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更新日:2019年9月3日

令和元年度 西播磨県民局長メッセージ

新しく就任しました!

 

このたび西播磨県民局長に就任しました遠藤です。
西播磨は、豊かな自然や美しい景観、歴史・伝統文化、食、地場産業、先端科学技術など魅力ある資源に恵まれた地域です。
県民局では、これらの地域の資源を生かして、「戦略的なツーリズム振興による西播磨の賑わいづくり」「活力あふれる西播磨の暮らしづくり」「安全安心な西播磨の社会基盤づくり」の3本の柱に基づき、個性あふれる事業を展開し、皆さんと共に、「光と水と緑でつなぐ 元気・西播磨」の実現を目指してまいります。どうぞよろしくお願いします。

 

~パッチワーク・西播磨~

西播磨県民局長の遠藤です。西播磨での勤務をスタートして、はや一ヶ月が経とうとしています。
既にいくつかの会合や行事で地域の多くの方々とご挨拶させていただきました。「西播磨はいいところだよ・・」、「優しい人が多いから安心して・・」とおっしゃる方が多く、「ふるさと西播磨が好きだ」という気持ちがよく伝わってきました。いろいろとお話を伺う中、「西播磨のシンボルは、何かな」とふと思いました。みなさんならば、「西播磨と言えば、○○です」と、もし東京の人にふるさと西播磨を紹介するとしたら、○○に何を入れますか。
正直に申し上げると、赴任する前は、私の西播磨のイメージは、「山」そして「森」という感じを持っていました。以前関わった仕事で、人工林の間伐や里山づくりの推進、シカ・イノシシなどの野生鳥獣被害対策などに取り組んでいましたので、そういった印象が強かったのかも知れません。県民局の職員や地域活動に携わっておられる方々から、西播磨管内の地域資源に関する話や資料を頂くにつれ、多くの歴史的な「旧跡や文化」、豊かな「自然や食べ物」にあふれているというイメージが増えてきました。きっと人によって、○○に入れるコンテンツは、様々でしょう。
西播磨管内は、4市3町、兵庫県の面積の2割を占める広い地域です。そして、森・川・さと・海が、揖保川や千種川などの流域として一本につながっています。西播磨には、世界遺産・姫路城のような横綱級の観光資源は、ないかもしれませんが、関脇、小結級の逸材が多く散らばっています。これらの○○に入れる候補をパッチワークのように一つの固まりにして、色とりどりのグラデーションを楽しめるような地域に育てていければ、面白いのではないかと、まだ西播磨ファンとしては駆け出しの者として考えているところです。
先日、私用で車を走らせていたら、まさしくパッチワークのような春の里山が目に入ってきたので、思わず道路端に車を止めて写真に収めました。相生市の矢野地区、たつの市の千本地区の里山です。この写真のように、近くで見ても、少し離れてみても、飽きが来ない、そんな西播磨になるように一緒に何か活動を始めませんか。

矢野1 矢野2 千本

    相生市矢野地区              相生市矢野地区              たつの市千本地区

 

~外国人の方々にとっての西播磨の魅力~

秋のラグビーW杯を皮切りに、ゴールデンスポーツイヤーズが始まりました。また、6月下旬には、G20大阪サミットがあります。

世界中から、日本、関西、兵庫への注目が集まります。当然、外国からの訪問者も格段に増えるはずです。

播磨地域には、世界遺産の姫路城があり、既に年間30万人もの外国人観光客が訪れています。ワールドマスターズゲームズ2021関西などのスポーツ観戦に来た方々も、せっかくの機会なので、姫路城などの観光地に足を運ぶことでしょう。

西播磨地域には、豊かな自然、歴史遺産、海の幸・山の幸など多くの観光資源がありますが、外国人の方々にとって特に魅力的に感じられるものは何でしょうか。

我々日本人からすれば、旅行は非日常体験であり、雄大な自然、美しい景観、立派な建物、賑やかなお祭り、そして少し贅沢な食べ物を求めて出かける方が多いでしょう。

外国人観光客の方々にも、これらのコンテンツはきっと同じように魅力的に感じられるでしょう。ただ、普段の生活習慣自体が日本と大きく異なる外国人の方々には、我々日本の平凡ともいえる普段の生活自体がもの珍しく、むしろ日本に何度か来られて、メジャーな観光地をめぐった経験のある方などには、市場や居酒屋などに魅力を感じて頂けるのかも知れません。そう言えば、先日来日したトランプ大統領も安倍首相とともに、炉端焼きの店に行かれていました。

