更新日:2021年12月20日

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平成30年但馬地域の県政10大ニュース

但馬地域において平成30年中に実施した県の主要な施策、事業の中から、下記の10項目を選定しました。(順番は時系列順)

今年は、新型機ATR42-600の但馬路線への就航や県立「国際観光芸術専門職大学(仮称)」の基本構想の策定、県政150周年の記念イベントが各地で催されるなど明るい話題がある一方、大阪府北部地震など全国で災害が多発し、但馬でもで初めて大雨特別警報が発表され、平成16年台風23号を超える総雨量を記録した7月豪雨をはじめ、相次ぐ台風の襲来で自然の脅威にさらされた年でした。

県北部初の「兵庫ものづくり支援センター但馬」開設
~産業を育てる支援が進む~~

但馬地域におけるものづくり基盤技術の向上、オンリーワン企業の発掘・育成を目指し、4月に兵庫県北部では初めてとなる「兵庫ものづくり支援センター但馬」を但馬技術大学校内に開設。

但馬地域のものづくり企業が一堂に会する「夢但馬産業フェア2018」を9月に開催。87企業・団体が自慢の技術や商品を紹介し、地元の中学校や高等学校など14校から1,000人を超える生徒が訪れるなど、過去最多の約4,200人が来場。

但馬地域の産業を育てるための支援が進む。

「兵庫ものづくり支援センター但馬」開所式の画像

「兵庫ものづくり支援センター但馬」開所式

但馬牛博物館リニューアルオープン
~世界・日本農業遺産の認定を目指す~

但馬牛・神戸ビーフの歴史・価値を後世や世界に伝える情報発信拠点として、県立但馬牧場公園にある但馬牛博物館が4月にリニューアルオープン。11月には、但馬食肉センターを兵庫県食品衛生管理プログラム認定制度(兵庫県版HACCP(ハサップ))に適合する施設に改修。

美方郡において古くから行われてきた但馬牛の厳格な個体管理や育種改良の取組を世界・日本農業遺産に申請し、来年の認定を目指す。 

但馬牛博物館の画像

但馬牛博物館

新型機ATR42-600が但馬路線に就航
~但馬空港利用者数 累計60万人突破~

「SAAB340B」の後継機として、座席数が増え快適性も大きく向上した新型機「ATR42-600」が5月に就航。10月には、就航先の各地でコウノトリと但馬地域をPRするため、機体に「朝焼けの中を未来に向け飛翔するコウノトリ」と「鸛」の文字をデザインした但馬オリジナルATR機「コウノトリ号」が就航。

伊丹-但馬路線の利用者数は、3年連続で過去最高を記録。

今年度も5月に累計60万人突破。10月には初めて月間4,000人を超えるなど、過去最高を更新することが確実な見込み。

但馬オリジナル ATR機「コウノトリ号」の画像

但馬オリジナル ATR機「コウノトリ号」

日本遺産「北前船」の追加認定やラムサール条約湿地のエリア拡大
~地域遺産を生かした魅力を発信~

昨年日本遺産に認定された「播但貫く、銀の馬車道 鉱石の道」に続き、今年5月、江戸-明治期の商船群「北前船」をテーマにした日本遺産に新温泉町が追加認定される。諸寄地区の史跡など11件を構成文化財に登録。

コウノトリの野生復帰の取組を推進する円山川流域のラムサール条約湿地「円山川下流域・周辺水田」のエリアを拡大。

平成17年の試験放鳥以来、初めて南但馬地域でコウノトリの野外繁殖に成功。南但馬地域での生息域の拡大に期待。

地域遺産などを生かし但馬地域の魅力を発信。

誕生した野外コウノトリのヒナの画像

誕生した野外コウノトリのヒナ

平成30年7月豪雨や大型台風が但馬を襲うも被害少なく
~防災・減災の取組を推進~

 県内で初めて大雨特別警報(豊岡市・養父市・朝来市・香美町)が発表され、平成16年台風23号を超える総雨量を記録した7月豪雨をはじめ、台風20号・21号・24号など相次ぐ自然の脅威にさらされるも、これまで進めてきた総合治水対策や土砂災害対策などハード・ソフト両面の対策が功を奏し被害を小さく抑えた。

香美町をメイン会場に約3万人、70機関参加のもと、9月に兵庫県合同防災訓練を実施。各機関の連携を確認し、防災意識の向上を図った。また、但馬地域版ひょうご防災リーダー講座を修了した62名を新たに防災リーダーに認定。「忘れないで大規模災害!」パネル展を管内12箇所で開催するなど、地域防災力向上の取組を推進。

兵庫県合同防災訓練(香美町)の画像

兵庫県合同防災訓練(香美町)

