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風は冷たいですが、明るい日差しに春が近づいているのを感じるようになりました。
阪神尼崎駅近くの尼崎えびす神社では今、ミモザの花が満開です。3月8日は国連が定める「国際女性デー」。別名「ミモザの日」と呼ばれ、ミモザの花がシンボルです。イタリアではこの日に男性が女性に感謝を込めてミモザを贈る習慣があるとか。兵庫県も女性活躍推進企業認定を取得した企業を「ミモザ企業」と呼んでいます。鮮やかな黄色いミモザの花は見ているだけで元気が出ますね。
<令和6年度の主要施策>
先日、阪神南県民センターの令和6年度主要施策の概要を発表しました。
街のイメージが良く人気の高い阪神南地域ですが、より多くの方に“住みたい”“働きたい”“訪ねたい”と思っていただけるよう、未来につながる魅力ある地域の実現に向けた事業を実施します。
ここでは、来年度事業の一部をご紹介します。
1.地域ブランド力の向上
「阪神間モダニズム」や「具体美術」「マリンスポーツ」など、阪神南地域の魅力あふれる資源を地域内外の方に知ってもらい、来て、見て、体験してもらうための事業を実施するとともに、阪神南のフィールドパビリオンを活用したイベント等も開催します。
2.ふるさとづくりの推進
阪神南に暮らす人のふるさと意識の向上やシビックプライドの醸成につなげるため、地域団体が地域課題の解決や活性化に向けて取り組む事業を応援する「ふるさとづくり応援事業」や、阪神南地域には大学・短期大学が多くあることから、大学生による地域活性化の取組を支援します。中高生が地域課題について考え、解決方法を提案する事業も新たに実施します。
また、ものづくり企業の集積地である阪神南地域の強みを将来に繋げるため、優れた技術を持つ企業の販路開拓や技術の高度化を支援するとともに、経済団体や事業所等と連携して次世代の人材育成・人材確保に向けた取組を実施します。
3.環境と調和した安全・安心なまちづくり
昨年、尼崎の森中央緑地が、生物多様性の保全区域「自然共生サイト」に認定されたことから、多言語による紹介動画や森づくり体験活動プログラムを作成するとともに、21世紀の森における環境学習の取組の強化や尼崎運河の魅力アップに取り組みます。
そして、来年は阪神・淡路大震災から30年を迎えます。震災を風化させず、経験と教訓をしっかりと伝えていくため、企業や県民の皆さんの防災意識の向上につなげる取組を実施します。
頻発する豪雨災害や近い将来発生が懸念される南海トラフ地震等に備えるための高潮対策や総合治水対策、土砂災害対策等も着実に推進します。
令和6年度主要施策について、詳しくはこちらをご覧ください。
https://web.pref.hyogo.lg.jp/hsk08/documents/r6syuyosesaku_gaiyo_.pdf
<映画「あまろっく」が公開されます>
尼崎の臨海部は工業地帯として栄えましたが、地下水のくみ上げなどで地盤が沈下し、市域の3分の1は海水面より低い海抜0メートル地帯です。
この地域を浸水から守るため、1954年(昭和30年)に国、県、尼崎市で整備したのが、日本初のパナマ運河方式の閘門(こうもん)、通称「尼ロック」です。
工業地帯には海からの輸送が不可欠なことから、堤防で守るだけでなく、船の通路を確保するため、閘門と呼ばれる二つの水門を設け、海側と陸側の水門を開閉することで防潮堤の内側と外側の水位を調節して船を通過させるとともに、街を水害から守っています。現在も年間約6千隻の船が尼ロックを通過します。
この「尼ロック」をはじめ、尼崎市内各地でロケが行われた映画「あまろっく」が公開されます(4月12日から兵庫県先行公開、4月19日全国公開)。
尼崎出身の中村和宏監督が撮影。江口のりこさん、中条あやみさん、笑福亭鶴瓶さんが家族を演じる、笑って泣いてロックに生きる「ご実家ムービー」だそうです。映画の中には、尼崎でおなじみの風景がたくさん登場するということで私も楽しみにしています。
3月号の県民だよりひょうご阪神南版では「尼ロック(尼崎閘門)」を特集しています。
皆さんも映画「あまろっく」、ぜひご覧くださいね。
詳しくは3月号の県民だよりひょうご阪神南版をご確認ください。
県民だよりひょうご(阪神南版)3月号(PDF:4,497KB)
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