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西播磨の農産物の中で、一番好きなものは何ですか。4市3町それぞれの特産物がありますが、皆さんいくつご存知ですか。
私も4月に赴任してから、西播磨のたくさんの野菜や果物に出会うことができました。伝統的に地域で作られてきたものや、比較的新しく栽培されるようになったものなど、農家の皆さんの努力によって支えられている作物は数多くあります。県民局としても地域の特徴ある作物や加工品をぜひブランドに育てていきたいと考えて応援しているところです。今回は、限られた情報で恐れ入りますが、私が出会った作物や果物を食レポ風にいくつかご紹介させていただきます。私の個人的な感想は、聞き流していただければ結構です。
(既に食べたもの)※食べた順です。
・たつのバジルシホンケーキ(試作品(企業秘密)のためケーキの写真はありません)
たつの市ではバジルを特産品にしようと、営農を頑張っておられる会社の事務所兼作業所を視察しました。その際に、「試作品としてですが味見をして下さい」と言われ、バジルを練り込んだ生地で作ったふっくらしたシホンケーキを戴きました。ほんのりとバジルの風味がして、直前に昼ご飯を食べた後にも関わらず、おいしく戴きました。バジル以外にもさつまいもやにんじんなど、シホンケーキのカラフルさも女性に受けるのではないかと思いました。商品化をお待ちしております。
・揖保川トマト、神岡・トマト
以前から冬の時期に揖保川トマトを食べたことがありましたが、改めて初夏のドライブの帰り道に買って帰り食べました。味の濃さはさすがでした。その後、たつの市神岡で若手の農家として頑張っている方からも味見をさせていただきましたが、これもまた香りもよく、塩を少しかけて戴きましたが、味もしっかりとして大変美味でした。若手農家頑張れ!
・上郡・モロヘイヤプリン
上郡の商工会の会合の際に、地元のモロヘイヤをつかったプリンを戴き、味見をさせていただきました。色合いは、抹茶プリンよりも少し薄い緑で、甘すぎずさっぱりした味のプリンでした。上郡には、同じプリンでも、もう一つ高級なモロヘイヤプリンもあります。レストランが作っていて、モロヘイヤ入りの飼料を食べて生まれた卵を使った濃厚なお味のプリンです。値段は、高目ですが、贈答品や帰省のお土産には、きっと喜ばれるでしょう。皆さんもお試しあれ。
・西はりま山椒
和食ブームに乗り遅れまいというわけではないのでしょうが、但馬で有名な朝倉山椒とおなじ種類の山椒を西播磨のブランドにしていこうという動きがあります。西播磨では、年間7tもの生産があるそうです。私もうなぎの蒲焼きや焼き鳥に掛けるほか、佃煮をごはんのお供としてよく食べます。さらに7月には、期間限定で若い時期の実を摘んで、フレッシュな風味を楽しむことができる貴重な商品も味見をさせていただきました。色も明るいグリーンで、山椒好きにはたまらない味でした。もっと多くの人に楽しんでもらうために、栽培面積拡大や栽培技術の支援などで、県も応援して参ります。
・相生メロン
「糖度14%超えのメロンです」と紹介され、一切れを味見させていただきました。ちょうど暑さも厳しくなりつつある頃で、みずみずしい甘いメロンは絶品でした。根強いファンも多く、通信販売でもかなり売れるそうですが、メロンはやはり手間ひまがかかるとも聞きます。相生メロンの生産をもっと拡大するためにも、若手の後継候補者諸君、来たれ相生に。
・波賀・自然薯
カヌーの競技施設が整った音水湖(宍粟市波賀町)で開催されたカヌーの行事に参加させていただいた後、公共の宿・楓香荘のレストランに立ち寄り、地元特産の自然薯を使った麦とろ丼と鹿肉のたたきを戴きました。とろろはシンプルな味付けですが、こくがあって飽きずにおいしく戴きました。地元宍粟市で取れた鹿肉も柔らかく臭みもなく、ポン酢でさっぱりと戴きました。ヘルシー志向の方は、ぜひご賞味を。
・佐用・ブルーベリー
姫路でサラリーマン生活を終え、佐用町徳久に農業がしたくて移住されてきた方が、観光ブルーベリー園を今年始められました。現地をご案内いただき、自分で摘み捕った実をその場で味見しました。実の大きさが大きいものの方が甘いと聞きいくつか食べましたが、確かにそのとおりでした。子供たちにも人気で、ひまわりを見た帰りに寄っていただける家族も多いとのことでした。実ができる時期をずらして、できるだけ長い期間開園できるように、ブルーベリーの木は何種類も植えているとのことでした。佐用町には、才金地区にもブルーベリー園があります。地域の方が力を合わせて管理をされている様子は、ホームページからも伝わってきます。皆さんも、大きな実をねらって、食べに来て下さい。
・原・リンゴ
8月24日(土曜日)から、宍粟・原観光りんご園がオープンしました。新聞でもカラー写真入りで紹介されていました。赤くてつやつやしたりんごが実を付けています。1か月ほど前にりんご園を訪れた時は、一つひとつ白い袋に包まれた状態でしたが、無事育ってくれたようです。最初に実をつけるのは「つがる」という品種で、甘くてやわらかい食感が楽しめます。収穫時期の違う20種類ものりんごが植わっているので、夏から初冬まで味わえます。皆さんも家族連れでさわやかな甘酸っぱさを味わいにきてください。
(これから出会いたいもの)
以下は、まだ食べていないもので、これから出会いたいと考えています。
・御津にんじんジュース
・太子イチジク
・相生・かんぴょう
・赤穂みかん
県民局としては、西播磨の交流人口の増加に取り組んでいます。誘客に大きな力を果たすのが、地域の食材を生かしたごちそうです。各市町の顔になる野菜や果物をぜひラインアップして売り込み、ブランド化を図り、多くの方に食べに来てもらいたいと考えています。
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