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更新日:2011年8月8日

東日本大震災被災地取材(6月13日~16日)

 平成23年6月13日から16日にかけて、現場の状況を肌で感じレポートするため、県広報課の取材班が被災地に赴きました。その取材の内容についてご紹介します。

 県民情報番組「ひょうごワイワイ」で放送された特集「東日本大震災 被災地から(前・後編)」 を、兵庫県インターネット放送局「ひょうごチャンネル」で動画配信していますので、ぜひご覧ください。


 また、広報誌「県民だよりひょうご7月号、8月号」、季刊グラフ誌「ニューひょうご ごこく 夏号」でも特集でご紹介しています。

6月13日

 宮城県大河原土木事務所に中長期派遣されている総合土木職の職員4名は、亘理町内で町道の路面復旧業務を行っています。図面を元に町道の破損箇所を一つひとつ確認してまわっています。派遣職員の兵庫県道路企画課安井主査は「普通では携われない仕事。技術職としてこのような支援が出来て光栄です」と話しています。被災地の復興は、こうした地道な作業の積み重ねで成り立っています。大河原土木事務所の久保田所長は「派遣職員とのコミュニケーションを大事にし、阪神・淡路大震災からの復旧・復興のノウハウなどを教えてほしい」と話していました。東日本大震災からの災害復旧業務に従事することで、兵庫県の派遣職員にとっても、将来の災害に備えた大きな経験となるはずです。

町道の破損箇所を確認する派遣職員

6月14日

 津波被害の大きかった南三陸町を訪れたところ、あまりの津波被害の光景に言葉を失いました。ガレキの処理が進んでいる場所もありますが、予想以上に多くの場所でまだガレキが散乱しています。

ガレキの散乱している志津川地区

 南三陸町に6月から来年3月末まで派遣されている兵庫県都市政策課松浦課長補佐は、町建設課で業務を行っています。8月までは仮設住宅の建設・入居を進め、それ以降はまちづくりのための復興計画策定に携わる予定です。松浦課長補佐は震災発生直後にも一度南三陸町に派遣されており、今回が2回目の派遣です。「第2のふるさとを復興させる思いで頑張りたい」と話しています。

仮設住宅現場にて話す松浦課長補佐

 関西広域連合の南三陸町支援本部の一員として派遣されている加西市税務課三船係長は、南三陸町の仮設庁舎内で、被災者の生活再建を支えるために生活再建支援金や義援金の申請窓口業務を行っています。三船係長は「住民の皆さんは感情を表に出さず冷静に対応されています」と印象を語っています。

窓口にて申請者に応対する加西市の三船係長

 兵庫県内のラジオ局の協力により開設されたコミュニティFMの南三陸災害エフエムは、町内に行政情報や明るい音楽を届けています。リスナーからの反応も徐々に増えてきたようです。「今後は避難所の声などリアルタイムな情報を届けていきたい」とスタッフリーダーの工藤さん。地域に密着した情報を提供することで町の復興を支えています。

南三陸災害エフエムの放送風景

6月15日

 南三陸町支援本部では、兵庫県や加東市、西脇市の保健師が活躍。スムーズに避難所を巡回するために、手書き情報が書き込まれた地図を広げ、打合せをしています。

訪問前の打合せを行う保健師

 関西広域連合・石巻市支援本部では、毎朝、支援活動をより円滑に行えるように、ミーティングを開いています。鳥取県、徳島県の職員も交え、当日の活動予定をはじめ情報・意見交換が行われています。

朝のミーティングを行う石巻市支援本部

 関西広域連合・石巻市支援本部では、週に2回、市町派遣職員を交えたミーティングも行われています。市町派遣職員からは「何でもやるので役割に関わらず指示をどんどん出してほしい」と要望が出るなど、活発な意見交換がされ、支援活動につなげています。

