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ひょうごこころの医療センター 地域医療連携部 地域医療連携課 職員 小西 佐和 |
Q.現在の仕事を教えてください。
精神科単科の兵庫県立ひょうごこころの医療センターで精神保健福祉相談員として、入院患者さんの退院支援や外来患者さんの地域での生活をサポートしています。
Q.県職員の志望理由は?
兵庫県で生まれ、兵庫県で育ち、自分の好きなまちで働きたいと感じ、大学で出会った先生と同じ病院で働き、先生のような精神保健福祉相談員に憧れたからです。兵庫県の採用試験の方法が国家試験の勉強が両立しやすいと感じたことも兵庫県を選んだ理由のひとつです。
Q.入庁前後で感じたギャップは?
あまり具体的なイメージをもっていなかったので大きなギャップは感じませんでした。
Q.仕事の魅力ややりがいは?
一人の患者さんが、たくさんの人に出会わせてくれること、自分自身を振り返りながら勉強をさせてもらえること、自分のどんな経験も無駄にならないこと、その人の人生の一部に立ち会えることが魅力です。患者さんが治療していくうちに一緒に相談できるようになり、退院するときや退院してから少しして「あの時はありがとう」と言ってもらったときに大きなやりがいを感じます。
Q.印象に残っていることは?
入職して3年目のとき、数十年入院し、病院が生活の場所になっていた患者さんが退院し、地域で楽しく生活が送れていると本人や地域の支援者から報告をもらったことです。本当にこれでいいのか、と思う気持ちもありましたが、患者さんやそのほかの支援者と一緒に退院を目指して支援を進めてきたことは、間違いではなかったと思えた瞬間でした。
Q.仕事をする上で心がけていることは?
当たり前かもしれませんが、一人で考えて決めてしまわないように、迷ったときには必ず相談をすることを心がけています。思うように進まないことや、うまくいかないこともたくさんありますが、自分自身が不安や焦りでいっぱいにならないために休日はリフレッシュしています。
Q.県職員をめざす人へのメッセージ。
私は病院での勤務経験しかありませんが、兵庫県の精神保健福祉相談員は県立病院だけでなく、本庁や精神保健福祉センターなどもあり、兵庫県の精神科医療・精神保健福祉全体について考える仕事もできます。精神保健福祉相談員に期待される役割は多く、今後も活躍の場がますます拡大していく職種だと思います。地域の方々のこころの健康をサポートし、自分自身の経験・知識を深めることもできる環境で、一緒に働きませんか。
これまでの配属先
平成28年4月 光風病院 地域ケア部 相談室
平成29年4月 現所属
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