ホーム > イベントカレンダー > 兵庫陶芸美術館 2022年度著名作家招聘事業×テーマ展「矢部俊一展-空刻」(丹波篠山市)

更新日:2022年10月29日

ここから本文です。

兵庫陶芸美術館 2022年度著名作家招聘事業×テーマ展「矢部俊一展-空刻」(丹波篠山市)

《想景》2017年 個人蔵

yabe01

概要

兵庫陶芸美術館
2022年度著名作家招聘事業×テーマ展「矢部俊一展-空刻」

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

 兵庫陶芸美術館では、国内外で活躍する著名な作家を招聘し、若き作り手たちに刺激を与えるとともに、幅広い人々により深く陶芸に親しんでいただくため、2006年より「著名作家招聘事業」を実施しています。第17回となる今回は、ここ丹波とともに日本六古窯の一つに数えられ、土と焼成によるシンプルで原初的なやきもので知られる岡山・備前において、彫刻家として先鋭的な造形を追求する作家・矢部俊一氏(1968- )をお迎えします。
 岡山県備前市に生まれた矢部氏は、彫刻家を志し、名古屋芸術大学彫刻科に学びますが、1993年に帰郷して陶芸の道に入り、祖父・山本陶秀氏(1906-1994)、父・矢部篤郎氏(1941-2017)の指導を受けました。試行錯誤の末、備前の土と焼成による原初的で力強い造形を自身のルーツと捉え、そこに現代彫刻の技法と独自の造形思考を持ち込むことによって、これまでの備前にはない、鋭く緊張感のあるフォルムを追求していきました。「空刻(くうこく)」と名づけられたこれらの作品は、手捻りで成形後、暗闇の中で逆光によって浮かび上がる稜線や土肌を見極めながら、極限までシンプルにフォルムを削ぎ落として制作しています。そこに、褐色に焼き締まった備前の山土のざらりとした質感や、炎の流れによる微妙な色のグラデーションが加わることで、現代彫刻としても、備前焼としても、孤高の存在感を示すものとなっています。
 2015年の滋賀県立陶芸の森(信楽)での滞在制作を経て、備前の土のポテンシャルを再認識した矢部氏は、金、銀、パラジウムなどの金属を肌面に極薄く塗り、その下からほんのりと匂い立つ土の質感を強調することで、「無釉焼締」を信条とする備前に揺さぶりをかけ、新境地を拓いています。本展では、矢部氏の造形の変遷をゆるやかに辿るとともに、いま一度、「備前焼とは何か」を、そして、伝統を持つやきものの真価や可能性を問う機会とします。

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

作家プロフィール

矢部俊一 Yabe Shunichi

1968 岡山県備前市に生まれる

1992 名古屋芸術大学彫刻科卒業

1993 帰郷し、陶芸の道に入る

         祖父・山本陶秀、父・矢部篤郎の指導を受ける

2008 第51回日本伝統工芸中国支部展テレビせとうち賞

2010 第53回日本伝統工芸中国支部展広島県知事賞

         第25回国民文化祭美術展備前市長賞

2015 滋賀県立陶芸の森アーティスト・イン・レジデンス ゲスト・アーティスト

2016 備前×矢部俊一×信楽(滋賀県立陶芸の森 陶芸館ギャラリー)

2019-2020 The 備前-土と炎から生まれる造形美-(東京国立近代美術館工芸館ほか)

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

◇会期:2022年12月10日(土曜日)~2023年2月26日(日曜日)

◇開館時間:10時~18時(入館は閉館の30分前まで。)

休館日:月曜日、12月31日(土曜日)、1月1日(日曜日・祝)[ただし、1月2日(月曜日・振休)、1月3日(火曜日)、1月9日(月曜日・祝)は開館し、1月4日(水曜日)、1月10日(火曜日)は休館]

