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晴れたときはあまりの暑さでぐったり、雨が降ればジメジメとすっきりしません。
身体や気持ちの両方に負担がかかる季節になりました。
こんなときこそ、さわやかに明るく過ごしたいものです。そこで、いつもより少し積極的な行動を心がける、あるいは、何気ない会話でも前向きで元気がでるような言葉を使うようにする、そんなことに気をつけたいと考えています。
また、この時期の雨は恵みをもたらす一方で、大雨による災害が発生するおそれもあります。そして、地震や水害はいつ起こるか分からないことから、日頃からの備えが重要です。
南海トラフ地震は、今後30年以内に70~80%の確立で起こるとされており、ここ阪神南地域では高さ3m以上の津波が押し寄せてくると予想されています。また、2018(平成30)年の台風21号では、南芦屋浜地区などの広い範囲において、高潮による浸水被害が発生しました。
そのため阪神南県民センターでは、津波や高潮に備える対策を進めています。
まず、津波対策については、西宮市の新川河口部において、新たな水門や防潮堤等を整備しています。これらの工事が完成すると、想定される最大クラスの津波による浸水エリアを、約9割減らすことができます。
そのほか、尼崎市内でも防潮堤の沈下対策や河川護岸の補強対策を進めています。
また、高潮対策については、南芦屋浜地区において管内で最も大規模な防潮堤の整備を進めており、今年度中には大部分の工事が完了する予定です。そのほかの地区でも、現在工事を行うとともに、更に新規着手にも取り組んでいきます。
詳しくは7月の県民だよりひょうごに掲載していますので、是非ご覧ください。
また、尼崎市の「ゼロメートル地帯」を津波や高潮から守る防災拠点施設、尼ロック(尼崎閘門)の防災展示室を特別公開します。7月から8月の土・日・祝休日の10時から16時まで、無料です。
ご家族やお友達と一緒にお越しいただければと思います。
阪神南県民センター長 秋山 徹志
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