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更新日:2021年11月16日

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ユニバーサル社会を実現するVol.2 誰もが生き生きと働ける環境づくり

県庁中庭で行われるマルシェで、授産商品の販売等を体験

高齢者や障害者などがそれぞれの技術や能力を役立て、生き生きと働ける社会は、「ユニバーサル社会」が描く一つの目標である。兵庫県はその実現のためのさまざまな支援や環境整備を行っており、誰もがより働きやすく、自立できる地域に向けて、取り組みを進めている。

令和2年6月1日現在、兵庫県における民間企業の障害者雇用率は2.21パーセントで、法定雇用率2.2パーセントを達成。法定雇用率達成企業割合は50.9パーセントと、全国平均48.6パーセントを上回っている。心身に障害があり、一般企業への就労が難しい人などが、福祉サービスを受けながら働く「福祉的就労」は、県内就労系の障害福祉サービス事業所の利用者は令和元年で16,471人。それぞれの状況に合わせた働き方を選ぶ人が増えている。

農業と福祉の協力で働きがいを生む

農業従事者の高齢化や後継者不足に悩む農業と、働く場所や機会を広げたい障害者福祉。この二つが協力した事業は「農福連携」と呼ばれる。障害者の農業分野での活躍を通じて、農業経営の発展とともに、障害者の自信ややりがいを創出し、社会参画の実現をめざす。兵庫県はこうした取り組みの促進を行っている。

障害福祉サービス事業所と農業者、両者の理解を図るためのネットワーク会議では、農作業の内容や演習について触れる一方で、知的障害、学習障害など、障害についての理解や支援、注意点などについて学ぶ。その上でどんな作業が可能か、どんな見守りが必要か意見交換し、マッチングを促している。

農業者向け研修会では、障害に対する理解促進に加え、障害者との適切なコミュニケーションや障害に応じた作業切り出しの方法などを学ぶ。また、農福連携の相談窓口にコーディネーターを配置して、農業者と福祉事業者のマッチングを促進している。

実際に農業の現場を知ってもらうために、インターンシップ事業として、ほ場で就農体験を行ったり、農福連携マルシェの開催、農福連携支援アドバイザーの派遣を実施。農業分野における障害者就労のモデルとなる障害福祉サービス事業所育成のため、農業の専門家による農業研修を開催するなどの支援を行っている。

農福連携セミナーの様子

在宅ワークや資格取得で、障害者雇用を促進

障害者が一人ひとりの技術や知識を生かして働ける場を広げるために、兵庫県は多様な形の勤務形態が選べるよう、環境整備を進めている。
新型コロナウイルス感染症流行下においても就業促進を図るため、ICTを活用して在宅で働く障害者と企業との連絡や業務の受委託を円滑にするシステムを支援したり、在宅ワークのスキルアップができるよう、研修を実施するなど、一人でも多くの人が切れ目なく働ける取り組みを行っている。

同時に、知的・精神障害者の、一般就労へのステップアップとして、特別支援学校高等部生や障害福祉サービス事業所利用者を対象にしたインターンシップも実施。必要な知識の習得や職業能力の向上を目指して、県庁や県庁2号館1階ロビー喫茶「ドリームカフェ」などで、実際の仕事を体験してもらうことで、一般就労を支援している。

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兵庫県庁2号館1階「ドリームカフェ」

商品の販売会「+NUKUMORIマルシェ」

実際にどんな現場で働けるか、どんな仕事をするのかを知ってもらうため、職業体験の機会も提供している。兵庫県を代表する観光地である有馬温泉・城崎温泉で行う「障害者インターンシップ事業」では、障害者が旅館などで「おもてなし」を学び、温泉地での業務を体験。障害者の職域を広げ、一般就労への移行を促している。

また、知的障害児とその保護者を対象に、キッザニア甲子園で職業体験事業を開催。学生ボランティアとの交流を図りながら、さまざまな職業を体験する取り組みも進めている。。

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福祉の現場で働きたい人のための支援

福祉・介護の仕事に興味を持つ人が、実際の職場の雰囲気や特色を知る場として、兵庫県は「福祉体験学習事業」を実施している。どんな分野が向いているか、どういう技術や知識が必要なのかを実際に見て、体験して理解を深め、適性探しや今後の就職活動につなげてもらおうと行っているもので、年齢や資格のあるなしに関係なく、福祉の仕事に興味がある人であれば誰でも参加できる。

福祉の仕事の職場体験

例えば、高齢者分野では特別養護老人ホームや介護老人保健施設、障害者分野では障害者支援施設、障害福祉サービス事業所などで実施している。他にも、児童分野では、児童養護施設や保育所などに実際に足を運び、体験できる。これから福祉の仕事を目指したい学生はもちろん、以前福祉・介護関係で働いていたが、ブランクがあり職場復帰に不安のある人、資格は取得したが実際に働いたことがない人にとっても、今の福祉や介護の現場を知る機会になっている。

福祉の仕事に興味がある人が参加できる職場体験学習事業

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