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丹波黒、丹波黒枝豆 |
【生産地】 篠山市
【来歴】
特産物として徳川幕府や宮中へ献上され、国際農産物展に出品され好評を得たという記録も残っている。
丹波黒大豆は粒が大きく球状に近い丸さをしている。煮ても軟らかく皮が破れにくく、色も真っ黒に煮上がることから、正月の煮豆用としては最上品で、全国に高い評価を得ている。
丹波地方ではこの丹波黒を未成熟の時に収穫として「えだまめ」で食する習慣があり、1988年の食と緑の博覧会で紹介され全国から注目されるようになった。成熟期間が長いため、粒が大きい。
【特性】
熟期が十分にあり、うま味、食品の芳香感、もちもち感が絶妙と言われ、百粒重はおよそ80gと大粒。
【利用方法】
青さやゆで豆、煮豆、黒豆ごはん、黒豆みそ、黒豆入りパウンドケーキ等
【問い合わせ先等】
《主な販売先》 青果卸売小売店
《販売時期》 通年
《問い合わせ先》 JA丹波ささやま営農販売課 TEL:079-556-2288
住山ごぼう |
【生産地】 篠山市
【来歴】
戦前は住山地区50戸で栽培しており、京阪神市場に出荷されるごぼうの大半を占めていた。その後の高度成長期に面積は減少したが、現在では、住山地区生産農家10戸余りにおいて生産を行っている。
ごぼうの市場出荷は行われていないが、直売所があり、根強いファンをとらえている。
【特性】
日本特有の食材で、素朴な香りと歯ごたえ、あくの強さが特徴。繊維質に富み、美容と健康によいとされている。住山で生産されたごぼうは色白で、やわらかいと昔から言われている。
【利用方法】
ごぼうめし、かきあげそば、惣菜(きんぴら、酢ごんぼ、サラダ、しぐれ煮)
【問い合わせ先等】
《主な販売先》 丹波旬の市
《販売時期》 8月中旬~3月
《問い合わせ先》 丹波旬の市 TEL:079-594-4415
山の芋(篠山市) |
【生産地】 篠山市
【来歴】
本県の特産物として栽培されている丹波のやまのいもの来歴は明らかではないが、自家用として古くから栽培され、江戸時代には篠山藩主に献上したと伝えられている。栽培の起源は、「伊勢神宮に参拝した時に伊勢いもの種いもを持ち帰った」「大阪の妙見神社に参拝の時、同地方に栽培されていた仏掌薯(ぶっしょういも)を買って帰り試作した」など諸説があるが、こぶだらけの形を丹波地方の篤農家や兵庫農科大学、昭和55年頃からは県農業試験場の選抜・改良により、今日の形に仕上がった。
【特性】
主成分はでんぷんで、独特の粘質物を含んでいる。ナガイモと比較すると粘質物を数倍含み、美容と健康にいい食品と言われている。肥沃な土壌を好み、栽培には埴土から埴壌土が適しており、丹波篠山の気候風土によくあっている。
【利用方法】
出荷された山の芋は、高級菓子等にも加工されている。家庭では、すりおろして「とろろめし」や「お好み焼き」、いそべ揚げ等に利用する。
【問い合わせ先等】
《主な販売先》 青果小売店
《販売時期》 通年
《問い合わせ先》 JA丹波ささやま営農販売課 TEL:079-556-2288
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