外国人と言っても、世界の様々な地域から来られるので、気候も違えば、食べ物、文化も違います。個々人の好みもそれぞれ異なるでしょう。千差万別の好みにすべて応えるのは無理ですが、外国人の方々にとっての西播磨の魅力は、我々の想像を膨らませるよりは、既にこの地域に住んでおられる外国人の方々や訪れてくれた観光客の方々に意見を聞いた方が早くわかる気がします。今後、様々な機会を捉えて、外国人の方々に聞き込みをしてみたいと思います。

ちなみに、西播磨に来て2ヶ月の私が、外国人の方々に喜んで頂けるのではないかと感じているコンテンツは、次の3つです。あくまで、個人的見解ですので、違和感がある方もおられるかも知れませんがご容赦ください。

①城めぐり~甲冑・装束体験(既に龍野城下町では、実施中)

西播磨には、山城(利神城、白旗城、感状山城、楯岩城、上月城)、平山城(龍野城)、海城(海岸平城の赤穂城)と、バラエティに富んだ城が点在しています。城の時代背景を学んだあと、甲冑などの伝統的な衣装を身に付ける体験と組み合わせると、貴重な思い出になると思います。

 

佐用町・利神城

龍野城

 

  佐用町・利神城                 龍野城・甲冑試着体験

 

②千種のたたら製鉄<日本刀の原料となる鉧(けら)づくり体験>~刀匠による刀づくりの見学や体験

国宝などの名刀の原料を供給した千種のたたら製鉄の伝統を残そうと、地元の中学生が実習で毎年十数キロの鉧(けら)を製造し、佐用町や相生市の刀匠に刀などを作ってもらっています。

 

たたらの里

クリンソウ

 

   宍粟市千種・たたらの里学習館(正面)       天児屋鉄山跡の石垣とクリンソウ

 

③日本遺産・北前船寄港地(坂越、室津)~地場産品(皮革製品、伝統食料品(酒・みそ・しょうゆ・塩)~カキ料理

北前船で全国へ運び出した地場産品の製造現場の見学・作業体験や古い港まちの散策を楽しみ、海を前にカキをはじめとしたご馳走を堪能できます。

 

室津

廻船問屋

 

  たつの市室津の街並み             室津の廻船問屋(町家)から海を臨む

 

何れにせよ、外国人の方々に地域の魅力をアピールするには、何らかのストーリー性が必要と感じています。皆さんも共に西播磨を売り込むストーリーを考えて、ご提案いただけると大変ありがたいです。

 

~“災害は忘れたころにやって来る”とならないために~

昨年の7月豪雨から1年。断続的に6日間降り続いた雨には、「山は大丈夫か」、「川の堤防は持ちこたえられるのか」、と心配したのはもちろんのこと、「いつまで降り続けるのか」と恐怖感さえ覚えました。県内では、2名の方が亡くなられたほか、土砂崩れによる道路の通行止めや河川の埋そく、護岸の損傷など厳しい被害が生じました。西播磨管内だけでも200箇所を超える災害復旧工事を実施しなければならないほどの大雨でした。現在も計画的に鋭意工事を進めているところです。災害直後において1日も早く交通や河川の機能を回復させようと、測量作業や仮復旧工事などにご尽力いただいた工事関係者の皆様には、改めて感謝を申し上げたいと思います。

先日、防災パトロールで宍粟市一宮町公文の土砂崩れの現場を訪れました。昨年の7月豪雨による土砂崩れで人家が飲み込まれ、お一人が亡くなられた現場です。山あいの集落でしたが、どこにでもある山といった感じで、特段切り立った場所でもなく、災害の履歴もなかった場所だそうです。崩れた後の山肌を見ると、斜面下部が濃い茶色になっている部分が見え、地下水が浸み出してきているのだそうです。降り続いた雨が浸み出して軟弱となった斜面下部からズレ落ちたのではないかと治山関係の担当職員から聞きました。この現場を見て感じたのは、「いつどこの山で土砂崩れが起こってもおかしくない」ということでした。ハード、ソフトの両面からの防災対策の必要性を改めて感じさせられました。

