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オミクロン株の猛威が止まりません。私は医療従事者ではありませんし、統計に長けている訳でもありませんので、今後どのように収束していくのかについて見通すことはできません。
ただ、明けない夜はありませんし、春の来ない冬もありません。
皆様方も、マスクの適切な着用等、基本的な感染対策を心がけて頂き、コロナ禍に負けない毎日をお過ごしください。
この基本的な対策ですが、私が子供の頃、母親からよく言われていたことを思い出します。「外から帰ってきたら、手を洗いなさい。」、「食事中は、おしゃべりをしてはダメ。」等々。
母親は昭和10年生まれなので、スペイン風邪の猛威は知らないはずですが、このパンデミックを踏まえた対策は息づいていたようです。
ちなみに、日本の水道水は殺菌効果が高く、コロナ対策としても有効だと言われています。
具体に申し上げますと、水道法では残留塩素濃度0.1mg/ℓ以上を保持することを義務づけており、手洗い、うがいを水道水で行うことがコロナ対策になります。(もちろん、せっけん等での手洗いの方が効果は大です。)
但馬地域は、豊岡町の上水道建設にも尽力された鉱山王 中江種造翁を輩出した土地柄でもあります。
母親の小言と但馬の将来を見通した先人の偉業に感謝しつつ、近づく朝を、そして間近に迫った春を待ちたいと思っています。
(但馬県民局長 登日 幸治)
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