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更新日:2019年10月1日
まつりは、ふるさとを愛する気持ちや幼いころ父母と過ごした懐かしい風景を思い起こさせてくれます。若者の都会への流出が課題となっている中、心に残るおまつりの思い出は、就職や転職の際に、地元に帰ろうと思いを来すきっかけになってくれるのではないでしょうか。今後も末永く地域のおまつりを続けていけるように、みんなで力を合わせていきたいものです。まつりの秋としての本番はこれからですが、いくつか参加させて頂いた西播磨のおまつりをご紹介します。
8月下旬に西播磨文化会館で催される「播州段文音頭大会」では、揖保川流域を中心に地区ごとに少しずつ異なる踊り方を伝え練習されている団体の皆様が一堂に会して、櫓の周りを踊り続けます。音頭の歌詞も多様で、地域の歴史の話から日頃の職場での出来事など多くの方々の思いを乗せて、代表の方が粋な節回しで歌い続けます。来賓としてお祝いのあいさつをさせていただいた後、私も一緒に踊りの輪の中に入り、約1時間たどたどしくではありましたが、踊りを楽しませてもらいました。踊るあほうに見るあほう、同じあほなら踊らにゃ損々とは、よく言ったものだと思います。
同じく8月下旬には、今年5月に日本遺産に追加認定された港町・室津で催される「八朔のひなまつり」があります。季節的には珍しい可憐なひな人形を何種類も楽しむことができます。江戸時代の回船問屋の建物を活用した室津海駅館で、地図入りパンフレットを頂き、十数か所の施設や家庭の玄関先に展示されたひな段飾りや代々受け継がれた艶やかな着物を見て回ります。普通のご家庭の玄関の網戸を開けて、家屋に入りますので少し遠慮がちになりがちですが、中に入ると気軽に声を掛けていただき、展示の解説をしてくれるところもあり、うれしい気持ちになります。外国人の方々にもきっと受けるだろうなと、率直に思いました。近い将来には、英語版のパンフレットが登場することを期待したいところです。
9月には、秋の月景色を楽しむ観月会が、各地で開催されます。9月13日に中秋の名月を愛でる「観月の夕」が龍野城で開かれ、お屋敷の大部屋でお茶を頂き、琴や笛の演奏を堪能しました。天気に恵まれ、高く澄んだ秋空に大きく浮かぶ黄色く大きな月は、本当に美しく、お城の重厚な雰囲気とピッタリでした。この光景は、参加された親子連れや友人グループの心に刻まれたことでしょう。
西播磨は、音楽のおまつりも盛んです。8月25日には県立先端科学技術支援センター(上郡町・播磨科学公園都市)で、3回目となる「テクノ・ジャズフェスティバル」が開催され、デンマークやニューヨークから一流の演奏家を迎えて300人の観客を魅了しました。姫路出身のサックス奏者の佐藤さんには、3年連続で出演頂いています。きっと上郡ジャズの固定ファンも増えてきたはずです。
そして、9月28日からは、10年以上続く赤穂のクラシック音楽の祭典「ル・ポン音楽祭」が開催されています。赤穂ゆかりのベルリンフィルで活躍されているバイオリン奏者・樫本さんの呼びかけで、気軽に本物のクラッシック音楽に市民の皆さんに触れて頂こうと始まった企画と聞いています。今や赤穂の代表的な音楽祭として定着し、大変な人気を博しています。
(これから参加したいまつり)
以下は、これから開催される西播磨のまつりで、参加したいと考えているものです。
○鞍居ふるさとまつり、坂越の船まつり(10月13日)
○太子あすかふるさとまつり(11月3日)
○相生もみじまつり、室乃津まつり(11月10日)
○上郡白旗城まつり(11月23日)
○赤穂義士祭(12月14日)
この他にも西播磨には、伊和神社秋季大祭(10月15日、16日)や佐用都比賣神社秋季大祭(10月30日)など魅力的なまつりがたくさんあります。みなさんもぜひ足を運んで、まつりを盛り上げて頂けたら幸いです。
西播磨ツーリズム振興協議会(事務局:西播磨県民局県民交流室)では、こうした地域の伝統行事やイベントを幅広く情報発信すべく、「Enjoy!西はりま」を毎月発行しています。さらに詳しい情報やタイムリーな話題などは、ホームページ「西播磨遊記」をご覧下さい。
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