【企画展】Forward to the Past 横尾忠則 寒山拾得への道(2,3階:展示室)
横尾忠則の最新作をご紹介します。これらは、新型コロナウィルス感染症の流行によって外出も人と会うこともままならなかった横尾が、アトリエに篭り、制作に打ち込むことで生まれました。「これまでの作品とは異なるタイプ」と作家が言うように、画家としての新たなステージを示すものとなるでしょう。中でも大きなテーマとなっている寒山拾得のモチーフは、中国は唐の時代の僧で、山に住み、詩を詠むも奇行を重ねるという特徴から数々の文学や美術に取り上げられてきました。俗世から離れ創作活動に勤しむ彼らの姿に横尾は何を見たのでしょうか。
本展では、これらの新作を一堂にご覧いただくとともに過去の作品を参照することで、作家自身が「朦朧体」と呼ぶ最新の様式こそが、実は数十年におよぶ絵画との格闘と模索の末に到達した理想の境地だったのではないかということを考察します。
【同時開催】YOKOO TADANORI COLLECTION GALLERY 2022 Part1(4階:横尾忠則コレクションギャラリー)
2022 年度の展示第一弾は、横尾がコレクションしたマン・レイ(1890-1976)の作品を展示します。ダダイスト・シュルレアリストの芸術家として知られるマン・レイは、オブジェや絵画など多様なジャンルの作品を手がけましたが、中でも実験的な構図や技法を試した写真で知られています。横尾はマン・レイが撮った女性の写真シリーズを収集し、それらから制作上のインスピレーションを得てきました。今回はそのシリーズとともに、横尾によるマン・レイをモチーフにした作品もあわせて展示します。
【関連イベント】キュレーターズ・トーク
当館学芸員が展覧会のみどころについて解説します。
日時:4月30日(土曜日)、5月28日(土曜日)、6月25日(土曜日) いずれも 14時00分~14時45分
会場:当館オープンスタジオ
講師:当館スタッフ
定員:30名(先着順) ※参加無料
※イベントの詳細や、その他のイベント情報については当館ウェブサイトをご覧ください。
【開催情報】
Forward to the Past 横尾忠則 寒山拾得への道
[会期]
2022年4月9日(土曜日)~7月18日(月曜日・祝)
開館時間:10時00分~18時00分 ※入場は閉館の30分前まで
休館日:月曜日 ※ただし祝日の場合は開館し、翌平日休館
[観覧料]
一般700(550)円、大学生550(400)円、70歳以上350(250)円、高校生以下無料
・ ( )内は20名以上の団体割引料金
・ 障がいのある方は各観覧料金(ただし70歳以上は一般料金)の75%割引、その介護の方(1名)は無料
・ 割引を受けられる方は、証明できるものをご持参のうえ、会期中美術館窓口で入場券をお買い求めください。
[主催]
横尾忠則現代美術館([公財]兵庫県芸術文化協会)、神戸新聞社
[後援]
サンテレビジョン、ラジオ関西
[協力]
ホテルオークラ神戸
YOKOO TADANORI COLLECTION GALLERY 2022 Part1
[会期]
2022年4月9日(土曜日)~7月18日(月曜日・祝)
開館時間:10時00分~18時00分 ※入場は閉館の30分前まで
休館日:月曜日 ※ただし祝日の場合は開館し、翌平日休館
[観覧料]
「Forward to the Past 横尾忠則 寒山拾得への道」のチケットでご覧いただけます。
※本展のみのチケットは販売しておりません。
[主催]
横尾忠則現代美術館([公財]兵庫県芸術文化協会)