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更新日:2015年10月1日

職員へのメッセージ(平成27年10月1日)

1.はじめに

(紀ノ国わかやま国体)

 職員の皆さん、おはようございます。

 9月26日、「紀の国わかやま国体」の開会式が秋晴れのもと開かれました。2年ぶりに、チーム兵庫の先頭を団長として行進しました。

 今回は第70回大会。9年前の「のじぎく国体」のときも快晴の秋空でした。いまだ、あれ程の感動を覚えたことはありません。

 スポーツを通じた健康づくり、地域づくり、社会づくりをめざしていきたいものです。2019年のラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピック・パラリンピック、2021年の関西ワールドマスターズゲームズとビッグ大会が続きます。それぞれの成功を期してまいりましょう。

(東日本豪雨被害への支援)

 さて、今年の夏は、猛暑から一転。8月中旬からは雨の降る日が増え、不順な天候が続いています。9月には、台風18号の影響により大雨が日本列島を襲い、東日本では、鬼怒川の堤防が決壊するなど、深刻な被害がでました。

 兵庫県では、甚大な被害を受けた宮城県大崎市に対し、発災当日から毛布などの支援物資を発送するとともに、9月17日から19日にかけて、宮城県大和町(たいわちょう)に災害ボランティア約20名を派遣しました。

 このたびの豪雨災害被災地の、一日も早い復旧・復興を願っています。

2.安全の確保

 近年の気象状況の特徴として、時間雨量が80mm以上のいわゆる「猛烈な雨」が増加しています。また、今年に入って台風が毎月連続発生するなど、異常気象が恒常化しつつあります。こうした風水害から、県民の生命や財産を守るための予防対策が急務です。東日本の水害からも、事前の対策の重要性を実感しました。これまでの経験と教訓をふまえ、防災・減災対策を一層強化していく必要があります。

 ただ、兵庫の場合、平成16年の台風23号、平成21年の台風9号被害など、大きな水害を被りました。この復旧・復興と河川の総合対策により、千種川、揖保川、加古川、円山川、洲本川など、大きく安全度が向上しています。今回もほとんど被害がありませんでした。

(第2次山地防災・土砂災害対策5箇年計画の前倒し)

 しかし、これらの河川の上流支川などの対策が残っているのではないでしょうか。昨年の8月豪雨災害にみられたように、土砂災害の危険に備えねばなりません。

 昨年以降、土砂災害警戒区域の総点検を実施するとともに、県単独土砂災害対策事業を創設し、国庫補助事業と併せて、第2次山地防災・土砂災害対策5箇年計画の拡充を図ってきました。

 今回、東日本の水害なども踏まえ、計画を前倒しし、治山ダム、砂防えん堤の整備など、山地防災・土砂災害対策を加速します。

(県民緑税の延長)

 あわせて、災害に強い森づくりを進めることです。

 兵庫県では、平成16年の台風23号の大被害の原因が、山の荒廃にあることから、18年度に県民緑税を導入し、災害に強い森づくりや、防災、環境改善に資する都市の緑化を進めてきました。県民共通の財産である緑の保全・再生を社会全体で支え、県民総参加で取り組む仕組みです。

 災害に強い森づくり事業の実施地は、土砂の流出量が減少し、防災機能が高まります。斜面崩壊・流木発生対策など、新たな課題にも対応するため、県民緑税の5年間の延長を、この9月県議会に提案しました。引き続き、防災と大切な緑を守る事業を進めていきます。

3.地域創生の推進

(地域創生戦略の策定)

 これからの県政は、「安全安心の確保」の上に立って、人口減少下であっても地域の活力を持続させる「安全で元気なふるさと兵庫づくり」の推進が基本です。

 人口減少、しかも少子高齢化の進展に負けない、東京一極集中を見直し、地域の活力を持続させる兵庫をつくらなければなりません。

 この9月議会には、兵庫県地域創生戦略案を提出しました。

 戦略では、2060年における本県の姿を展望しつつ、人口規模や経済状況を基本に、出生数を確保するなどの「自然増対策」、東京圏などへの転出超過解消などの「社会増対策」、あわせて「地域の元気づくり」について、2020年までの目標及び対策の方向性を定めています。2020年の目標として、人口規模547万人の確保、GDP約21兆円の実現をめざします。

