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更新日:2015年4月16日

森田 玲子さん(姫路タクシー株式会社 代表取締役) 姫路市

 姫路タクシー株式会社 森田玲子さん

 元気な地域づくりの担い手を直撃インタビュー!キラリと光る活動や人柄をご紹介します
 先月、平成の大修理を終えた世界文化遺産・国宝姫路城が、そのまばゆい姿を現しました。多くの観光客でにぎわう姫路市で今、「認定型」の観光タクシーが訪れる人をもてなしています。検定試験に合格し、認定を受けたドライバーだけが“ひめじ観光タクシー”のステッカーをつけて案内することができます。この仕掛け人で、姫路タクシー株式会社代表取締役の森田玲子さんにお会いしてきました

姫路への“ありがとう”を“おもてなし”に込めて

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 先月グランドオープンした姫路城。完成記念式典では、航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が青空を舞い、大修理の完了を祝いました。これを見上げていた森田さんは、「大げさじゃなくて、心から感動してね・・感動を与えてくれたこのまちのために、がんばろうと思い直した」と言います。約5年前、家業を継いだことから男性社会であるタクシー業界に入り、その後、貴重な女性の人材ということもあって、兵庫県タクシー協会姫路支部の副支部長を務めました。この「認定型」の観光タクシーのサービスは、その時に出会った、いろいろな人とのつながりの間で形になっていったと言います


・・観光タクシーができる背景には、どんなことがあったんですか
 
大河ドラマの放映が決定した時、黒田官兵衛ゆかりの地・姫路は大盛り上がりでした。しかし、「お客さんを迎えるのに、サービスのいい運転手さんばかりではない」という声もあがりました。タクシーは“まちの玄関口”、“まちの顔”なんです。そこで、市の呼びかけで姫路のタクシー運転手600名余りに、官兵衛ゆかりの地などを中心とした観光面の講習会が行われました。「眠たくなるんじゃないか」と思ってましたが、そんな人はほとんどいなかったんですよ。自分の実務に直結していた内容だったので、みなさん関心を持ってのぞんでいたんです。ですが、それでも講習を終え、即認定というわけではありません。「歴史が好きではない」とか「お客さんとお話するなんて・・」など、やはり人によって適性というものがあったので、検定試験に合格した方のみが認定されるという制度にすることになりました。

 

検定テスト問題

・・試験の問題は、どのように作っていったんですか?
 
姫路コンベンションビューローが開催するワーキンググループにも参加していたんですが、そのワーキンググループのメンバーで歴史に詳しい方の協力があって試験の問題ができあがりました。2013年に検定試験を行いましたが、その時は黒田官兵衛に特化した問題がメインでした。出題されたのは、歴史知識を問う問題から、黒田家ゆかりの住宅跡の周辺地図など観光スポットで役立つ問題なんかもあるんですよ。姫路市内のあらゆる事業者の運転手のうち160人が受験し、114人が合格しました。それ以降に観光ドライバーの認定を受けたい方は、姫路商工会議所が行う姫路観光文化検定3級以上の取得をもって認定としています。試験の問題作成もそうでしたが、この観光タクシーの仕組みが今の形になるまで、姫路市のさまざまな方と一緒にすすめてきました。例えば「官兵衛ゆかりの地マップ」の作成にも、兵庫県タクシー協会やホテル日航姫路などワーキンググループのメンバーが参加し、「このコースじゃぁ、1日で回るんしんどいで」など、意見を出し合いました。

 

 観光タクシー乗り場

・・ひめじ観光タクシーは、どんな風に利用するんすか
 
貸し切りのタクシーで、同時に4人まで乗車可能です。あらかじめ予約をすることもできますし、当日の飛び入りの利用も可能です。ご用意したコースに沿って案内することもあれば、お客様のご希望に合わせた案内もしています。官兵衛ゆかりの地だと「官兵衛はやわかり」、「古戦場めぐり」など、訪れるスポットと所要時間の異なる6つのコースがあります。基本的には兵庫県タクシー協会姫路支部が窓口になって、受けた電話を認定ドライバーのいる各社につなぎます。料金は、「官兵衛はやわかりコース」だと3時間で1万3千円ほど。4人で利用すると1人4千円足らずなんですが、廣峯神社や御着城跡などをめぐる充実のコースになっていて、旅を何倍も楽しんでいただけると思っています。廣峯さんは、実は風水的に考えて建てられた場所でパワースポットでもあるんですが、地元の人以外にはあまり知られてないんですよね。そんな地元の人だけが知る名所が姫路にはたくさんあるんです。せっかく姫路に来ていただいたんだから、お城だけじゃない姫路のいいところを1つでも多く知って帰っていただきたんです。

 

この「しろまるひめ」のステッカーが目印

・・お客さんからは、どんな感想がありますか?
 
