさが全然違っていました。

 

(知事)10年後の丹波については何かありませんか。

(参加者)地域の人の自活というか、そこに何を残して行けるかというか、私たちの活動を引き継いでいってもらえるようになることが、理想の形です。

(知事)仕組みをうまく残すことが必要になります。一つは地元が受け入れる・交流することと、今、関西大学さんがやられているような、外の人が常に訪ねてくるような仕組みの両方があります。それから「繋ぎ」の仕組みです。

(参加者)(佐治では)次の空き屋リノベーションでゲストハウスを予定しています。畑で作った野菜を料理し提供する場所を検討中で、安価で泊まれるものにしたいです。

(知事)宿にはしない方がいいです。規制が厳しいですね。農家民宿の方がやりやすいですがね。いろいろ研究して永続性のあるシステムを検討してください。

 

(知事感想)

個性ある地域にふさわしい課題に対し、真正面から取り組んでいただいていることに感動しました。

城南地区は、拠点をベースに広がりを作っていっていただきたいと思います。

東雲校の皆さんはバイオに取り組みながら、伝統的な作物の改良や技術向上を目指しているということで、元気づけられました。学んだことを将来にいかしてください。

佐治スタジオの皆さんは、地域と都市との交流のスタイルを提案していただいているが、古民家のリノベーションのきっかけに、交流拠点を整備し広がりをもっていっていただくのは一つのアプローチと思います。

県の事業でも応援するメニューはあるので、それらを活用し交流の促進をしていただくとありがたいです。

感想と激励を申し上げました。皆さんの活躍を期待しております。


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