丹波布
江戸時代末期に始まる丹波布は、明治末ごろまでは「佐治木綿」と呼ばれ、綿から紡いだ手紡ぎ糸を縦横に用い、屑まゆから採った「つまみ糸」を横糸に交織させるため、通常の木綿布と風合いが異なっています。
藍、栗の皮、こぶな草などの植物染料を用いて染め上げた糸が織りなす縞や格子柄は、素朴な温かさを伝えてくれます。
丹波布は綿から糸を紡ぎ、手織りばたで織り上げるのが特徴で、現在ではこのような織物は織物は非常に珍しい存在となっています。
■指定年月日 平成5年3月19日
■製造者
丹波布技術保存会
■連絡先
丹波布伝承館
〒669-3803 丹波市青垣町西芦田541-1
電話:0795-80-5100 FAX:0795-80-5101