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6月に入り、これからは梅雨など雨の多い季節を迎えます。
近年、過去に経験したことのないような大きな雨が、全国的にも多くなってきており、各地で大きな災害が発生しています。
そこで、阪神南県民センターでは、風水害や土砂災害に備えるため、「ながす」「ためる」「そなえる」を組み合わせた総合的な治水対策や土砂災害対策を進めています。
総合的な治水対策では、「ながす」対策として、武庫川での川底の掘り下げや護岸整備、津門川での地下貯留管の整備、仁川での堆積した土砂の撤去などに取り組んでいます。
また、「ためる」対策としては、利水ダムである千苅ダムや名塩ダムを治水のために活用しています。「そなえる」対策としては、CGハザードマップや河川カメラの動画などを県ホームページで公開、出前講座による防災啓発などに取り組んでいます。
土砂災害対策については、土石流の流出やがけ崩れを防ぐために、緊急性の高い箇所を優先して砂防堰堤(えんてい)の整備や急傾斜地の崩壊防止対策を進めています。
阪神南県民センターではこのように様々な事前の防災対策を進めていますが、いざというときは地域で暮らすみなさんがご自身の身を守る行動ができることが大切となります。
ハザードマップや避難場所の確認、緊急時の通信手段の確保など、一人ひとりが普段から災害に備えていただき、地域全体で風水害・土砂災害に備え、安全・安心なまちづくりに一緒になって取り組んでいきましょう。
阪神南県民センター長 秋山 徹志
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