 これからはじまる、来年度の重要施策や予算の検討のなかでも、地域創生は重要課題です。職員の皆さんも、「生活や仕事がしやすい、住み暮らすなら兵庫」と言われる地域づくりをめざして、ともに知恵をしぼりながら、しっかり取り組んでいきましょう。

(出会いサポート東京センターの開設)

 地域創生の大きな柱は「人口対策」です。

 8月27日には、「ひょうご出会いサポート東京センター」を東京大手町に開設しました。

 26年の兵庫の出生率は、1.41でした。これを上げていく必要があります。「ひょうご出会い支援事業」では、これまで1,000組を超える結婚を支援してきました。この取り組みを一層充実し、子育て環境が整った兵庫をつくり、東京近辺に在住の兵庫県ゆかりの方々に対して出会いを支援します。

(法人事業税超過課税の延長〈活力ある産業の創出〉)

 もう一つの大きな柱は「地域の元気づくり」です。

 東京一極集中の是正に向け、企業・人材・投資を呼び込み、活力ある産業を創出します。この9月県議会では、その貴重な財源となる法人事業税の超過課税を、5年間延長する提案をしています。これまでも、SPring-8やスーパーコンピュータ「京」などの先端科学技術基盤の産業利用や、ものづくり大学校の整備など、兵庫県の強みを生かした独自の施策に活用してきました。

 今後、兵庫経済の持続的な成長を実現させるため、次世代産業の育成や、地域産業の競争力向上、社会のニーズに応える生活産業の育成、異業種交流など産業人材の育成など、「活力あるしなやかな産業構造」の構築に向けた取り組みを展開していきます。

(世界に向けた魅力の発信と国際交流の進展)

 この夏は、兵庫県と海外との交流が一段と進展しました。

 7月には、イタリア「ミラノ国際博覧会」に兵庫県が出展し、「農」「食」「観光」など、”ひょうご五国の魅力”を世界に向けてアピールしました。

 8月には、友好提携45周年を記念し、ブラジル・パラナ州を、9月には、国交正常化50周年を迎える韓国・慶尚南道を訪問。多くの方々と温かな交流を深めてまいりました。

 さらに、11月には中国海南省へ、友好提携25周年を記念して友好訪問団を派遣するとともに、ベトナム・ホーチミン市で、関西広域連合トッププロモーションを実施します。

 国と国との間では、時として政治的に対立し、あつれきが生じます。だからこそ大切なのが、顔が見える交流です。人と人、地域と地域との草の根の交流を深め、友好と信頼の絆を確かなものとするとともに、兵庫、関西の魅力を積極的に発信し、増加する外国人観光客を兵庫へ呼び込みます。

(行財政構造改革の取り組み)

 先日、行財政構造改革審議会を開催しました。「安全安心の確保や地域創生の実現に向け、選択と集中をさらに徹底すること」、「夢や希望を忘れずに未来に挑むこと」等の意見をいただきました。

 来年度は3年目の総点検を迎えます。審議会の意見や社会経済情勢の変化も踏まえながら、ゼロベースでの評価・点検、見直しを進め、改革を着実に実行していきましょう。

4.おわりに

(芸術文化センター、陶芸美術館10周年、ビエンナーレ開催)

 この10月で、兵庫県立芸術文化センター、兵庫陶芸美術館が10周年を迎えます。また、9月19日から11月23日まで、「神戸ビエンナーレ2015」が開催されるなど、この秋は、多彩な芸術文化の魅力が、兵庫のまちを彩ります。心豊かな芸術の秋に、職員の皆さんも、家族や友達といっしょに出かけてみてはいかがでしょうか。

 心と体をしっかりとリフレッシュしながら、新たな兵庫づくりを力強く前進させる秋にしていきましょう。

 

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