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更新日:2006年9月1日

防犯体制 (平成15年2月17日配信)

最近、日本の安全神話が大きく崩れ始めています。犯罪認知件数が急カーブで右肩上がり、経済の長期停滞と全くの対称です。しかも、犯罪の手口も想像を絶するものまで現れてきました。窓や扉を破壊して住居に侵入し、家内を徹底的に壊し荒らし廻り、家人がいる場合は弑殺、ATMや金庫をパワーショベルで丸ごと強奪するなど、目的の為には手段を選ばない仕業です。

私達の身の回りにも、ピッキングという錠を壊さずに開けての窃盗やひったくりなど路上犯罪もめずらしくなくなりました。県民の心配が、おりからの閉塞感と相まって不安にまで高まっている懸念があります。

既に、県警本部では、路上犯罪対策本部を設置し、路上犯罪を許さない体制を整備し、懸命の作戦を展開しています。

ある「さわやかフォーラム」で、夜、駅を出て不審者に付けられている気配に心配になり、近くの交番まで一目散で飛び込んでみたものの誰一人いない、かえって密室で危険場所だった、あーもう駄目だと思ったら夢が醒めた、とのことでした。それ程地域レベルでの不安感が高まっているうえに、交番のあり方が指摘されているのです。特に空き交番が多い、と多くの方々から聞かされています。

振り返ってみれば、交番は地域の安全の要でした。何かあれば交番から駆け付けてくれる、交番に知らせる、道案内など地域の相談窓口でもありました。

これらの機能が失われた訳ではありませんが、警察への通報が110番中心になり、情報ネットワークが整備され、出動も自転車から自動車、パトロールカー、しかも機動力と情報力が基本とされるようになりました。防犯体制が、薄く広く交番で安全網を張る、いわば蜘蛛の巣ネット型から機動力のある情報ネットワーク対応型に変わってきているのが実情ではないでしょうか。だから、交番の機能を残しながら何かあれば直ちに機動力と即戦力を発揮する拠点配備
型になってきているのでしょう。

しかし、県民の不安が、それはそれで理解できるのですが、警察力の配置の体制のあり方で募っているのならば、何らかの対応が必要でしょう。先の夢の話はこのことを示しています。警察官の定員が平成14年度の260人増に加え、平成15年度は250人増加します。できるだけ、交番等現場配置を重点にしていくとのことです。

また、OBの協力も欠かせません。交番相談員の配置を1年前倒しし、24名増員して279名体制とします。24時間パトロール隊の配置も増やしますし、通報システムも改善します。現場での対応力を増加させ、県民の不安の解消に努めていきます。

このような警察力の体制づくりはもちろんとしても、何と言っても、地域の安全安心は地域住民自体の防犯意識の醸成と防犯行動への協力も欠かせません。県民生活の基本をなす防犯にともに努めたいものです。よろしくお願いします。

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