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更新日:2015年3月27日

(中播磨地域)快適な生活環境と良好な水環境を目指して 揖保川流域下水道

事業概要

  揖保川流域下水道は、揖保川や播磨灘の水質保全生活環境の改善を目的として昭和53年度に事業着手しました。関連市町は姫路市・たつの市・宍粟市及び太子町の3市1町で、そのうち、9,231.0haを計画処理区域とし、173,500人を計画処理人口としています。終末処理場である揖保川浄化センターは、揖保川河口左岸に位置しており、昭和63年6月に運転を開始しました。現在は、全体計画(日最大)128,000立方メートルのうち106,750立方メートルの処理能力を有しています。

 当処理区域には地域の地場産業である皮革工場が多数あり、この工場からの排水を、平成6年6月に全量を受入れたことにより、揖保川の水質は大幅に改善されました。また、水質汚濁防止法に基づく窒素の排出基準の対応するため、平成10年10月に窒素除去を目的とした水処理施設を供用開始し、良好な処理を行っています。

 現在は、安定的な維持管理と災害に強い下水道を目指して、施設の老朽化対策や耐震化を順次実施しています。

揖保川浄化センター

【施設概要】
 揖保川浄化センターでは、皮革排水に含まれる高濃度の負荷(BOD・SS・窒素分)を処理するため、酸素活性汚泥法と活性汚泥変法(担体添加型)を組み合わせています。
 内陸部のA系では、主に高濃度のBOD及びSS除去を目的に処理効率の良い酸素活性汚泥法を採用しています。埋立部のB系では、主に高濃度窒素除去を目的に担体を使用した活性汚泥変法を採用しています。
 なお、この施設で発生した汚泥は、当事務所が管理する兵庫西スラッジセンターへ圧送後、溶融処理しています。

【酸素活性汚泥法の処理システム】
 酸素活性汚泥法は、酸素発生装置で製造した酸素を反応タンクのの気相部に注入し、活性汚泥により水処理を行うシステムです。酸素発生装置は、酸素が流入下水の負荷に応じて消費され気相の圧力が低下すると、気相部を一定の圧力4.9kpaに保つように自動的に供給されるしくみになっており、空気圧縮機、バルブスキッド、吸着塔3塔から構成されています。、吸着剤としてモレキュラーシーブ(合成ゼオライト)が充填されており、原料空気を0.29MPaに加圧して吸着塔に導くと、空気中の窒素、炭酸ガス等を吸着して高濃度(約90%)の酸素を製造します。なお、吸着剤の再生は塔内を大気圧まで減圧することによって行われます。3塔の吸着塔が、酸素の供給、吸着、脱着を順次繰返し、連続的に酸素を供給します。
 反応タンクでは、DO(溶存酸素)を測定し、酸素量の調整を行っています。酸素と下水や活性汚泥との混合は、攪拌翼付表面曝気機により行い、負荷に応じて電動機の回転数を増減させることで、省エネルギーな運転を図っています。また、液体酸素設備を有しており、緊急時や点検で停止するときはバックアップとして液体酸素を使用しています。

【活性汚泥変法(担体添加型)の処理システム】
 バイオエヌキューブ(硝化ペレット)という担体を硝化槽に添加することにより、高濃度に保たれた硝化細菌の働きにより短時間で効果的に硝化を行い、処理された水をポンプを用いて脱窒槽に送水し、活性汚泥にて窒素を除去するシステムです。
 バイオエヌキューブ(硝化ペレット)とは、微生物をポリエチレングリコールなどの高分子材料で固め、キューブ(立方体)状などに成形したもので、浮遊汚泥では高濃度に維持するのが困難な硝化細菌を3mm角程度のキューブに包括固定したものです。

 

揖保川浄化センター全景

揖保川浄化センター(全景写真)2

 

揖保川浄化センター水処理施設

揖保川浄化センター(水処理施設)

                                  

スラグの有効利用

  近年のめざましい下水道の普及に伴い、発生する下水汚泥は年々増加しており、各自治体ではその処理費用や処分地の確保が大きな課題となっています。そこで、中播磨県民センターでは、流域下水汚泥処理事業の制度を活用し、揖保川浄化センターや姫路市、たつの市、太子町の公共下水道から発生する汚泥を集約して安定的・経済的な処理を行うとともに汚泥を約1500℃の高温で溶融し、溶融スラグとして建設資材等への有効利用を推進しています。

 この溶融スラグは、自然界の土壌と同様にケイ素、カルシウム、アルミニウム等の無機成分の化合物が主体となった安定した物質で、クロムが数%含まれていますが、全て安全な金属クロム又は三価クロムです。


【スラグの安全性】
 スラグの安全性基準については、平成18年7月20日に制定されたJIS規格において定められていますが、当スラッジセンターのスラグは、基準値をはるかに下回っています。

管理項目

溶出試験

含有量試験

JIS規格

試験結果(H24.2)

JIS規格

試験結果(H24.2)

カドミウム

0.01mg/l以下

0.001mg/l以下

150mg/kg以下

0.2mg/kg以下

0.01mg/l以下

0.005mg/l以下

150mg/kg以下

0.2mg/kg以下

六価クロム

0.05mg/l以下

0.01mg/l以下

250mg/kg以下

2mg/kg以下

砒素

0.01mg/l以下

0.001mg/l以下

150mg/kg以下

0.2mg/kg以下

総水銀

0.0005mg/l以下

0.0005mg/l以下

15mg/kg以下

0.01mg/kg以下

セレン

0.01mg/l以下

0.002mg/l以下

150mg/kg以下

0.5mg/kg以下

ふっ素

0.8mg/l以下

0.1mg/l以下

4000mg/kg以下

190mg/kg以下

ほう素

1mg/l以下

0.1mg/l以下

4000mg/kg以下

36mg/kg以下

 

【スラグの利用促進策】
 兵庫県では、平成16年度から全国に先駆けて中播磨県民センター、西播磨県民局管内の舗装工事で、アスファルト混合物の細骨材の一部として、溶融スラグを継続的に使用しています。
 さらに、平成19年度からは、兵庫県が発注する歩車道境界ブロック及び地先境界ブロックの再骨材の一部として、また、平成24年10月からは、U型側溝(トラフ)、落ちふた式U型側溝(JIS側溝)の再骨材として、使用用途を拡大しています。


【スラグの購入方法等】

販売価格:

区分

価格

積込費込み

積込費除く

一般の購入者

324円/t

(消費税含む)

209円/t

(消費税含む)

試験研究材料として使用する者

無料

(ただし、引渡しに際し、簡単な審査があります)

購入方法:「溶融スラグ等購入申込書」に必要事項を記入の上、下記へ提出してください。
申込先:〒670-0947 兵庫県姫路市北条1-98                                          
兵庫県中播磨県民センター姫路土木事務所流域下水道課(079-281-9512)

 

 兵庫西流域下水汚泥広域処理場全景

兵庫西流域下水汚泥広域処理場(全景)

 

 

 

 

 

兵庫西流域下水汚泥広域処理場溶融炉

兵庫西流域下水汚泥広域処理場(溶融炉)

 

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お問い合わせ

部署名:中播磨県民センター 姫路土木事務所

電話:079-281-9441

FAX:079-281-4948

Eメール:himejidoboku@pref.hyogo.lg.jp