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9月になりましたが、まだまだ暑い日が続いていますね。今年は残暑が厳しく、秋の訪れも遅くなるそうです。今月は「防災の日」「防災週間」から始まり、月末には「結核予防週間」がありますので、安全と健康について考える機会にしていただければと思います。
●9月1日は「防災の日」、8月30日~9月5日は「防災週間」です。
さる8月8日に宮崎県日向灘を震源とするM7.1の地震が発生し、気象庁から「南海トラフ地震臨時情報」が発表されました。2019年の運用開始以降、初めて発表されたということもあり、驚かれた方も多かったのではないでしょうか。いつ、どこで起こるか分からない災害に対して、普段から備えておく必要性を再認識させられました。
そこで今月は、皆さんにいま一度、災害への備えを考えていただくため、ご家庭でできる災害への備えについてお伝えしたいと思います。
まず食料についてですが、最低でも3日分、ライフラインの復旧が遅れる可能性なども考えると1週間分程度備蓄することが望ましいとされています。たとえば、水は1日1人あたり3リットル必要といわれています。先月の臨時情報発表直後には、水やパックごはんなどを買い求める人が増え、品薄になったスーパーなどもあったようです。万一の事態に備え、普段の食料品を少し多めに買い置きし、消費した分を補充するローリングストック法により、日頃から食料品の備蓄をしておくことが推奨されています。
次に、室内の安全対策ですが、ご家庭や職場で、家具や機材が固定されているか確認しましょう。単に倒れるかどうかだけではなく、「うごく」「こわれる」「とぶ」「おちる」「われる」の視点から見直してみてください。たとえば、キャスターが付いているピアノが思わぬ速度で移動したり、落下物によってガラスが割れたりすることによる被害も考えられます。
最後は、避難についてです。
自宅・職場はもちろん、出張先や旅先など初めて行く場所でも、津波や洪水、土砂災害が発生したらどうなるか、ハザードマップなどで事前に確認し、避難場所やその経路を把握するよう心がけてください。兵庫県C.Gハザードマップ(自然対策情報ポータルサイト)(外部サイトへリンク)には、各市町の指定避難場所や防災に関する各種情報も掲載されていますので、ぜひご活用ください。
なお、以上の備えに関する情報は県ホームページでも確認いただけます。具体的に準備しておきたい食料や簡易トイレなどの生活必需品についても、こちらのページも参考にしていただければと思います。
●9月24日~30日は「結核予防週間」です。
結核というと、過去の病気というイメージを持たれる方もいるかと思いますが、東播磨地域では、毎年、高齢者を中心に約70人が結核を発症しています。年1回、定期健診等で胸部エックス線検査を受けることが早期発見・治療のために非常に重要です。また、結核の初期症状は風邪に似ています。2週間以上、咳、微熱、身体のだるさが続く場合は早めに医療機関を受診しましょう。
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