最近も、熊本から来られた団体のバス旅行の方で、自由時間の30分くらいを利用して姫路城の写真を撮りたいと乗られたお客さんがいました。角度によってお城にもいろいろな顔があることや歴史背景などもご紹介することで、喜んでいただけたと聞いています。他にも、後日感謝の電話をいただいたり、封筒に「本当に楽しかったです」という言葉を添えてもらったりすることもありました。一緒に移動し、降りて回るタクシードライバーとは、いわば、一緒に旅行しているようなものお客さんに満足して帰ってもらったら、ドライバーもうれしいんですね。だから、お客さんに間違いなく満足してもらえうよう、認定後も自分で勉強を続けている運転手もいるんですよ。定型にすることで、乗ったタクシーによってサービスがまちまちということが少ないのも、お客さんにとっては安心なんですね。

 

 姫路市立美術館のガス燈と姫路城

・これからの展開を教えてください。
 講習を受け認定されて終わり、ということではなく、おもてなし向上の努力は続けていきたいと思っています。昨年度は、県の「中播磨地域のおもてなし強化事業」の助成も活用して、姫路城グランドオープンに向けた観光研修を6回ほど行いました。観光ガイドに講師になってもらったのですが、この研修のためのオリジナルの参考書まで用意してくださったんです。運転手もやる気なら、講師もやる気。タクシー業界も高齢化がすすみ、先細りが心配される業界で、今いろいろな方が応援してくださっています。この認定制度をきっかけに、タクシー会社の垣根なく勉強したい運転手が勉強できる環境を整えていきたいと思っています。私はタクシーという形で姫路のおもてなしを考えていますが、姫路の良さを多くの方に知っていただこうと、がんばっておられる団体は他にもたくさんいます。官も民もみんなで、この盛り上がりを永続的なものにしていけたらな、と思っています。

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  実際に、私も“ひめじ観光タクシー”で姫路城の周りを案内してもらいました。この日のドライバーは國松直樹さん。通常ののりばであるJR姫路駅北側で乗車し、まずは大手前公園南側の「イーグレひめじ」へ。姫路城の全景をバックに落ち着いて写真が撮れる隠れたスポットです。その後、お城の東側にある姫路市立美術館で、レンガ造りの建物と瓦葺きの姫路城という、和洋のコントラストを楽しみ、次の県立歴史博物館ではブル-の壁面にお城が映るという穴場を教えていただきました。そして、タクシーの運転手さんしか知らない城下町の小道を抜け、姫路市立文学館へ。1時間ほどで、お城近くの見どころをたっぷり案内してもらったのですが、どこも観光客が全然いないことに驚きます。私も思わず「こんなにすてきなところがあるのに、知られていないなんて、もったいない」と森田さんと口をそろえてしまいました。

  お話ししていると、元気がもらえる明るいそのお人柄が、太陽のような森田さん。しかし、「姫路でがんばっておられる人が、たくさんいる中で、私が前に出たりするのは、恥ずかしいんです」と少し意外な答えが返ってきます。業界のことなんて何も分からないところから手探りで始まったといいますが、「このまちに、どうにかして恩返しをしたい」というその熱意こそ、求心力。1人また1人と熱意がつながって、今日も姫路のおもてなし文化をあたためます。 (清水


~お城帰りに、ちょっとそこまで!認定観光ドライバーが見どころ&旧街道をご案内します~

〈姫路タクシー株式会社〉
へは
Tel:0120-118-123 まで。お時間等ご希望に合わせてご案内していただけます。
〈兵庫県タクシー協会姫路支部〉
Tel :079-298-1296
に電話していただくと、各タクシー会社へつないでもらえます。
受付時間: (月) ~(金) 9:00-17:00
※土・日・祝は、観光タクシーのりば(JR姫路駅北側・姫路観光なびポート前)へ直接お越しください

