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本展のみどころ
・20世紀後半のアートに決定的な変革をもたらした、1960-70年代のミニマル・アートとコンセプチュアル・アートを主要作品によって振り返ります。
同時代の実験的な作品を紹介し、伝説的なギャラリーとして語り継がれるフィッシャー・ギャラリー。そのスペースを1967年に立ち上げたドロテ&コンラート・フィッシャー夫妻旧蔵の書簡や制作指示書等の貴重な資料によって、作品制作のプロセスを紐解きます。
開催趣旨
ミニマル・アートは、主に1960年代のアメリカで展開した美術の潮流です。作家の手仕事やその痕跡を廃し、工業用素材や既製品を用いて、単純で幾何学的な形やその反復から成る作品を制作しました。ミニマル・アートに続いて現れ、同時代に国際的な広がりを見せたコンセプチュアル・アートは、物質的な制作物以上に、その元となるコンセプトやアイデアを重視します。特定の形式に縛られることなく、言葉や印刷物、日用品、作家自身の行為、それを記録する写真や映像など、多様な媒体が用いられました。
ドロテ&コンラート・フィッシャー夫妻は、1967年にデュッセルドルフにギャラリーを開き、こうした同時代の国際的な動向をいち早く紹介しました。フィッシャー夫妻は展覧会を手掛けた作家たちの作品を収集すると共に、その制作過程に関わる書簡や指示書、ドローイングといった多彩な資料も保管していました。
本展は、故フィッシャー夫妻のコレクションを収蔵したノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館の全面的な協力のもと、フィッシャー夫妻旧蔵の貴重な作品と資料、ならびに日本国内に所蔵される主要作品を通じて、今日のアートに大きな影響を与えたこの二つの芸術動向を振り返ります。
関連イベント
講演会
講師:林 寿美氏 インディペンデント・キュレーター
日時:4月9日(土曜) 14時00分-15時30分 ※開場は30分前から
会場:当館ミュージアムホール
定員:110名 先着順・要観覧券・芸術の館友の会会員優先座席あり
学芸員による解説会
日時:4月23日(土曜)、5月7日(土曜)
いずれも15時00分-15時45分 ※開場は30分前から
会場:当館レクチャールーム
定員:40名(先着順)
こどものイベント
詳細が決まり次第、当館ウェブサイトにてお知らせします。
お問合せ TEL 078-262-0908
会場名 | 兵庫県立美術館 |
会場住所 | 神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1(HAT神戸内) |
会場へのアクセス | |
地図 |
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兵庫県立美術館、神戸新聞社、共同通信社
主催者名 | 兵庫県立美術館 |
住所 | 神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 |
電話 | 078-262-1011 |
FAX | 078-262-0903 |
関連リンク
開催情報
展覧会名 ミニマル/コンセプチュアル:ドロテ&コンラート・フィッシャーと1960-70年代美術
会期 2022年 3月 26日(土曜)- 5月 29日(日曜)
休館日 月曜日
開館時間 10時00分-18時00分 ※入場は閉館の30分前まで
会場 兵庫県立美術館 企画展示室
主催 兵庫県立美術館、神戸新聞社、共同通信社
共催 ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館
後援 大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館、ゲーテ・インスティトゥート大阪・京都
協賛 公益財団法人伊藤文化財団
特別協力 公益財団法人日本教育公務員弘済会 兵庫支部
協力 日本航空
This exhibition is co-organized by and based on works from the
Kunstsammlung Nordrhein-Westfalen, Düsseldorf.
観覧料
一般 当日券¥1,600円 前売・団体1,400円
大学生 当日券¥1,200円 前売・団体1,000円
高校生以下 無料
70歳以上 当日券¥800円 団体¥700円
障がいのある方(一般)当日券¥400円 (団体)¥350円
障がいのある方(大学生)当日券¥300円 (団体)¥250円
20名以上の団体鑑賞をご希望の場合は1ヶ月前までにご連絡ください(TEL:078-262-1011)
一般以外の料金でご利用される方は証明書を当日ご提示ください
障がいのある方1名につき、介護の方1名無料です
コレクション展は別途観覧料が必要です(本展とあわせて観覧される場合は割引があります)
予約制ではありません。混雑時は人場制限を行いますので、お待ちいただく場合がございます
お問い合わせ
部署名:兵庫県立美術館