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更新日:2013年3月29日

死にたい人にどのように話しかけたらいいのでしょうか

 自殺を繰り返す人は、「もう自分は死ぬしかない」、「自分は死んだほうがいいんだ」と思いながらも、心のなかには「できれば、生きていたい」「私のことを分かってほしい」という気持ちもあり、揺れています。

 しかし周囲は、「死ぬ、死ぬ、という人は死なない」という誤った認識をしていることが少なくありません。特に、直接死に至らない自殺未遂(自傷)行為があったとき、周囲の人は自殺の意図を軽く見がちです。しかし行為を繰り返しているうちに徐々に手段がエスカレートしてしまい、結果として大切ないのちを失ってしまうこともあります。   

 死にたいと思っている人は、その行為に及ぶ前、追い込まれた絶望的な感情を誰かに打ち明けていると言われています。自殺未遂は、せっぱつまった状況でのSOSのサインなのです。 

死にたい人にどのように話しかけたらいいのでしょうか

 「死にたい」ということを口にしたり、普段の様子との違いに周囲の人が気づいたら、まずは本人の話をゆっくり聞き、心配していることを伝えたり、医療機関の受診をすすめてください。誰かに話を聞いてもらうだけで楽になることもあります。一人では気づかなかったことに気づくこともあります。問題解決について一緒に考えることができるかもしれません。  

 また、「死にたい」という言葉の背景には「本当は生きたい」「けれど死ぬしかない」という思いつめた気持ちがあるものです。相手を思う気持ちや表現は人によって異なりますが、性急な批判や説教は、この場合は控えた方がよいでしょう。むしろ何も言わなくてもよいのです。言葉ではなくあたたかい心でよりそうことが大切なのです。「死にたい」と思っている相手の話を、まずはじっくり聞いてあげましょう。   

 「死ぬ」という言葉を使うとかえって自殺を引き起こしてしまう、というのは誤解です。実際には、正直な気持ちを受け止めてもらえたことで不安が和らぎ、理解されたと感じるものです。ひととおり話して落ち着いて考えられるようになったら、心配しているという気持ちを伝えて、受診や相談に誘ってみましょう。家族だけで相談することもできます。

大切な人を自殺で失うということ

 大切な人を失うということはとてもつらいことです。様々な思いや感情にさいなまれ、そのために、いろいろな症状が表われたり、困難な状態に陥ることも珍しくありません。 

 家族の自殺のことを誰にも話せない、他の人に知られるのが怖くて外出できない、自分を責めてしまう、自殺した本人に対する怒りを抑えられないなど、遺族は様々な思いを持ち、そのために社会から孤立し、遺族自身も追い詰められることも多いのです。遺族が抱きやすい感情としては、「なぜ、自殺しなければならなかったのか(理由探し)」「なぜ、遺される家族のことを考えてくれなかったのか(怒り)」「私が気づいてあげれば(自責、後悔)」「悲しいと感じられない(現実感の欠如)」「周囲の人に死の理由を言いたくない(ためらいの思い)」などがあげられます。 

 このような感情はごく自然なものですが、悲しみの感じ方や表現の仕方は、同じ遺族や遺された家族の中でもひとりひとり異なっているので、とまどいや違和感を感じることも少なくありません。遺族が感じている様々なつらい思いは、愛する人を自殺で亡くされた方のごく自然で当たり前の感情であり、その気持ちを素直に認め、これ以上、自分を責めたり、追い詰めたり、否定しないように伝えましょう。 

>> リーフレット「大切な人を自死で亡くされたあなたへ」(PDF:1,381KB)

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