姫路観光ナビ 「ひめのみち」  http://www.himeji-kanko.jp/ からもサービス詳細を確認していただけます。


☆平成27年度姫路城おもてなし応援事業の募集について☆

 姫路城のグランドオープンをきっかけに、中播磨地域内外から多くの観光客等が訪れ姫路城を中心とした中播磨の魅力を知ってもらう好機となっています。これに伴い、中播磨地域で活動している団体等が自ら企画する姫路城周辺への来訪客のおもてなしのための取り組みやイベント等に対して助成します。

〇対象団体
中播磨地域で活動している団体やこれらの団体で構成する実行委員会
・自治会、婦人会、老人クラブ、子ども会、県民交流広場運営団体(補助終了団体)など
・地域の観光関連団体、商業団体、農林水産業団体など
・特定非営利活動法人(NPO法人)など
・まちづくり協議会、里づくり協議会、まちおこし団体など
〇対象事業
姫路城周辺への来訪客のおもてなしのための取り組みやイベント等で、姫路城を中心とした中播磨の魅力発信や地域のにぎわいづくりにつながるソフト事業
<事業例>
・姫路城周辺でのボランティアガイド、Wi‐Fiを利用した観光案内、ウォークラリー
・姫路城周辺での歴史・芸術文化パフォーマンス、イベント
・姫路城を中心とした中播磨のみどころマップ、特産品紹介パンフ作成 など
〇助成金額
1件あたり、10万円以上50万円以内
※助成団体及び助成金額は、6月上旬に開催予定の地域づくり活動支援委員会(公開審査)において決定します。
〇募集期間 平成27年5月7日(木)(※5月7日消印有効)
〇応募方法
  申請書に必要事項を記入の上、こころ豊かな美しい中播磨推進会議事務局までご提出ください。提出資料は郵送していただいても構いませんが、内容の確認をさせていただきますので、できるだけご持参願います。
   こころ豊かな美しい中播磨推進会議事務局(中播磨県民センター県民交流室県民課内)
  〒670-0947 姫路市北条1丁目98番 姫路総合庁舎
  Tel:079-281-9197

パンフレットや申請用紙のダウンロードなどは、こちらのページから。
http://web.pref.hyogo.lg.jp/chk12/himejicastle27.html


☆「白鷺城フェスティバル2015中播磨」のお知らせ☆

 姫路城グランドオープン記念として、姫路城を国内外へ広くアピールするとともに、日本の伝統芸術への関心を高め、伝統美や歴史観の再認識を図り『人と人、心と心』の交流の大切さを学びます。また、国際的な芸術交流により、青少年の国際文化理解の促進、文化力アップを図ります。

(1)4月29日(祝・水) オープニング
   場所:イーグレひめじ地下アートホール(無料・先着100名様 要申し込み)
   開演:13時
   内容:国際交流コンサート/日米豪スピーチ交流
        世界文化遺産姫路城の全国歌詞公募コンテスト入賞作品発表
        姫路城を讃える「花笠かぶき―詩謡しらさぎ」
(2)5月2日(土) 花笠かぶき
   場所:兵庫県立こどもの館円形劇場(無料・要申し込み)
   開演:13時
   内容:奉賀舞「詩謡しらさぎ」(姫路城をテーマとした歌舞伎舞踊)
        朗読舞踊「絶等寸物語」(姫路城の姫山を歌った万葉集の創作作品)
(3)5月3日(日) 世界文化交流ワークショップ
   場所:兵庫県立こどもの館円形劇場、多目的ホール(無料・要申し込み)
   開演:①10時 ②13時
   内容:日本・伝統文化ワークショップ「日本の所作、和楽器体験」
        ロシア・ロシア音楽と遊びワークショップ「子ども遊びとバイオリン演奏」
                    オーストラリア・落語「私の好きな町」「オーストラリアこども遊び」
                    アメリカ・料理ワークショップ
                    ニュージーランド・羊毛でフェルトづくり(先着20名様) など
〇主催       兵庫県、白鷺城フェスティバル実行委員会
〇問い合わせ先     NPO法人ア・ク・イ・ラ    Tel:079-222-4497   Mail: npo_akuira@gmail.com

 

お問い合わせ

部署名:企画県民部知事室広報課

電話:078-362-3016

FAX:078-362-3903

Eメール:kaigaikouhou@pref.hyogo.lg.jp