山陰海岸ジオパークのGGN再認定へ向けた取組を推進
~但馬への観光入込客数5年連続1,000万人突破~

山陰海岸ジオパークのユネスコ世界ジオパークネットワーク(GGN)の再認定に向け、ステップアップ会議の開催、ロングトレイルコースの設定や事務局体制の見直しなど、地域間連携や運営体制を強化。8月6日から9日にかけて、再認定審査が行われ、GGNから派遣された現地審査員が、京都府、兵庫県、鳥取県にまたがるエリア内の拠点施設やジオサイトを訪れ、4年間の取組の成果を確認。審査結果の公表は年明けに予定されており、再認定に期待。

昨年オープンした「余部鉄橋『空の駅』クリスタルタワー」、道の駅「浜坂の郷」など、ジオパーク関連施設の集客が大きく増加し、但馬への観光入込客数は5年連続1,000万人突破。

 

GGN審査員による現地視察の画像

GGN審査員による現地視察

新品種「なしおとめ」本格販売開始
~特色ある但馬産農林水産物の販路拡大~

ナシの新品種として優良な早生品種「但馬1号」(登録商標名「なしおとめ」)約1トンを8月に本格販売。但馬地域のブランド米「コウノトリ育むお米」の海外への販路が新たにUAE、オーストラリアへ拡大。このほか、朝倉さんしょの世界ブランド化、岩津ねぎの生産拡大に向けた取組を進展。

水産業では最新鋭の大型沖合底びき網漁船が竣工、漁獲量の拡大に貢献。全国1位の漁獲量を誇るズワイガニ、ホタルイカなど、但馬産の水産物や水産加工品の知名度向上。

但馬産農林水産物の販路拡大の取組を推進。

なしの新品種「なしおとめ」の画像

新品種「なしおとめ」

県道茅野福岡線「大谷バイパス(Ⅰ期)」開通
~「あしたのふるさと但馬」を支える道路網の整備進む~

北近畿豊岡自動車道「豊岡道路」や国道9号「笠波峠除雪拡幅」(香美町)の工事着手、山陰近畿自動車道「浜坂道路Ⅱ期」の事業着手など、基幹道路ネットワークの整備が大きく前進。

国道9号から県下有数のハチ北・スカイバレイスキー場へのアクセスを容易にする「県道茅野(かやの)福岡線大谷バイパス(Ⅰ期)」が10月8日に開通。スキー場の利用者増加による交流人口の拡大に期待。

「あしたのふるさと但馬」を支える道路網の整備進む。

県道茅野福岡線「大谷バイパス(1期)」開通式の画像

県道茅野福岡線「大谷バイパス(Ⅰ期)」開通式

県立「国際観光芸術専門職大学(仮称)」基本構想まとまる
~但馬初の4年制大学~

但馬で開学を目指す県立「国際観光芸術専門職大学(仮称)」の基本構想を11月に策定。国公立大学初、演劇を本格的に学び、これを基礎に観光・芸術文化分野で事業創造する専門職大学の創設を目指す。

1学部1学科2コース制(観光創造エキスパート育成、アートマネジャー育成)で1学年80人定員の4年制とし、演劇で身につけるコミュニケーション力を基に、実習中心の実践的な教育課程により、観光や文化の分野で高度な実践力と豊かな創造力を備えた人材を育成。

2019年に文部科学省に設置認可申請を行い、2021年度の開学を目指す。
 

平田オリザ氏による模擬講義の画像

平田オリザ氏による模擬講義

県政150周年記念事業を但馬各地で展開
~スイーツ高校生バトル、イベント列車など、次代につなぐ様々な事業を支援~

県政150周年記念事業として、「コウノトリ翔る但馬まるごと感動市」で、ひょうご五国から出場した9チームによる「~夢をお菓子(かたち)に!~HYOGO★スイーツ高校生バトル」をタジマモリあげ隊が開催。同時に、「イベント列車ツアー」を実施し但馬地域への交流人口の増大と鉄道利用の促進を図った。

また、但馬の地域団体等が企画・実施する55件の「県民連携事業」を支援。但馬各地で様々な記念事業が展開。

全但バス但馬ドームが開館20周年を迎え、累計利用者数は約690万人を達する見込み。
 

【HYOGO★スイーツ高校生バトル】

【HYOGO★スイーツ高校生バトル】

 

 1.選定基準
 (1)但馬の特徴を反映し、他地域にはあまり見受けられないもの
 (2)県民の将来へ、夢や希望を与えたもの
 (3)県民の暮らしに身近で、共感を与えたもの
 (4)今の時代を反映し、本年の記録とするにふさわしいもの
 (5)その他、より県政への理解と関心を深めたもの 

2.項目の並べ方
 順不同  ※関連する項目同士をまとめ、時系列を基本に並べています。重要度の順位をつけたものではありません。

 

 記者発表資料(PDF:369KB)

 

 

お問い合わせ

部署名:但馬県民局 総務企画室

電話:0796-26-3618

FAX:0796-24-3211

Eメール:tajimasom@pref.hyogo.lg.jp