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更新日:2006年9月1日

防災の日 (平成14年9月17日配信)

9月1日は防災の日。県としても総合防災訓練を津名町を主会場に、淡路全島にわたって展開しました。今年の目的は二つ。

一つは、昨年の明石に続いて2回目となりますが、市民の参加協力を得て市街地で行う避難、消火、救急、救援などの総合訓練、津名町志筑のサティ及びその周辺で行ったものです。もう一つは、南淡町福良と沼島での津波の避難訓練、この地域はあの昭和21年の南海地震で2.5メートルの津波にみまわれているだけに、これから30年以内には40~50%の確率で発生するとされる南海・東南海地震対策の中心課題である津波防災訓練が大切だからこそ実施したものです。

津波対策の要諦は、まず逃げること。次の南海地震では淡路地域に1.2~5.8メートルの津波が第一波約50分後、その後、数波50分間隔で押し寄せてくると予想されています。だからまず避難が大切なのです。「稲むらの火」(注)の故事ではありませんが、地震の発生を知ったら、地域こぞって避難場所へ何をさしおいても避難しなくてはなりません。当日、私も福良小学校での避難訓練を終えた地域の人々を前に、津波対策は、第一にまず避難すること、第二に
第二波、第三波と続くので避難し続けること、第三に、そのためのあらかじめの避難路の確保とそれを自ら確認しておくことが重要であると強調させていただきました。

阪神地区での津波対策も不可欠です。多くのゼロメートル地帯を抱えているだけに、南海地震の場合、80~140分で第一波が到来すると予想されているので、直ちに水門を操作して施錠閉鎖する必要があります。阪神地区の水門管理をいかに素早く、的確に万全に実施できるかにかかっているのです。このことも常日頃からシステマチックに実行できるよう事前の訓練が欠かせません。

「備えあれば憂いなし」ではないのですが、既に南海地震に対する津波災害対応マニュアルが阪神南、淡路各県民局単位で策定されているので、これを絵に描いたもちにしないよう、消防署、消防団など防災関係機関のみならず、自主防災組織など住民、市民レベルにわたり、実行の手引きとして機能させねばなりません。そのためにも事前の訓練は不可欠です。いざという時はとっさの行動がしにくい、これをできるようにしておくことが大切なのです。

防災の日は、私たち一人ひとりが災害に対する備えをチェックする機会でもあります。皆さん、防災グッズを持っていますか。中身は大丈夫ですか。

(注)稲むらの火
幕末の和歌山のある村の出来事。その村長が津波の襲来を高台から知って、村人を助けるために自分の稲田に火をつけて村人を火事だとして集合させて津波から助けた故事。

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