◇観覧料:同時開催中の特別展「教えて!兵庫陶芸美術館-収集と展示のQ&A-」(2022年12月10日(土曜日)~2023年2月26日(日曜日))の料金に含まれます。
 一般600(500)円、大学生500(400)円、高校生以下無料
 ※( )内は、特別割引および20名以上の団体割引料金です。
 ※本展のみの観覧券はありません。
 ※70歳以上の方は半額になります。
 ※障害のある方は75%割引、その介助者1名は無料になります。
 ※17時以降に観覧される場合は、夜間割引料金になります(一般300円、大学生250円)。

◇会場:兵庫陶芸美術館 展示室1

主催:兵庫陶芸美術館、丹波新聞社

yabe02

《草吹》2015年 兵庫陶芸美術館

yabe03

《閃光風》2015年

yabe04

《想景》2017年 個人蔵

開催期間

  • 2022年12月10日(土曜日)~2023年2月26日(日曜日)

開催場所

会場名 兵庫陶芸美術館
会場住所

〒669-2135

兵庫県丹波篠山市今田町上立杭4

TEL.079-597-3961

FAX.079-597-3967

E-mail togei@pref.hyogo.lg.jp
会場へのアクセス

詳細は:兵庫陶芸美術館アクセスページ(外部サイトへリンク)

◆JRをご利用の場合

  • 福知山線「相野駅」下車(大阪駅から約50分)、駅前よりウィング神姫(路線バス)「兵庫陶芸美術館」「こんだ薬師温泉」または「清水寺」行き乗車約15分、「兵庫陶芸美術館」下車

ただし運行本数が限られていますので当館ホームページ(上記リンク)内、JR・バス時刻表をご確認下さい。
※相野駅よりタクシーも運行しています。

自動車をご利用の場合

  • 舞鶴若狭自動車道「三田西IC」より約15分、または「丹南篠山口IC」より約20分
  • 中国自動車道「滝野社IC」より国道372号を東へ約30分
  • 阪神方面より国道176号を北上し、三田市四ツ辻信号を左折約15分

駐車場(無料)

敷地内に58台分(普通車)の駐車スペースをご用意しています。

移動が困難な方は、館玄関前に駐車していただけますので、駐車場誘導係にお申し付けください。

観光バスの受付については、お問い合わせください。

◆その他

無料貸出:車椅子4台、ベビーカー1台

お問い合わせ先

主催者名 兵庫陶芸美術館
住所 兵庫県丹波篠山市今田町上立杭4
電話 079-597-3961
FAX 079-597-3967

関連メニュー

2022年度著名作家招聘事業プログラム

◆矢部俊一氏による展示解説
 日時:2023年2月11日(土曜日・祝)11時00分~12時00分

 会場:兵庫陶芸美術館 展示棟地下1階 展示室1

 参加費:無料(事前申込不要。ただし参加には観覧券が必要です。)

矢部俊一氏によるデモンストレーション&ワークショップ

 日時:2023年2月11日(土曜日・祝)13時00分~17時00分(予定)

 会場:兵庫陶芸美術館 エントランス棟1階 工房

 定員:15名

 対象者:陶芸を学ぶ学生や若手作家、陶芸に興味がある方など

 参加費:有料

 申込締切:2023年1月12日(木曜日)16時00分必着

◆当館学芸員によるギャラリートーク

 2023年1月15日(日曜日)、2月12日(日曜日)、2月26日(日曜日)
 ※いずれも11時00分から(観覧券が必要です)

■同時開催

特別展「教えて!兵庫陶芸美術館-収集と展示のQ&A-」 2022年12月10日(土曜日)~2023年2月26日(日曜日)

テーマ展「丹波焼の世界 season6」 ~2023年2月26日(日曜日)


※各イベントに関する詳細は、お問い合わせください。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、展覧会、イベント等の会期や内容に変更が生じる場合があります。最新情報は、兵庫陶芸美術館ホームページをご確認いただくか、お問い合わせください。

お問い合わせ

部署名:兵庫陶芸美術館