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梅毒の早期発見、早期治療により
大切な人への感染を防ぐことができます。

梅毒は、梅毒トレポネーマという細菌が原因となる感染症です。主に性的接触などにより感染します。感染すると全身に様々な症状が出ることがあります。
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梅毒は性感染症のひとつで、過去には日本でも非常に多く見られた病気です。ところが近年、国内での梅毒の感染報告が高い水準で推移しています。
兵庫県でも、平成27年以降増加傾向にあります。梅毒は過去の病気ではありません。ひとりひとりが正しい知識を持って予防することが必要です。
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感染を「早く見つけて」治療をすれば、
完治が可能!
梅毒は、早期に発見し治療することで、深刻な健康被害を防ぐことができる性感染症です。梅毒は初期段階では症状が軽微であるため、感染に気づかないことが多いですが、放置すると心臓や脳などの重要な臓器に深刻なダメージを与える可能性があります。特に、妊娠中の女性が感染すると、流産、死産となったり、子どもが梅毒に感染した状態で生まれる(先天梅毒)ことがあります。梅毒検査を受けることで、早期に感染を発見し、適切な治療を受けることができます。これにより、合併症を防ぎ、健康を維持することが可能です。また、梅毒は他の性感染症(HIV など) と同時に感染するリスクが高いため、梅毒検査を受けることで他の感染症の早期発見にも繋がります。さらに、 梅毒検査を受けることで、パートナーや家族への感染を防ぐことができます。性感染症は主に性的接触を通じて広がるため、早期に感染を知り、適切な予防策を講じることが重要です。
梅毒感染・潜伏期間(〜数週間)
Ⅰ期顕症
梅毒
(数週間~)
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性器・肛門・口に
しこりや潰瘍出現
治療をしなくても症状軽減
Ⅱ期顕症
梅毒
(数ヶ月~)
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手のひら・足裏
・身体に赤い発疹
ができる
発疹などは自然消失
晩期顕性
梅毒
(数年~)
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ゴムのような腫瘤が
皮膚や筋肉、骨
などに出現
脳・心臓に病変が
できることがある
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梅毒の症状は一時的に消失することがありますが、自然治癒することはありません。
梅毒トレポネーマが体内に潜んでいるため、しっかりと治療をしなければ再び症状が悪化して現れることがあります。
症状がよくなっても、自己判断で治療を中断しないようにしましょう。また、一度完治しても新たに感染することもあります。


梅毒検査の流れは非常にかんたん!
以下のステップで行われます
ステップ
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予約
まず、検査を希望する健康福祉事務所(保健所)に検査の予約を行います。 県内の健康福祉事務所(保健所)では匿名での検査が可能です。
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ステップ
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検査
予約した日時に健康福祉事務所(保健所)を訪れ、簡単な問診を受けます。その後、血液検査を行います。 問診、検査は数十分で完了します。
ステップ
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結果
検査結果は通常当日に通知されます。結果は検査を実施した健康福祉事務所(保健所)でのみ受け取ることができます。
※検査機関、検査の種類により結果通知が約1週間後になる場合があります。
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個人情報が外部に漏れたり、
検査結果が第三者に知られることはありません。
梅毒検査を受ける際、匿名性とプライバシーが確保されることは非常に重要です。健康福祉事務所(保健所)では、検査は匿名で行われており、検査を受ける際のプライバシーも配慮しています。
検査結果も第三者に知られることはありません。検査を行った本人のみに結果を通知します。
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Q1検査はどこで
受けられますか?
Q2梅毒検査は痛いですか?
A2梅毒検査は通常、血液検査を行うのみのため、痛みはほとんどありません。針を刺す際に痛みを感じることがありますが、短時間で終わります。
Q3症状がある場合でも
検査はできますか。
A3症状がある場合は、医療機関を受診しましょう。
Q4検査結果が陽性だった場合、
どうすればいいですか?
A4即日検査(当日結果が分かる検査)で陽性だった場合は、梅毒に感染していると考えられます。各健康福祉事務所(保健所)の医師、保健師等が今後の治療等について説明します。早期に治療を開始し、適切な治療を継続することで、完治が可能ですので、医療機関での精密検査をおすすめします。
Q5パートナーが梅毒に感染しているのではないか不安です。どうすればよいでしょうか。
A5感染の可能性がある周囲の方(パートナー等)も検査を受け、必要に応じて治療を受けることが重要です。パートナー等にも検査、相談を勧めましょう。
Q6より詳しい情報を
教えてください。
A6兵庫県ホームページをご参照ください。