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新型コロナウイルス感染症は、但馬地域においても、観光関連産業はもとより多様な産業に甚大な影響をもたらしました。但馬地域ではコロナ禍に加え、急速に進む人口減少や高齢化、地域経済の活性化など様々な課題を抱えています。
今後、地域の活力を維持・向上させるためには、豊かな環境、特色ある農畜水産物、日本遺産等の但馬固有の資源を活用し、今以上に「住みたい」・「訪ねたい」と思われる地域になっていかなければなりません。さらに、芸術文化観光専門職大学や、着実に育ちつつある“芸術の力”など地域の強みを発揮した取組を実施することにより、将来にわたり持続可能な地域社会を構築していく必要があります。
このような考え方の下、令和5年度は、ウィズコロナ社会を見据え、地域の魅力を高める施策に引き続き取り組みます。
但馬産松葉ガニ、コウノトリ育むお米、但馬牛など但馬ブランド産品や地場産業の育成・強化により、但馬地域を「稼げる地域」として浸透させ、若者等の就業・就農を促進します。合わせて、オール但馬の情報発信・移住相談体制を強化し、但馬がコロナ禍により加速する地方回帰の受け皿として選ばれる地域になることを目指します。
兵庫デスティネーションキャンペーンで提供するコンテンツの磨き上げや、2025年大阪・関西万博を見据えたフィールドパビリオンの育成により、新たな但馬の楽しみ方を提案していきます。また、サイクルツーリズム、鉱石の道等日本遺産を活用した地域の魅力向上、山陰海岸ジオパークエリアの賑わい創出など、但馬の地域資源を活かした周遊ツーリズムを総合的に推進します。合わせて、域外からのアクセス利便性向上を図り、但馬地域への来訪者の更なる増加を目指します。
「コウノトリも棲める郷づくり」を始めとする豊かな環境、特色ある大学との連携や芸術の力など、「但馬地域の当たり前の素晴らしさ」の再認識に努めます。また、地域内外への発信を強化することで、但馬で暮らす方々の「誇り」と「自負」を高め、地域活力の向上を目指します。
【予算記者発表資料】
令和5年度但馬県民局当初予算(案)(PDF:1,295KB)
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