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6月になりました。これから本格的な梅雨の季節を迎えます。
ここ数年、線状降水帯の発生等に起因する集中豪雨により、毎年のように全国各地で甚大な被害が発生しています。気象観測・予報システムも日々進化していますが、災害を完全に予測することはできないため、私たち一人ひとりの日頃の備えが大切です。ちなみに5月27日から線状降水帯の予測が府県単位となりました。
兵庫県では、洪水や土砂災害、高潮、津波等における被害予測が地図上に表示される「兵庫県CGハザードマップ」を作成していますので、いざという時に的確な行動がとれるよう備えていただければと思います。
また、県ホームページでは、河川や水門のライブカメラの静止画も掲載(10分おきに更新)していますので、増水時の状況確認などにお役立てください。
兵庫県河川ライブカメラシステム リンク(外部サイトへリンク)
防災にまつわることをもう一つ。
東播磨は全国有数のため池密集地域ですが、ため池を活用した治水対策も行われています。本来ため池は、降水量が少ない地域において、農業用水の安定的な供給を図るためにつくられたものですが、雨水を一時的に貯留することで、河川等の急激な増水を抑え、浸水被害を軽減しています。
なお、ため池の歴史は古く、県内最古の記録が残る天満大池(稲美町)の原型は1300年以上前につくられたそうです。
このように、古くから私たちの生活に密接なつながりがあるため池を、地域の財産として、守り・活かし・次世代へ継承するため、当県民局では「いなみ野ため池ミュージアム」という取組みを展開しています。
2025大阪・関西万博に向け、“ため池のある水辺空間”を「ひょうごフィールドパビリオン」として磨くとともに、SUP体験教室やため池巡りロゲイニングの開催も予定していますので、皆さんもぜひいなみ野に来て、見て、体験してください!
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