そのような意味で、自分たちがどのようなリスクを抱える地域に住んでいるのかを、平時からハザードマップなどをチェックしてしっかりと認識し、大雨や地震などの非常時には空振りになってもいいから「まずは、逃げること」が大切だということではないでしょうか。

公文土砂崩れ現場

宍粟市・一宮町公文土砂崩れ現場(H30.7月豪雨)

公文災害復旧工事

宍粟市・一宮町公文災害復旧工事(同左)

来年の1月17日には、阪神・淡路大震災から、25周年を迎えます。震災をはじめとする災害対応の経験と教訓を忘れずに、今後想定される南海トラフ地震や大規模風水害などに生かしていくことが大切です。県では、大雨に対し、ダムも活用した河川下水道対策「ながす」、校庭やため池を活用した流域対策「ためる」、輪中堤の整備や防災訓練などの減災対策「そなえる」の取組を総合的に進めています。

金出地ダム

上郡町・金出地ダム

引原ダム

宍粟市・引原ダム

その中の「そなえる」の一つとして、兵庫県住宅再建共済制度(フェニックス共済)への加入促進にも取り組んでいます。西播磨地域では、平成16年の台風23号による宍粟市などでの風倒木の被害、平成21年の台風9号による佐用町での水害、昨年7月の豪雨災害と何度も被害を受けていることもあり、5月末の時点で、全県の加入率が9.6%であるのに対して、西播磨地域は、2倍の18.4%と高い水準を維持しています。これは、淡路地域の22.6%に次いで2番目の加入率ですが、これで満足するわけにはいきません。災害時の被災地の住宅再建の遅れは、地域全体の復興にも影響を及ぼします。ぜひ、一人でも多くの方に自然災害の脅威を理解し、万一のことを考えてフェニックス共済への加入をご検討いただきたいと思います。事務局としても、支払請求ができるだけ負担にならないよう、また迅速に支払うことができるよう、分かりやすい情報提供に努めていくとのことです。県民局としても、西播磨の加入率20%を目指して、PRを頑張ります。

HP→ http://phoenix.jutakusaiken.jp/index.html(外部サイトへリンク)

このほか県民局では、防災関係の事業に積極的に取り組んでおります。今年度は9月に兵庫県・播磨広域合同防災訓練の実施を予定しているほか、高校生に自分たちでできる防災活動は何かを考えてもらう「防災サミット」を12月頃に開催します。さらには、実効性ある防災・減災活動を拡げていくため、地域の皆さんが当事者となって作成するボトムアップ式の地区防災計画策定を支援します。

地域活動が盛んな西播磨地域として、他の地域の模範となるような「災害への対応力」を一緒に磨いて参りましょう。皆さんのご理解とご協力をお願いいたします。

 

~東京オリンピック・パラリンピックまであと1年。スポーツを始めませんか~

2020年7月24日東京オリンピック開会式まで1年を切りました。7月13日には、水泳の世界選手権で入賞し、板飛び込みでオリンピック代表の内定第1号が決まったと報道されていました。これを聞き、いよいよだなと、待ち遠しい気持ちになってきた方も多いのではないでしょうか。

スポーツは、平和の象徴と言われています。プロや国の代表選手のハイレベルな試合の観戦はエキサイティングですし、選手が必死に取り組む姿は我々に感動を与えてくれます。技術のレベルはさておき、自分自身でも運動すれば、汗をかいた後の爽快感を味わったり、心肺機能が鍛えられ健康な身体を作ることができます。皆さんも何かスポーツを始めてみませんか。

今年の9月には、待ちに待ったラグビーW杯が始まります。県内では、ノエビアスタジアム神戸で4試合が予定されています。何れの試合にもヨーロッパや南半球の強豪国が出場しますし、「4年に一度じゃない。一生に一度だ」というキャッチコピーは、わくわくする気持ちをさらに盛り上げてくれています。

