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更新日:2019年1月31日

兵庫県立美術館 特別展「没後130年 河鍋暁斎」

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概要

本展のみどころ

  1. 河鍋暁斎の幅広い画業がわかる
    暁斎の魅力のひとつは、様々な作品を制作したことです。掛軸や絵巻、屏風や絵馬や引幕に描いた絵画作品だけでなく、暁斎が手がけた錦絵、挿絵本、工芸品など、幅広い種類の作品が展示されます。
  2. 幕末明治期の広い交流関係・ネットワークがわかる
    暁斎の幅広い画業の背景には、幕末明治期の人的ネットワーク、芸術交流があります。例えば、コンドル、ギメ、ベルツといった当時日本に滞在していた外国人との交流を背景にもつ作品、神社、寺へ奉納された作品、そして、明治憲法発布を記念して制作された作品などが展示されます。
  3. 制作プロセスがわかる
    河鍋暁斎記念美術館にはおよそ2,200点の「下絵類」が収蔵されています。「下絵類」とは、下絵(実際に完成作品が存在するもの)、版下絵(錦絵制作のための作品)、画稿(構想中のもの、部分的なもの)、写生(実際に見て描いたもの)などを示します。暁斎の観察力、洞察力、写生力、描写力を示すこれらの下絵類が数多く展示されます。
  4. ベルツコレクションが里帰り
    暁斎と親交の深かったお雇い外国人エルヴィン・フォン・ベルツの旧蔵品で現在ドイツのビーティヒハイム・ビシンゲン市立博物館所蔵の暁斎作品が展示されます。「日本最大の画家」と言うほど暁斎の表現世界を高く評価したベルツだけあって、暁斎の代表的作品を収集していました。

 

開催趣旨

幕末から明治初年にかけて活躍した河鍋暁斎(1831-89)は、幅広い画業で知られています。歌川国芳から浮世絵を学び、また狩野派にも入門し伝統的な官学派の絵画を学ぶ経歴を持つ暁斎は、当時の画家や日本に滞在・居住していた外国人との交流のみならず、寺院や神社、版元・出版社、料亭や老舗商店、能や歌舞伎といった広範囲にわたる人たちとの交友・受注関係を培いながら多様な作品世界を展開しました。彼らとの親交のなかで暁斎は時代の状況を敏感に感じ取り、時に体制批判の精神を研ぎ澄まし、また一方で日本的な人間・自然観、身体観、死生観といったテーマを独自の視線で掘り下げ、屏風や掛軸、巻物や画帖といった無数の作品を作り上げました。

本展では、暁斎の多様な作品群を紹介しながら、「写生帖」や「日記」、「下絵」や「画稿」なども展観し、暁斎の「眼」、すなわち見る、捉える、表現するといった制作の様相を企画の照準に据えます。一方で、幕末明治の表現を検証する手がかりとしての「ネットワーク」というキーワードのもと、暁斎が手がけた錦絵や挿絵本、工芸作品なども含めて展観します。すなわち、暁斎の創造力と時代のネットワークを合わせ鏡のように考察することによって、本展は暁斎の作家・作品像を再検証し、その時代的、芸術的意義を問います。

明治中期にはアーネスト・フェノロサや岡倉天心によって西洋近代主義的芸術論が定着します。その観念中心主義のジャンル論によって、「日本画」、「洋画」、「版画」といった分野、そして様式による時代区分も形成されていきます。

本展は、移植によってつくられたジャンルも、江戸や明治という時代区分も軽々と横断する河鍋暁斎の真価を浮き彫りにします。

 

