ホーム > 県政情報・統計(県政情報) > 県民局・県民センター情報 > 但馬県民局 > R2.11 局長メッセージ 但馬県民局長・小畑 由起夫(おばた ゆきお)

更新日:2020年12月23日

ここから本文です。

R2.11 局長メッセージ 但馬県民局長・小畑 由起夫(おばた ゆきお)

 新型コロナウイルスの新規感染者数は1週間平均20人前後で推移しています。一部ではクラスターも発生しています。依然として警戒が必要な状況が続いています。季節性インフルエンザとの同時流行の懸念もあります。飲酒を伴う懇親会等、大人数や長時間に及ぶ飲食、そしてマスクなしでの会話は感染リスクが高まるので特にご注意ください。

北近畿豊岡道延伸、松葉ガニ漁解禁

 11月1日、北近畿豊岡自動車道「日高豊岡南道路(日高神鍋高原IC~但馬空港IC)」が開通しました。北近畿豊岡自動車道は、但馬地域と京阪神都市圏を直結し、地域の活性化を支援する道路です。但馬の重要な産業である観光や産業振興に交通アクセスの向上は欠かせません。但馬で生産された商品が京阪神などの消費地に届くのも、全国の人々が但馬を訪れるのも交通基盤の整備は欠かすことはできません。人の流れ、物の流れが大動脈の開通で活発化すると期待しています。
 また、但馬で暮らす人びとの安全で安心な生活にも道路ネットワークは欠かせません。災害時の交通手段としても重要な道路です。円山川は平成16年の台風23号をはじめ幾度となく氾濫が起こり、主要道路が浸水し通行止めになるなど市民生活に多大な影響を及ぼしてきました。今回開通した道路は、標高の高い位置を通過しているため水害の影響は受けにくく、災害時の緊急輸送道路としての役割も担うことになります。また第3次救急医療機関である豊岡病院へのアクセスも向上し、救急搬送時間の短縮により1人でも多くの人の命が助かることを願っています。

北近畿豊岡自動車道1 北近畿豊岡自動車道2

 11月6日にはズワイガニ漁が解禁されます。兵庫県はズワイガニの漁獲量が日本一です。但馬では漁港ごとにブランド化され互いに競い合うことで、競争力をつけてきました。
 しかしながら、他県との競争が激しくなってきたため、個別のブランドは残したまま共同してPRするため「但馬産松葉ガニ」のロゴマークを作成し、全国的にアピールしていくこととなりました。
 北近畿豊岡自動車道の延伸で日本海沿岸へのアクセスが向上し、但馬を訪れる人が増えるとともに、「但馬産松葉ガニ」が全国の人びとにたくさん味わってもらえるよう期待しています。

但馬産松葉ガニのロゴマーク

芸術文化観光専門職大学の開学決定

 芸術文化観光専門職大学の来年4月の開学が決まりました。芸術文化と観光の双方の視点を生かして地域活力を創出する専門職業人を育てるとともに但馬の様々な施設や企業で実習を行うなど地域との密接度が高いのが特徴です。
 国公立大学では初めて、演劇を本格的に学び、これを基礎に芸術文化・観光分野で地域を活性化する大学です。学内に220人規模の劇場が設置され、1年次には演劇手法を用いて「心を動かす対話的コミュニケーション能力」を培う演習を履修するなどこれまでの大学になかった特色を有しています。
 また地域リサーチ&イノベーションセンター(仮称)が設置され、地域と一緒に課題解決の研究も行われます。
 学長予定者である平田オリザ氏は「大学を中心として豊岡や但馬がアジアの芸術文化の拠点となることをめざす」とされており、豊岡演劇祭で芽生えた芸術文化を専門職大学が大きな花を咲かせるとともに、但馬地域の重要産業である観光の活性化に貢献する人材が豊岡から日本中に広がることを期待しています。

山陰海岸ジオパークトレイル

 鳥取から京丹後まで自然に親しみながら歩く「山陰海岸ジオパークトレイル」が今年2月にコース設定が完了しました。全長230km、27コースの日本で3番目に長いトレイルです。
 その完成記念イベントの入門ウォークイベントが10月31日新温泉町で開催され、参加してきました。約40人の参加者を2班に分け、20人ずつでの実施となりました。諸寄漁港をスタートし城山に登り、矢城ヶ鼻灯台まで歩き、浜坂県民サンビーチがゴールとなる約6.5kmのコースを約2時間半歩きました。当日は好天に恵まれ、地元のボランティアガイドの方の地質や植物の解説もあり、ジオパークの楽しみ方もご理解いただけたのではないでしょうか。
 ジオパークでは、11月30日までポイント獲得ウォークを実施中です。全部で27コースありますが、それぞれのコースを歩くとコースの難易度に応じて1~4ポイントがもらえます。1ポイントは100円の金券として道の駅や飲食店をはじめ約70店舗の協賛施設で利用できます。ぜひこの機会にジオパークを歩いて体感してみてください。
 ※詳しくは、「山陰海岸ジオパークトレイル」を検索

 ジオトレイル写真 ジオトレイルチラシ

但馬文教府ふるさと交流館

 10月16日、但馬文教府のふるさと交流館のオープニングイベントが開催されました。
但馬文教府は、芸術文化、環境、福祉など豊かな人生を送るための生涯学習、地域づくり活動やボランティア活動など、成熟社会にふさわしいライフスタイルの創造を支援しています。また高齢者大学「みてやま学園」の運営を通じて学習の機会を提供することにより、高齢者の生きがいづくりを支援しています。
 当日は主催者あいさつの後、但馬舞踊協会の皆さんによる日本舞踊の披露があり、続いて但馬観光協議会から「たじま観光大使」に委嘱されている河合美智子さんと峯村純一さんによる「人生をコメディに~視点を変えると幸せがやってくる~」と題した記念講演が行われました。高齢者大学の皆さんも講演途中からコントに参加して記念式典を盛り上げていただきました。

 

 (但馬県民局長 小畑 由起夫)

 

お問い合わせ

部署名:但馬県民局 総務企画室

電話:0796-26-3603

FAX:0796-24-3211

Eメール:tajimasom@pref.hyogo.lg.jp