ホーム > 健康・医療・福祉 > 健康 > 歯の健康 > 歯・口腔からのアプローチによる認知症の人のQOL向上事業

更新日:2022年5月10日

ここから本文です。

歯・口腔からのアプローチによる認知症の人のQOL向上事業

認知症の人は、口腔内の問題を自ら訴えることは少なく、日常的に介護を行っている家族や介護者でさえもその変化に気がつくことが困難です。また、中等度以上の認知症の人は歯科外来の受診に困難をきたすことが多く、適切な時期に効果的な歯科専門職の介入が行えず、歯の喪失や歯周病、またその結果として肺炎につながるリスクが高いと言われています。

そこで、認知症の人へ早期から口腔ケア・義歯調整等を実施できる歯科医師・歯科衛生士を育成し、さらには、介護保険施設等の職員の口腔管理に対する意識・技術を向上させることで、食の楽しみや職員とのコミュニケーションを通じて、QOLの改善を目指しています。

本事業の中では、個々の対象者に健診結果に基づき、兵庫県と兵庫県歯科衛生士会で作成した「認知症の人のお口元気度アップ(口腔機能向上)プログラム」を提供しています。

事業概要

  1. 郡市区歯科医師会および施設に対する事業説明会
  2. 施設職員に対する口腔ケア研修会
  3. 入所者の歯科健診および入所者への専門的口腔ケア(個別プログラムの提供含む)
  4. 報告書の作成

歯・口腔からのアプローチによる認知症の人のQOL向上事業認知症フロー図

 

お口元気度アップ(口腔機能向上)プログラムについて

平成27年度に兵庫県歯科医師会・歯科衛生士会の協力を得て、歯科健診結果に基づいたオーダーメイドの口腔機能向上プログラム

「認知症の人のお口元気度アップ(口腔機能向上)プログラム」(PDF:293KB)を作成しました。

本プログラムは、歯科健診結果に基づき歯科専門職が作成し、ご本人および施設職員等が日常生活の中で実施できるよう、定期的に施設に出向き、プログラムに関する口腔保健指導を行っています。

認知症個別プログラム

本プログラムの作成基準については、認知症の人のお口元気度アップ(口腔機能向上)プログラム作成基準(PDF:165KB)をご確認にください。

事業協力施設について

下記の介護保険施設において、事業協力していただきました。日々の業務でお忙しい中、ご協力いただきありがとうございました。

【27年度】

【28年度】

【29年度】

今年度も引き続き実施予定です。

報告書

本事業の成果を報告書としてまとめましたので、下記に掲載します。

(主に27年度の実施結果をまとめています。)

表紙・目次(PDF:590KB)

本文(PDF:6,902KB)

様式(PDF:4,024KB)

裏表紙(PDF:467KB)

  •  

お問い合わせ

部署名:保健医療部 健康増進課 歯科口腔保健班

電話:078-362-9109

FAX:078-362-3913

Eメール:kenkouzoushinka@pref.hyogo.lg.jp