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但馬地域において平成30年中に実施した県の主要な施策、事業の中から、下記の10項目を選定しました。(順番は時系列順)
今年は、新型機ATR42-600の但馬路線への就航や県立「国際観光芸術専門職大学(仮称)」の基本構想の策定、県政150周年の記念イベントが各地で催されるなど明るい話題がある一方、大阪府北部地震など全国で災害が多発し、但馬でもで初めて大雨特別警報が発表され、平成16年台風23号を超える総雨量を記録した7月豪雨をはじめ、相次ぐ台風の襲来で自然の脅威にさらされた年でした。
県北部初の「兵庫ものづくり支援センター但馬」開設
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但馬地域におけるものづくり基盤技術の向上、オンリーワン企業の発掘・育成を目指し、4月に兵庫県北部では初めてとなる「兵庫ものづくり支援センター但馬」を但馬技術大学校内に開設。 但馬地域のものづくり企業が一堂に会する「夢但馬産業フェア2018」を9月に開催。87企業・団体が自慢の技術や商品を紹介し、地元の中学校や高等学校など14校から1,000人を超える生徒が訪れるなど、過去最多の約4,200人が来場。 但馬地域の産業を育てるための支援が進む。 |
「兵庫ものづくり支援センター但馬」開所式 |
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但馬牛博物館リニューアルオープン
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但馬牛・神戸ビーフの歴史・価値を後世や世界に伝える情報発信拠点として、県立但馬牧場公園にある但馬牛博物館が4月にリニューアルオープン。11月には、但馬食肉センターを兵庫県食品衛生管理プログラム認定制度(兵庫県版HACCP(ハサップ))に適合する施設に改修。 美方郡において古くから行われてきた但馬牛の厳格な個体管理や育種改良の取組を世界・日本農業遺産に申請し、来年の認定を目指す。 |
但馬牛博物館 |
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新型機ATR42-600が但馬路線に就航
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「SAAB340B」の後継機として、座席数が増え快適性も大きく向上した新型機「ATR42-600」が5月に就航。10月には、就航先の各地でコウノトリと但馬地域をPRするため、機体に「朝焼けの中を未来に向け飛翔するコウノトリ」と「鸛」の文字をデザインした但馬オリジナルATR機「コウノトリ号」が就航。 伊丹-但馬路線の利用者数は、3年連続で過去最高を記録。 今年度も5月に累計60万人突破。10月には初めて月間4,000人を超えるなど、過去最高を更新することが確実な見込み。 |
但馬オリジナル ATR機「コウノトリ号」 |
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日本遺産「北前船」の追加認定やラムサール条約湿地のエリア拡大
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昨年日本遺産に認定された「播但貫く、銀の馬車道 鉱石の道」に続き、今年5月、江戸-明治期の商船群「北前船」をテーマにした日本遺産に新温泉町が追加認定される。諸寄地区の史跡など11件を構成文化財に登録。 コウノトリの野生復帰の取組を推進する円山川流域のラムサール条約湿地「円山川下流域・周辺水田」のエリアを拡大。 平成17年の試験放鳥以来、初めて南但馬地域でコウノトリの野外繁殖に成功。南但馬地域での生息域の拡大に期待。 地域遺産などを生かし但馬地域の魅力を発信。 |
誕生した野外コウノトリのヒナ |
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平成30年7月豪雨や大型台風が但馬を襲うも被害少なく
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県内で初めて大雨特別警報(豊岡市・養父市・朝来市・香美町)が発表され、平成16年台風23号を超える総雨量を記録した7月豪雨をはじめ、台風20号・21号・24号など相次ぐ自然の脅威にさらされるも、これまで進めてきた総合治水対策や土砂災害対策などハード・ソフト両面の対策が功を奏し被害を小さく抑えた。 香美町をメイン会場に約3万人、70機関参加のもと、9月に兵庫県合同防災訓練を実施。各機関の連携を確認し、防災意識の向上を図った。また、但馬地域版ひょうご防災リーダー講座を修了した62名を新たに防災リーダーに認定。「忘れないで大規模災害!」パネル展を管内12箇所で開催するなど、地域防災力向上の取組を推進。 |
兵庫県合同防災訓練(香美町) |
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山陰海岸ジオパークのGGN再認定へ向けた取組を推進
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山陰海岸ジオパークのユネスコ世界ジオパークネットワーク(GGN)の再認定に向け、ステップアップ会議の開催、ロングトレイルコースの設定や事務局体制の見直しなど、地域間連携や運営体制を強化。8月6日から9日にかけて、再認定審査が行われ、GGNから派遣された現地審査員が、京都府、兵庫県、鳥取県にまたがるエリア内の拠点施設やジオサイトを訪れ、4年間の取組の成果を確認。審査結果の公表は年明けに予定されており、再認定に期待。 昨年オープンした「余部鉄橋『空の駅』クリスタルタワー」、道の駅「浜坂の郷」など、ジオパーク関連施設の集客が大きく増加し、但馬への観光入込客数は5年連続1,000万人突破。
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GGN審査員による現地視察 |
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新品種「なしおとめ」本格販売開始
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ナシの新品種として優良な早生品種「但馬1号」(登録商標名「なしおとめ」)約1トンを8月に本格販売。但馬地域のブランド米「コウノトリ育むお米」の海外への販路が新たにUAE、オーストラリアへ拡大。このほか、朝倉さんしょの世界ブランド化、岩津ねぎの生産拡大に向けた取組を進展。 |
新品種「なしおとめ」 |
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県道茅野福岡線「大谷バイパス(Ⅰ期)」開通
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北近畿豊岡自動車道「豊岡道路」や国道9号「笠波峠除雪拡幅」(香美町)の工事着手、山陰近畿自動車道「浜坂道路Ⅱ期」の事業着手など、基幹道路ネットワークの整備が大きく前進。 |
県道茅野福岡線「大谷バイパス(Ⅰ期)」開通式 |
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県立「国際観光芸術専門職大学(仮称)」基本構想まとまる
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但馬で開学を目指す県立「国際観光芸術専門職大学(仮称)」の基本構想を11月に策定。国公立大学初、演劇を本格的に学び、これを基礎に観光・芸術文化分野で事業創造する専門職大学の創設を目指す。 |
平田オリザ氏による模擬講義 |
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県政150周年記念事業を但馬各地で展開
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県政150周年記念事業として、「コウノトリ翔る但馬まるごと感動市」で、ひょうご五国から出場した9チームによる「~夢をお菓子(かたち)に!~HYOGO★スイーツ高校生バトル」をタジマモリあげ隊が開催。同時に、「イベント列車ツアー」を実施し但馬地域への交流人口の増大と鉄道利用の促進を図った。 また、但馬の地域団体等が企画・実施する55件の「県民連携事業」を支援。但馬各地で様々な記念事業が展開。 全但バス但馬ドームが開館20周年を迎え、累計利用者数は約690万人を達する見込み。 |
【HYOGO★スイーツ高校生バトル】 |
1.選定基準
(1)但馬の特徴を反映し、他地域にはあまり見受けられないもの
(2)県民の将来へ、夢や希望を与えたもの
(3)県民の暮らしに身近で、共感を与えたもの
(4)今の時代を反映し、本年の記録とするにふさわしいもの
(5)その他、より県政への理解と関心を深めたもの
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