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主食・副菜・主菜・乳製品・果物の5つのグループをバランスよく食べましょう。1日3食食べることは、1日に必要なエネルギーや栄養素を摂ることにつながります。過不足や偏りのない食事のために1日3食食べましょう!
とくに、赤血球やDNAなどの生成に必要なビタミン「葉酸」は、妊娠前から妊娠初期にかけて、しっかり摂ることで、赤ちゃんの神経管閉鎖障害の予防につながります。
妊娠を希望する女性は緑黄色野菜を積極的に摂取し、不足する分については、サプリメントも上手に活用しながらしっかり葉酸を摂取しましょう。サプリメントや食品中で補足する葉酸としては、1日400μg摂取することが望まれます。
【図:栄養バランスの参考】
小学校や中学校で食べていた給食は、とてもバランスがいいので、参考にしてみよう。
【図:食事バランスガイド】
朝ご飯は主食だけになりがち。
主菜副菜を取り入れよう
1日の食事の中で果物を食べる機会を作ろう
日頃の選択に気をつけよう
色とりどり、色んな種類で作られているか見てみよう
「ま・ご・は(わ)・や・さ・し・い・よ」と覚えよう
ちょうどよいバランスの食生活/農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/wakaisedai/attach/pdf/balance-8.pdf
健康ひょうご21県民運動ポータルサイト
個人差や環境にもよりますが、理想的な睡眠時間は6~8時間。良質な睡眠を目指して心身ともにリフレッシュしましょう。
【図:良質な睡眠のポイント】
眠りと目覚めのメリハリをつけて自律神経のバランスを整える
平日も休日も同じ時間に寝て起きることで体内時計のリズムを保つ
日中の運動や就寝前のストレッチで成長ホルモンを多く分泌させ深い眠りを助ける
寝室の室温や照明の明るさなど心地よい環境づくりをする
e健康づくりネット「睡眠」/厚生労働省
https://e-kennet.mhlw.go.jp/tools_sleep/
プレコンセプションケアでは、息がはずみ、汗をかく程度の運動を1週間に150分行うことが推奨されています。まずは、運動を習慣にすることが大切です。
早歩きやお家ヨガ、テレビ体操、筋トレなど自分がチャレンジできそうな運動を取り入れてみましょう。
お家で気軽に楽しくできる「プラス10超リフレッシュ体操」というものもあります。
煙草に含まれるニコチンは依存性の高い有害物質。血流を悪くし、十分なホルモンや栄養の運搬を妨げます。身体の酸化の原因にもなるため、酸化ストレスに弱い精子や卵子を失活させ不妊につながります。特に妊娠中の喫煙や受動喫煙は流産、早産、周産期死亡、低体重を引き起こす可能性があります。赤ちゃんが生まれた後も乳幼児突然死症候群のリスク因子となるなど、その影響はきわめて広範囲です。WHOは妊娠中のタバコ類の使用はリスクがあるとしています。
また、過度なアルコール摂取は精子の数・運動率・量等の減少につながり不妊の原因となります。「この量なら大丈夫」というものは確立していませんので、妊娠を考えたときからアルコールは控えるようにしましょう。妊娠中の飲酒による胎児への影響としては、胎児性アルコール症候群があります。妊娠初期に発症すると目や鼻などの奇形、妊娠中期では胎児の発育不全や中枢神経障害がみられると言われています。このほか、発育の遅れ、精神遅滞、多動症などが現れることもあります。
妊娠中は禁煙・禁酒をしよう
【図1:喫煙のリスク】
女性
赤ちゃん
男性
【図2: 妊娠中の飲酒のリスク】
妊娠中の飲酒は
につながります
近年不妊の原因として注目されているひとつが、私たちの身の回りにある化学物質。これらの化学物質は、プラスチック製品や化粧品、食品の包装など日常生活で無意識に接しているものばかりですが、日常生活を豊かにする一方で、身体に取り込むこと(吸入・経口・経皮等)により、発がんや呼吸器疾患、皮膚疾患、不妊や生まれてくる子どもへの悪影響などを引き起こす可能性も指摘されています。
【化学物質への対応策は?】
化学物質は私たちの暮らしを豊かにしてくれるものもあるよ!でも、妊娠を考えた時には避けたほうが良いものもあるんだ
習慣を変える、未来に備える あなたが決める、お酒のたしなみ方/厚生労働省
子どもの健康と環境に関する全国調査「エコチル調査」/環境省