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但馬地域は、急速に進む人口減少や高齢化、地域経済の活性化など様々な課題を抱えています。そうした中、新型コロナウイルス感染症は、但馬地域においても観光関連産業はもとより、多様な産業に甚大な影響をもたらしています。
今後、地域の活力を維持・向上させるためには、豊かな環境、特色ある農畜水産物、日本遺産等の但馬固有の資源を活用し、「住みたい」・「訪ねたい」地域としての魅力をより高める必要があります。さらに、4月に開学した芸術文化観光専門職大学や、新たに芽生えた“芸術の力”など地域の強みを最大限に発揮した取組を実施することにより、「人口減少対策」、「観光・交流の強化」、「シビックプライドの醸成」を促進し、将来にわたり持続可能な地域社会の構築を目指していきます。
このような考え方の下、令和4年度は、ウィズコロナ・ポストコロナ社会を見据え、地域の魅力を高める施策を着実に推進していきます。
但馬の豊かな自然環境を次世代へ繋げる行動指針を策定し、但馬地域がコロナ禍により加速している地方回帰の受け皿となることを目指します。また、但馬産松葉ガニ、コウノトリ育むお米、但馬牛など但馬ブランド産品や地場産業の育成・強化により、但馬地域を「稼げる地域」として浸透させ、若者等の就業・就農を促進します。合わせて、オール但馬の情報発信・移住相談体制を強化し、U・Iターンを促進します。
2023 年兵庫デスティネーションキャンペーンを契機とし、新たな但馬の楽しみ方を提案していきます。また、サイクルツーリズム、鉱石の道等日本遺産を活用した地域の魅力向上、山陰海岸ジオパークエリアの賑わい創出など、但馬の地域資源を活かした周遊ツーリズムを総合的に推進します。合わせて、域外からのアクセス利便性向上を図り、但馬地域への来訪者の増加を目指します。
コウノトリも棲める郷づくりを始めとする豊かな環境、新たに加わった特色ある大学との連携や芸術の力など、「但馬地域の当たり前の素晴らしさ」の再認識に努めます。また、地域内外への発信を強化することで、但馬で暮らす方々の「誇り」と「自負」を高め、地域活力の向上を目指します。
【予算記者発表資料】
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