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それは依存症かもしれません。
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更新日:2025年12月22日
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依存症は誰でもなりえる病気です。
依存症について正しい知識を身に着け、ご自身はもちろんのこと、家族や周囲の人で依存症かも?と思われる方に対して適切な対応をとれるようにしましょう。
依存症とは、特定の物質の使用や行動をコントロールできなくなる病気です。
依存症になると、日常生活や心身の健康、大切な人間関係に問題が起こっているにもかかわらず、依存しているものや行動をやめることがむずかしくなります。
依存対象としては、お酒(アルコール)やギャンブル、タバコ(ニコチン)、カフェイン、薬物、買物(ショッピング)などがあり、さらに近年はゲームやインターネット、SNS(ソーシャルメディア)、市販の医薬品などに対する依存も増加しており、社会問題になっています。

依存症は、特別な人だけがなる病気ではありません。依存症の原因が「意志の弱さ」と思っている人がたくさんいるのですが、それは誤解です。
依存性のある物質を使い続けたり、ギャンブルやゲームなどの依存性のある行動を続けていると、誰でも依存症になる可能性があります。
性別、性格、学校の成績、運動ができるかどうか、何の仕事をしているかなどは関係なく、依存性のある物質を使い続けたり、依存性のある行動を繰り返すことで、脳やこころ、身体の機能が変わってしまうからです。
依存症は、さまざまなサポートにより回復することができます。
相談機関や医療機関など、回復に必要なサポートをしてくれるところがあります。

まずは、依存症について正しい知識を身に付け、しっかりと理解する事が大切です。
そして、違法な薬物は使わず、医薬品を本来とは異なる目的や使い方で使わないようにしましょう。
また、悩み事やストレスを解消するために、お酒を飲んだり、薬物を使ったり、ゲームやギャンブル等をしないようにしましょう。
スマホやゲームは時間や使い方のルールを守って使いましょう。また、スマホやゲームから離れて活動をする時間を意識してつくりましょう。
それから、生活や人間関係を豊かにするような楽しみや趣味、生きがいをみつけるということも大切です。熱中していたことや打ち込んでいたものがなくなった時に、ゲームなどにはまってしまう人もいるので、はまりすぎないように気をつけた方がよいかもしれません。
そして、何かに困ったり、悩んだりしたときには誰かに相談する、ということも、とても大切です。

家族や知り合い、身近な人の様子がいつもと違うと感じたら、「何かあったの?」と声をかけてみましょう。もし、相手が話したくない様子だったら、「困ったことがあったら、いつでも相談してね」と、話したくなった時に話ができるよう、近くでそっと見守ることも大切です。
もし、心配なことがあるなら信頼できる知り合いや家族に相談してみましょう。誰かに話すことで、気持ちが楽になったり、対応方法がみつかるかもしれません。何を相談したらいいかわからなくても、話すことが大事です。相性もありますので、話しやすい、一緒に考えてくれる人を見つけましょう。
知り合いや家族に相談しにくいという人は、公的な相談窓口や支援機関もあります。また、匿名の電話相談やSNSで相談することもできます。