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更新日:2019年7月1日

西播磨県民局長メッセージ

~“災害は忘れたころにやって来る”とならないために~

昨年の7月豪雨から1年。断続的に6日間降り続いた雨には、「山は大丈夫か」、「川の堤防は持ちこたえられるのか」、と心配したのはもちろんのこと、「いつまで降り続けるのか」と恐怖感さえ覚えました。県内では、2名の方が亡くなられたほか、土砂崩れによる道路の通行止めや河川の埋そく、護岸の損傷など厳しい被害が生じました。西播磨管内だけでも200箇所を超える災害復旧工事を実施しなければならないほどの大雨でした。現在も計画的に鋭意工事を進めているところです。災害直後において1日も早く交通や河川の機能を回復させようと、測量作業や仮復旧工事などにご尽力いただいた工事関係者の皆様には、改めて感謝を申し上げたいと思います。

先日、防災パトロールで宍粟市一宮町公文の土砂崩れの現場を訪れました。昨年の7月豪雨による土砂崩れで人家が飲み込まれ、お一人が亡くなられた現場です。山あいの集落でしたが、どこにでもある山といった感じで、特段切り立った場所でもなく、災害の履歴もなかった場所だそうです。崩れた後の山肌を見ると、斜面下部が濃い茶色になっている部分が見え、地下水が浸み出してきているのだそうです。降り続いた雨が浸み出して軟弱となった斜面下部からズレ落ちたのではないかと治山関係の担当職員から聞きました。この現場を見て感じたのは、「いつどこの山で土砂崩れが起こってもおかしくない」ということでした。ハード、ソフトの両面からの防災対策の必要性を改めて感じさせられました。

そのような意味で、自分たちがどのようなリスクを抱える地域に住んでいるのかを、平時からハザードマップなどをチェックしてしっかりと認識し、大雨や地震などの非常時には空振りになってもいいから「まずは、逃げること」が大切だということではないでしょうか。

公文土砂崩れ現場

宍粟市・一宮町公文土砂崩れ現場(H30.7月豪雨)

公文災害復旧工事

宍粟市・一宮町公文災害復旧工事(同左)

来年の1月17日には、阪神・淡路大震災から、25周年を迎えます。震災をはじめとする災害対応の経験と教訓を忘れずに、今後想定される南海トラフ地震や大規模風水害などに生かしていくことが大切です。県では、大雨に対し、ダムも活用した河川下水道対策「ながす」、校庭やため池を活用した流域対策「ためる」、輪中堤の整備や防災訓練などの減災対策「そなえる」の取組を総合的に進めています。

金出地ダム

上郡町・金出地ダム

引原ダム

宍粟市・引原ダム

その中の「そなえる」の一つとして、兵庫県住宅再建共済制度(フェニックス共済)への加入促進にも取り組んでいます。西播磨地域では、平成16年の台風23号による宍粟市などでの風倒木の被害、平成21年の台風9号による佐用町での水害、昨年7月の豪雨災害と何度も被害を受けていることもあり、5月末の時点で、全県の加入率が9.6%であるのに対して、西播磨地域は、2倍の18.4%と高い水準を維持しています。これは、淡路地域の22.6%に次いで2番目の加入率ですが、これで満足するわけにはいきません。災害時の被災地の住宅再建の遅れは、地域全体の復興にも影響を及ぼします。ぜひ、一人でも多くの方に自然災害の脅威を理解し、万一のことを考えてフェニックス共済への加入をご検討いただきたいと思います。事務局としても、支払請求ができるだけ負担にならないよう、また迅速に支払うことができるよう、分かりやすい情報提供に努めていくとのことです。県民局としても、西播磨の加入率20%を目指して、PRを頑張ります。

HP→ http://phoenix.jutakusaiken.jp/index.html(外部サイトへリンク)

このほか県民局では、防災関係の事業に積極的に取り組んでおります。今年度は9月に兵庫県・播磨広域合同防災訓練の実施を予定しているほか、高校生に自分たちでできる防災活動は何かを考えてもらう「防災サミット」を12月頃に開催します。さらには、実効性ある防災・減災活動を拡げていくため、地域の皆さんが当事者となって作成するボトムアップ式の地区防災計画策定を支援します。

地域活動が盛んな西播磨地域として、他の地域の模範となるような「災害への対応力」を一緒に磨いて参りましょう。皆さんのご理解とご協力をお願いいたします。

お問い合わせ

部署名:西播磨県民局 総務企画室

電話:0791-58-2113

FAX:0791-58-2328

Eメール:Nsharimasom@pref.hyogo.lg.jp