石巻支援本部における市町派遣職員を交えたミーティング

 石巻市内の水産加工場の多い地域では、魚介類の腐敗臭やヘドロ臭がかなり酷い状況でした。被災者も臭いに悩まされています。壊滅的被害を受けた地域には「がんばろう!石巻」と書かれた看板、地面には「復興するぞ!」の文字。

石巻市内の様子

 石巻市支援本部では兵庫県や加西市の保健師が避難者の健康管理支援のため避難所を巡回しています。湊中学校では、38名の避難者が現在も生活していますが、ようやくもうすぐ電気が使えるようになるようです。被災者の心情に配慮しながら、穏やかに丁寧に、しかし笑顔と明るい声を絶やさずに話をして被災者の健康状況などを聞き取っています。

保健師による被災者への聞き取りの様子

 仮設住宅の建設現場となっている石巻市の新栄東公園で、兵庫県の応援職員が宮城県職員とともに仮設住宅の完了検査を行っています。手すりが重みに耐えられるかなど入居者目線での検査を心がけています。兵庫県営繕課國分主査は「コミュニティを大事にし住民同士が手をとりあって復興していってほしい」と今後の願いを語っています。

仮設住宅の完了検査を行う國分主査

 加東市や播州節句人形鯉幟組合が寄贈した鯉のぼりが石巻市役所に掲げられています。鯉のぼりには、「微力ながら応援に行きます。待っててください!!」など加東市内の小中高大学生のメッセージが添えられています。

石巻市役所内に掲げられた加東市からの鯉のぼり

 石巻市の山下中学校では、現地支援本部の一員として宍粟市職員3名が避難所の運営支援を行っています。食事の準備や物資の運搬、生活者の要望をきいてまわるなど様々な支援をしています。宍粟市農業委員会田路副課長は「宍粟市も豪雨災害で被災した際に支援していただいた経験があるので少しでも恩返しできれば」と話しています。

山下中学校(避難所)の様子

 長期派遣されている姫路市建築指導課岩崎係長は石巻市建築課で市営住宅の改修や仮設住宅の運営に従事しています。住民の来庁も多く賑やかな職場のようです。岩崎係長は「この地域に応じた仕事の仕方をしなければならない。自分ひとりでは何も出来ないので、まわりとの人間関係を大事にしていきたい」と話しています。

石巻市に派遣されている姫路市の岩崎係長

 兵庫県立山の学校の生徒が避難者向けに手作りした表札が石巻市の稲井小学校に届きました。早速、表札に避難者の名前を書き込み、生活スペースに掲げました。表札を搬送した佐用町職員は「早く自分の家などに表札を掲げてほしい」と思いを話しています。

避難所に掲げられた表札

6月16日

 兵庫県ボランティアのバスが運んだ「コウノトリの箱庭」が東松島市の大曲市民センターに贈られました。「コウノトリの箱庭」は豊岡市のNPOが被災者の心の癒しとなるようにと制作したもので、同センターや避難所に設置されます。

大曲市民センターに贈られた「コウノトリの箱庭」

 ひょうごボランタリープラザが募集した兵庫県ボランティア78名が、東松島市内でボランティア作業を行いました。この日は側溝から泥を掻き出し土嚢袋に詰めていく作業です。参加者の一人は「阪神・淡路大震災を経験しているので、必ず来ようと思っていた」と話しています。

側溝の泥だし作業を行う兵庫県ボランティア

 兵庫県の総合土木職の職員2名が宮城県仙台地方振興事務所に派遣されています。現在はガレキの撤去や応急復旧工事などをしており、7月からは漁港復旧工事の災害査定が始まります。同事務所では兵庫県の阪神・淡路大震災時の漁港復旧事例を業務の参考としているようですが、兵庫県漁港課松村主査は「兵庫県に戻ったら宮城県で経験した津波対策を伝えたい」と話しています。

塩釜港の被害箇所を確認する派遣職員


お問い合わせ

部署名:企画県民部知事室広報課

電話:078-362-3020

FAX:078-362-3903

Eメール:kouhouka1@pref.hyogo.lg.jp