さらに、オリンピック・パラリンピックの翌年には、関西でワールドマスターズゲームズが開催されます。概ね30歳以上であれば、誰でも参加できる開かれた大会で、参加者は5万人を見込み、そのうち海外からは2万人の競技者がやってくると想定しています。地域としても、ゴールデンスポーツイヤーに来られる多くの来訪者を受け入れるにあたり、おもてなしの心をどのように形にしていくか、知恵を出しあって一緒に取り組んでいきたいと思います。

こうした中、西播磨では、宍粟市音水湖周辺がオリンピック・パラリンピック聖火ランナーのコースに選定されました。そして、音水湖は、直線コースで1km以上見通せる西日本でも有数のカヌー競技場として整備されており、ワールドマスターズゲームズ2021関西では、カヌー・ポロの会場として利用されることが決まっています。

音水湖では、7月13日にカヌー・ポロのワールドマスターズゲームズリハーサル大会が開催され、日本代表対シンガポール代表が試合を行ったほか、全国各地から集まった13チームが熱戦を繰り広げました。私もコートの真横で観戦をさせていただきました。カヌー・ポロとは、カヌーに乗った5人ずつが、いわば水球を行うようなもので、シュートされたボールは、相手がゴール前でパドルでブロックするので、そう簡単にゴールは奪えない競技です。私は正直言いまして、こうした種目があることは知らなかったのですが、水上の格闘技と言われる当たりの激しさやパスワークの巧みさには、驚きを隠せませんでした。初めて見た方は、その迫力にすぐに引き込まれたのではないでしょうか。皆さんも、選手としてでも観客としてでもいいので、2021年の大会本番には、音水湖へ足を運んでいただきますようお願いいたします。

カヌーポロ大会1

カヌーポロ大会2

宍粟市音水湖・カヌー・ポロ大会 日本代表vsシンガポール代表(2019年7月13日)

 

 

また、西播磨の3町(太子・上郡・佐用)地域では、障がい者の体力の維持増進や協調精神を養うことをめざして、第50回目となる「西播磨福祉地区障がい者スポーツ大会」が、今年の9月7日(土曜日)にテクノ(播磨科学公園都市)にある県立西播磨総合リハビリテーションセンターふれあいスポーツ交流館で開催されます。大玉運びや玉入れといった運動会の定番メニューに加え、パラリンピック正式競技にもあるボッチャや冬季オリンピックのカーリングに似せたカローリングといった得点競技も実施します。参加した競技者は、真剣そのものですし、チームワークを発揮できるかが、勝敗を分けるポイントではないでしょうか。1960年に始まったパラリンピック大会は、今回の東京大会で16回目、60年の歴史を持ちます。「継続は力なり」と言いますが、50回続いている西播磨の障がい者スポーツ大会も、関係者の努力の賜物であり、誇らしい限りです。ここまで続いているのは県内でも西播磨だけでしょう。次は、100回目に向け、この伝統が守られるよう、皆さんのご協力とご支援をよろしくお願いいたします。

 

グラウンドゴルフ

グラウンドゴルフ

カローリング

カローリング

 

 

このほか、今年の9月29日(日曜日)には、テクノ(播磨科学公園都市)の芝生広場にて、全世代で楽しめる新しいスポーツの体験コーナーやダンスパフォーマンスなどのステージを楽しむ「西播磨オータムスポーツフェスタ2019」を開催します。自分にぴったりの気軽に楽しめるスポーツに巡り合える機会になるかも知れません。西播磨の特産物やグルメの出店もあります。皆さんのテクノ(播磨科学公園都市)へのご来訪をお待ち申し上げております。

 

バブルサッカー

バブルサッカー

スポーツチャンバラ

スポーツチャンバラ

これから暑い日が続きます。こまめに水分やミネラル補給をするなど、競技者も、観戦者も、応援団も、ボランティアスタッフも、くれぐれも熱中症対策を万全にして、スポーツを楽しんで下さい。

 

 

 

お問い合わせ

部署名:西播磨県民局 総務企画室

電話:0791-58-2113

FAX:0791-58-2328

Eメール:Nsharimasom@pref.hyogo.lg.jp