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兵庫県内の新型コロナウイルスの新規感染者数は、8月末時点で一週間移動平均20人となり、8月では最も減少しています。
引き続き油断せず、県民の皆様、事業者の皆様一人ひとりが「うつらない・うつさない」との強い思いで取り組むことが大切です。一層のご理解、ご協力をお願いします。
また、あってはならないことですが、感染者や、医療関係者をはじめ社会機能の維持に貢献していただいている仕事に従事している皆様、並びにその家族等に対する差別、偏見、誹謗中傷もみられるとお聞きしております。
このことに対し、淡路島内の3市長とともに以下のとおり共同声明を発出しました。趣旨をご理解いただくとともに、冷静な行動に努めるようお願いします。
淡路島の皆様へ
今や新型コロナウイルス感染症は全国に拡大し、我々は、新型コロナウイルスと共存する社会の中にいます。そこでは、個人、事業者等それぞれが感染しないように対策や予防に取り組みつつ、それを日常的なこととして、これからも続けていかなければなりません。
「うつさない・うつらない」ための対策や予防を続ける日常にあっても、新型コロナウイルスとの共存を強いられる社会では、誰もが感染してしまう可能性があります。
このような状況下において、口伝えやインターネット等から発信されるうわさ話によって、感染者やその家族に対し、不当な差別や偏見、誹謗中傷を行うことは、絶対にあってはならないことです。
島民の皆様におかれましては、公的機関が発信する情報に基づき、新型コロナウイルス感染症を正しく恐れつつ、引き続き、冷静な行動に努めていただくとともに、以下のことを強く意識していただきながら、全島民が一丸となって新型コロナウイルスとの共存社会を進んでまいりたいと考えています。
1.県、市では、ホームページ等により、引き続き、正確な情報を可能な限り、速やかに発信してまいります。
2.いわれのない憶測やうわさ話等、正確性に欠ける情報をうのみにせず、公的機関が発信する正確な情報に基づき、正しく恐れ、冷静に対応してください。
3.誰もが感染してしまう可能性がある中で、互いに人権を尊重することが重要です。
感染者はもとより、その家族へのいわれのない誹謗中傷、勤務先に対する風評被害は絶対にあってはならないことであり、あなたご自身がそうしたことに加担しない・させないよう、島民同士が互いに思いやる心を持つことが、今何よりも重要です。
最後に、感染症治療の最前線で闘っておられる医師や看護師等、医療従事者の方々、また、我々の生活を支えるため活動されておられる全ての皆様に対しまして、感謝の気持ちとエールを贈ります。
令和2年9月1日
淡路県民局長 亀井 浩之
洲本市長 竹内 通弘
南あわじ市長 守本 憲弘
淡路市長 門 康彦
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