世界の「地質遺産100選」に玄武洞が選出
2022年10月28日
担当部署名/但馬県民局地域政策室ジオパーク課
外郭団体名等/山陰海岸ジオパーク推進協議会
直通電話/0796-26-3782
国際地質科学連合が、設立60周年を記念し、スペインのバスク海岸で開催している大会(10月25日~10月28日)で、第1回世界の「地質遺産100選」が選定されました。
56カ国、181の候補地の申請がなされ、33名の国際的専門家により、高い国際的重要性を有する地として、日本から兵庫県の玄武洞、野島断層が選出されています。
【選出理由】
・玄武洞:地球科学の歴史(地磁気逆転現象の発見地、山陰海岸ユネスコ世界ジオパーク)
・野島断層:地球の構造的運動(震源地)
なお、100選には、グランドキャニオン(米国)やエベレスト山頂の海洋岩石(中国・ネパール)、エアーズロック(豪州)も選出されています。
また、選定に際しては、40カ国及び10の国際機関に所属する250名以上の専門家が参加しております。
【参考(出典:ウィキペディア)】
国際地質科学連合(International Union of Geological Sciences、略称:IUGS)
・地質学の分野における国際協力を目的として設立された非政府組織
・国際地球観測年の成功を受けて、1961年の3月に設立
・事務局は、ノルウェーのトロンハイムにあるノルウェー地質調査所に所在
・100万人以上の地球科学者を代表する121か国のメンバーにより組織
・世界的に重要度の高い地質学の課題にかかる研究を促進。その他にも地球科学における国際的かつ学際的な連携をサポート