関連イベント

  1. 記念講演会「河鍋暁斎のすべて」
    講師:河鍋楠美(公益財団法人河鍋暁斎記念美術館理事長・館長、河鍋暁斎曾孫、医学博士)
    日時:4月7日(日曜日)午後2時より(約90分)
    会場:ミュージアムホール
    定員:250名 聴講無料(要観覧券)
  2. 記念解説会「河鍋暁斎の創造性―写生からの展開」
    講師:加美山史子(公益財団法人河鍋暁斎記念美術館主任学芸員)
    日時:4月28日(日曜日)午後2時より(約90分)
    会場:レクチャールーム
    定員:100名 聴講無料(要観覧券)
  3. 対談「ふたつの暁斎展」
    講師:池田芙美(サントリー美術館主任学芸員)、村田大輔(当館学芸員)
    日時:4月21日(日曜日)午後2時より(約60分)
    会場:レクチャールーム
    定員:100名 聴講無料(要観覧券)
  4. 学芸員による解説会
    講師:当館学芸員
    日時:5月19日(日曜日)午後2時より(約45分)
    会場:レクチャールーム
    定員:100名 聴講無料(要観覧券)
  5. おやこ解説会
    日時:4月13日(土曜日)午前10時半より(約90分)
    会場:レクチャールーム他
    定員:20組 (要事前申込、先着順)
    こどものイベント係 TEL: 078-262-0908(3月13日(水曜日)午前10時より受付開始)
  6. こどものイベント
    日時:5月4日(土曜日)午後1時半より(約90分)
    ※詳細はこどものイベント係へお問い合わせください。
    こどものイベント係 TEL: 078-262-0908(4月4日(木曜日)午前10時より受付開始)
  7. ミュージアム・ボランティアによる解説会
    日時:会期中毎週日曜日 午前11時~(約15分)
    会場:当館レクチャールーム(定員100名)

 

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開催期間

  • 2019年4月6日(土曜日)~2019年5月19日(日曜日)

開催場所

会場名 兵庫県立美術館
会場住所 神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1(HAT神戸内)
会場へのアクセス

電車

  • 阪神岩屋駅(兵庫県立美術館前)から南へ徒歩約8分
  • JR神戸線灘駅南口から南へ徒歩約10分
  • 阪急神戸線王子公園駅西口から南西へ徒歩約20分

バス

  • JR三ノ宮駅から、阪神バス「HAT神戸行き」、神戸市バス「101系統」「29系統」にて約15分、「県立美術館前」
  • 下車すぐ。

  • 阪神高速3号神戸線「摩耶ランプ」から「摩耶ランプ南」交差点を西へ。「摩耶ランプ」から約5分。
  • 国道2号線から「岩屋中町4」交差点を南へ。
  • 地下有料駐車場・・乗用車80台
  • 団体バス待機所・・要事前予約
地図 地図

主催

兵庫県立美術館、毎日新聞社、朝日放送テレビ、神戸新聞社

お問い合わせ先

主催者名 兵庫県立美術館
住所 神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1
電話 078-262-0901
FAX 078-262-0903

関連メニュー

開催情報
特別展「没後130年 河鍋暁斎」

会期
2019年4月6日(土曜日)~ 5月19日(日曜日)
【前期展示:4月6日(土曜日)~ 4月29日(月曜日・祝)】【後期展示:4月30日(火曜日・休)~ 5月19日(日曜日)】

開館時間
午前10時-午後6時(金曜日・土曜日は午後8時まで) 入場は閉館の30分前まで
休館日 月曜日(ただし4月29日(月曜日・祝)、5月6日(月曜日・休)は開館)および5月7日(火曜日)

観覧料金
一般1,400(1,200)円、大学生1,000(800)円、70歳以上700(600)円、2枚セット券(前売・一般のみ)2,000円
※高校生以下無料
※( )内は前売および20名以上の団体料金。前売り券は2月1日(金曜日)から4月5日(金曜日)まで販売。70歳以上は前売りなし。
※障がいのある方(70歳以上を除く)は当日料金の半額、その介護の方1名は無料。
※大学生、70歳以上の当日券の購入および障がい者割引の適用には証明が必要。割引を受けられる方は、会期中に美術館窓口で入場券をお買い求めください。
※コレクション展は別途観覧料が必要(本展とあわせて観覧される場合は割引あり)。
※主な販売場所:兵庫県立美術館ミュージアムショップ(前売のみ)、チケットぴあ(Pコード:769-503)、ローソンチケット(Lコード:57170)、セブンチケット、イープラス、CNプレイガイド、阪神プレイガイド(阪神梅田駅)ほか京阪神のプレイガイド。
※金額はいずれも消費税込金額です。

お問い合わせ

部署名:兵庫県立美術館