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更新日:2024年4月5日

ひょうご県議会だより高校生web版

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播磨科学公園都市に活気を!

兵庫県立大学附属高校/かえるのたまご

取材記事

私が通う高校周辺をもっと魅力ある場所にしてほしいと4人の議員さんに言ってみた!

兵庫県南西部に位置する上郡町にある播磨科学公園都市。そこには県立大学・附属中・高校や様々な研究施設があるが、公共交通機関の本数やスーパー等のお店の数が少なく生活利便性は良いとはいえません。そんな現状の課題を解決するには、また播磨科学公園都市に人を呼び込むためには、どのような取り組みが必要かを知るために、当該地域周辺選出の県議会議員4名の方(長岡壯壽さん・富山恵二さん・松井重樹さん・山口晋平さん)にインタビューを行いました。

播磨科学公園都市のこれからをどう考えればいいのか。

Spring-8などの研究施設が数多くある播磨科学公園都市は1997年に播磨テクノポリス計画によって作られました。しかし、約25年たった今、当初の計画よりも居住者が増えず研究施設や企業が点在するという現状になっています。また、小売店の数が少なく買い物には山を下る必要があり、光都(Spring-8)方面への交通手段であるバスも運行本数の見直しが頻繁に行われており、生活利便性の低下が加速していく恐れがあります。

播磨科学公園都市の画像

― 住宅用地が当初の計画通りになっていない現状について、どう思われますか。

都市計画は社会情勢や生活スタイルの変化によって大きく左右されるため、その時代に合った、また将来を見据えた取り組みを行って行くことが必要なんです。現在行っている取り組みとしては居住者をすぐに増やすのではなく、昼間人口(通勤・通学者などの他地域からの来訪者)を増やすキャンペーンを行っています。

― 公共交通機関の運行本数減少&JR相生駅での電車との接続が悪いことについては?

公共交通機関を運行する会社もコロナの影響に加え、運転手不足や燃料費高騰などのあらゆる社会問題によって経営が苦しい状況。行政としても補助金などで多くの支援を行っているが、根本の利用者がコロナ前まで戻っていないという現状もあるため、運行本数減少は今の状況下では致し方ない部分もあります。

私はこの2つの質問から、街づくりや街を支えるサービスは常に変化の中にあるのだと感じました。また、以前から計画されていたものもその時代によってニーズが変わっていくために、その時代に適したものに計画を変更していく柔軟性が必要であるとも思いました。

インタビューで感じた議会の役割と自分のこれから

「これからはあなたたちの時代だから、あなたたちの考えによって街づくりの方針などを決めていってほしい」という言葉も議員の方からありました。今、私たちは学生という立場のため直接社会を変える行動を起こすということは難しいです。でも私自身としては、今回の取材企画を通して、改めて私政治への関心を持つことへの大切さや行政の取り組みについて知ることができたので、同級生をはじめ様々な人に議会・政治についての話を積極的にしていこうと思います。そのためにも、次年度以降も今回のような高校生取材企画のみならず、定期的な(月1回程度)県内各地の高校生との意見交換をぜひ実施していただきたいです。「これからは私たちの時代」。ぜひ、もっともっと若者の意見を積極的に取り入れていただければと思います。

インタビューの画像

(ちなみに)私が考える播磨科学公園都市の来訪者を増やすための具体案

・都市部で生活する人たちが週末に気軽にリフレッシュできるようなログハウスなどの施設をつくる。
<メリット>
・夜に視界いっぱいに広がる満天の星空を眺めることができる。
・平日にたまったストレスを周辺に広がる緑によって発散することができる。
※グランピングなどの華美な宿泊目的の施設ではなく、リフレッシュ目的の施設にする。

お問い合わせ

部署名:兵庫県議会事務局 調査課

電話:078-362-9404

FAX:078-362-9031